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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】ヘルマンヘッセが描く悟りに至る物語『シッダールタ』 

タイトルからもお察しの通り、シッダールタとは釈尊の出家以前の名前である。
主人公は良い家庭へ生まれ、不自由なく生きていましたが、ふと目に入った修行僧へ興味を持ち、家を出ます。

その後苦行を重ねて、誰からも師と崇められる人と会い、教えを受けても自分の探すものが見つかりません。そして旅へ出て、欲に溺れ、生きがいを見つけるも、それは離れていきます。苦労に苦労を重ねた結果、シッダールタは最後に悟りに至ります。

果たして悟りとは何だったのか?人によって解釈が違うと思ったこの結末には、人間にフォーカスした生き方の深さを感じます。ヘッセの芸術の一つの頂点として有名な本ですので、読む価値はありますよ。

著者 :ヘルマンヘッセ
出版社:新潮社
出版日:1959年5月4日