HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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ライター:yoshimo

【書評】私はこの病を宝だと思っている『不登校だった私が売れっ子Webライターになれた仕事術』

著者の山口恵理香氏は14歳の時にいじめが原因で適応障害と診断され引きこもり生活になります。大学卒業後も就職はしますが3ヶ月で退職してしまいます。本書は適応障害を抱えながらWebライターという職と出会いフリーランスとして生きていく著者の物語になり…

【書評】日大医学部進学まで3浪『熱く生きる』

2012年の2月、天皇陛下の心臓手術が行われる。陸下は、『狭心症』心臓に栄養を送る血管である冠動脈3本のうち、2本の血管の狭窄されていた。動脈硬化によって血管が詰まったり狭くなったりすると、心臓の筋肉には必要な栄養や酸素が届かなくなる。執刀医は冠…

【書評】帝愛出版、比類なきマネジメントの聖書『中間管理録トネガワ』

“中間管理録トネガワ” この作品が本作でありカイジこそがスピンオフでは無いかと思わせられる。 そもそも中間管理職とは組織のマネジメント、適切な労働環境の確保、人材育成の3つの役割を担う企業の成長に必須の人材になり、具体的には課長、係長に相当す…

【書評】動くことが大事。そんなこと分かっているんです。でも動けないんです。『0秒で動け』

「人生には限りがある。」、「迷っている暇などない。すぐ行動しろ!」そんなこと頭ではわかっています。それでも動けないんです。これは本書のはじめにの一文です。なんて親近感を感じる言葉でしょうか。 著者の伊藤洋一氏は、Yahoo!アカデミアの学長やビジ…

【書評】最初はみんなレベル1!『マンガ版「好き」を仕事にして生きる』

“みんな気付いているだろう。人口も経済も右肩上がりの時代は終焉した。大手企業だって何千人単位でリストラすることだってあれば会社自体がつぶれたり、吸収されたりすることもある。” コロナの影響で様々な社会問題が起きていますが、振り返るとリスクヘッ…

【書評】一生楽しく暮らす準備とは?『好きなことだけして一生お金に困らない』

読者の皆さんはお金に関して何か思うことはありますか?もし「いつもお金が無い」状態ならこのような理由が挙げられます。① 無駄遣いが多い。② 「お金が無い」が口癖③ お金を増やすための努力をしていない④ なんだかんだ言っても、現状に満足している⑤ 行動…

【書評】3カ月で電撃結婚するための4ステップ?男心の翻訳機『秘密のメス力LESSON』

本書のタイトルは“メス力”とかなり刺激的になっていますが、内容もそのタイトル通りになっています。(笑)著者の神崎メリさんは恋愛コラムニストであり、ご自身でも離婚、再婚、出産と様々な経験をしてきています。他の恋愛心理学本との違いは著者の体験の…

【書評】不器用に生まれてよかった。『凡人の強み』

野村再生工場。他球団でまったく活躍できなかった選手や、かつてはチームの主力として輝きを放っていたがその後低迷していた選手が、野村監督のチームに移籍した途端に再生を果たします。代表的な選手は山崎武司選手で他球団からリストラ後の30代後半に生涯…

【書評】YOUやっちゃいなよ『ジャニーズは努力が9割』

SMAPの中居くんがジャニーズ事務所を退所され、その記者会見の姿が絶賛されました。何が絶賛されたかというと真摯でユーモアに溢れた対応から滲み出る「人間力」です。 冠番組を単独で持つこと、お笑い芸人と堂々と絡むことなど、テレビでのその姿はジャニー…

【書評】日本のリーダーからは学んではいけない『日本人が知らないプロリーダー論』

本書のタイトルはアマチュアではなく“プロリーダー”です。プロリーダーとは営業利益に貢献できるチームを作ることにとことんこだわるリーダーのことです。プロリーダーは成果を出すための術を習得しており、どのような環境、どのようなチームを率いたとして…

【書評】話し方の教科書『不安が自信に変わる 話し方の教室』

会話とは何でしょうか?例えば、夫婦にとって“会話”とは“栄養”を意味します。仕事が忙しく、会話(栄養)が不十分なときは相手の考えていることが分からず、すれ違いや勘違いが起こります。Lineやチャットで過剰に連絡を取りすぎている場合、どちらか一方が…

【書評】奈良時代に伝来した書物は武田信玄、徳川家康に繋がる『まんが 孫氏の兵法』

本書は二千五百年前の奈良時代に日本に伝来した兵法原則の書物になります。 兵法とは“戦争の仕方”という意味になりますが、本書は単に勝ち方の原則を述べられたものではなく、リーダーの立場から状況判断、組織管理の仕方、リーダーシップの在り方、競争の原…

【書評】99%の人は好きなことだけして生きていけない?『凡人道 役満狙いしないほうが人生うまくいく』

この本のテーマは凡人のための「手堅い生き方」に関する本になり、普通に生きることこそが幸せになる道ではないかと提起しています。 例えば、お金持ちとは何なのか?それは「浪費家」であり目指すべきとはいえません。理由はお金持ちだからこそ楽しめること…

【書評】7500円→8200円『ウォルト・ディズニーの言葉』

みんな大好きディズニーランドが値上げされるそうです。その理由はディズニーランド、ディズニーシーの大規模拡張計画が理由だそうです。こんなに納得できる値上げがあるのでしょうか? ミッキーマウスはウォルトが映画配給会社に「オズワルド」の版権を奪わ…

【書評】芸能人が乱入してきたYoutuber界。パイオニアの哲学とは?『無一文からのドリーム』

現在のyoutuber市場は群雄割拠ではないでしょうか?雨上がり決死隊の宮迫さん、川口春奈さん、カジサック、格闘家の朝倉未来さん。芸能人と一般人の間だったYouTuberにとっては悪夢かもしれませんが、著者のラファエル氏は既にそのことを予言していました。 …

【書評】やせたがる女たち『はじめての他人の心理学』

なぜ、あの人はいつもさぼるのか…? この人ちょっと距離感近くない?でたよ、あの人の不幸自慢・・・ 自分も含め、人間にはいくつかクセがあります。 著者のゆうきゆう氏は精神科医であり、医師業の傍ら心理学系サイトの運営、マンガ制作、書籍執筆なども手…

【書評】ラクな人になるためには?『一緒にいてラクな人疲れる人』

本文のはじめに、にはこのような文言があります。こんな人は読まないでください。他人の心を操ろうとする人、自分のためなら他人に迷惑をかけてもいい人、あなたがそういう人なら今すぐ本棚に戻してください。 この本は、自分、他人ともに楽しく幸せになれる…

【書評】失敗って本当は何なのか? 『失敗学のすすめ』

著者は工学院大学教授、東京大学名誉教授の畑村洋太郎氏であり、専門はナノ・マイクロ加工学、知能化加工学、創造的設計論などです。 本書は失敗を工学、設計学の視点から見ています。機械設計では模範的な知識を使っても、設計図通りに作っても、思い通りに…

【書評】投資家があなたに教える人生を変える質問とは? 『投資家みたいに生きろ』

著者は投資家、レオス・キャピタルワークス株式会社CIOの藤野英人氏であり、今作の他に『投資家がお金よりも大切にしていること」『お金を話そう』などが著書にある。 この本のテーマは”投資家という職業になるための本”ではなく“投資家みたいに生きるための…

【書評】多分野の専門家の力を借りて自分と時代のミスマッチを埋める 『最高の生き方』

タイトルが本書のイメージを勘違いさせてしまっているのが少し残念であるが、本書は東大名誉教授島薗進氏、京都大学山極壽一氏、哲学者中島義道氏、岸見一郎氏、脳科学者中野信子氏と各々の専門分野の第一人者が参加しているため信用がある。 本書を読むこと…

【書評】国民的中高年の恋愛漫画 『黄昏流星群』

本書は40代以降の中高年の“恋愛漫画”であり、弘兼フリークスにはたまらない漫画になります。本シリーズは2000年に第4回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞し、2018年にはテレビドラマ化された国民的中高年の恋愛漫画です。 著者はご存知「島耕作」…

【書評】もし目的も無いのに漠然と起業を考えているのなら 『起業を考えたら必ず読む本』

SNSで起業することをすすめる記事をよく見かける。書店でも起業関係の書物が増えていると実感する。「会社を設立して10年後に残っている会社は1割」と言われている中で、なぜ起業を選ぶのだろうか? 個の時代と囃し立てられ、著名人の「早く起業しろ」の声…

【書評】いいナンパは傍から見ても気持ちの良い、嫌みの無いものなんでしょう。 『究極の男磨き道 ナンパ』

夏ですね、皆さんナンパしてますか?この本の主人公は5年間引きこもっていたコミュ障の33歳男性の社会復帰の物語です。 この本はナンパのノウハウだけでなく社会復帰を目指す一人の男の冷や汗と悔し涙のドキュメンタリーです。初めて声をかけるときのドキド…

【書評】悩みっぱなしの方へ 『あなた何様?』

私たちはなぜ悩んでいるのか。人間だからでしょうか。という哲学的な問いは置いといて本書は“世界一ふざけた心理学”がサブタイトルであり大変読みやすくなっています。 本書は悩みを“免罪符”と捉えています。悩んでいる状態のおかげで何かをしなくて良いから…

【書評】やりがいと楽しさに唾を吐き、夢と希望は便所に流す『お前なんかもう死んでいる』

「ちょっとずつ給料が上がっていく計算して、ちょっとずつ階段を昇るような人生を歩いているヤツなんかいい気味だって思いますよね。」これは本書の“はじめに”の一文である。 猿岩石人気が終わり仕事は消え、7~8年月収は一桁、給料は0。家に引きこもりノイ…

【書評】理不尽、不平等というサラリーマンのルールの中で 『課長島耕作』

あなたは“サラリーマン金太郎”と“島耕作”どちらが好きだろうか。私は“島耕作”派である。なぜ“島耕作”が好きなのかと考えると、その圧倒的リアル感ではないだろうか。 作者の弘兼憲史さんは3年間松下電器産業(現:パナソニック)で働き退職して漫画家になっ…

【書評】競争から降りなければ何も始めることができない。『嫌われる勇気』

様々な成功法則の本を読んできた。読んだことがある人なら共通項があることに気づくと思うがその根底は「利他」ではないだろうか。どれだけ相手のニーズをつかみそれを満たせるのか。どれだけ相手を喜ばせるか。どれだけgive(与える)できるか。 問題はなぜ…

【書評】女性を触るとき『触れることの科学』

男性の読者の皆様は女性にどう触れていますか?触れる際に何か気を付けていることはありますか?このことを考えるには“皮膚”という触覚器を考えなければいけません。 触覚が優れている点は、優しく(適切な速度でのみ)撫でられるのを好む傾向を持つこと、そ…

【書評】『人生に必要な荷物いらない荷物』

人生を時計で表し午前と午後で分けてみる。そうすると午前中に必要だったものが、午後の夕刻には取るに足らないものとなっているかも知れない。読者が午前中を何に例えるかは分からない。以前いた職場のルール、子供のころ覚えた常識、学生の時に身に着けた…

【書評】面倒な人間が増えたいま『いまこそアダム・スミスの話をしよう』

書店に行くと「好きなことで食べていく、会社〇隷解放宣言」などのタイトルの本が多く出版されていると感じる。また、自分探し系や幸せ系の書物も多い。 仕事は社会の必要によって生まれるものであるため、社会が変化すれば当然、仕事も変化する。現代では特…