本誌では、ミドルエイジの男性が選択するファッションによって変化した人生について、特集されている。メンズファッションはレディースファッションと比べ、わりとシンプルであり、デザイン性も偏ったものが多く見られる。それは逆にちょっとしたポイントを意識するだけで一瞬にしてその人の印象を変えることができるということだ。
特にビジネスシーンなど日常の大半の時間をスーツやユニフォームで過ごしていると、それ以外の時間に着るカジュアルファッションの選択が難しくなるそうだ。そのため、カジュアルな場でもスーツを着たり、もしくは部屋着のような服装で出かけてしまい、知らない間に色々なチャンスを逃すという。しかし、問題はどのようにしたら自分に合った服装を選択できるのかということ。
そのような人には、本誌で紹介されているようなイメージコンサルタントなどプロにお願いするというのも一つの選択肢である。なぜなら、元々身なりに無頓着な人が改めて学び、自らコーディネートするのはなかなかハードルが高く、似合っているのかどうかの判断も難しい。かといって全身ブランドものを身に付けたり、流行を追いかけたとしても、自分の意図とは全く異なる印象になりかねないからだ。
また、今ではアイテムが豊富なファストファッションやカジュアルに着られるイージーオーダーのスーツでも着心地が良く、手入れも簡単なものが揃っているので、プロから基礎的なコーディネートを学んだだけでも、別人のように印象が変わり、相乗効果により仕事も増えたそうだ。
ミドルエイジになってくると、よく自分の年齢や老化、また、残りの人生を気にし出す人が多いが、それは単に自分の思い込みであって、何歳であったとしても全く気にする必要はない。その証拠に世界では年齢をいちいち気にしている人は非常に少ない。自分の人生、何歳であったとしても自分の望んだように生きれば、自ずと似通った考えの人たちが集まり、より心地よい日々が送れるようになるはずだ。