HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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ライター:yoshimo

【書評】個人的ベストセラー『愛着障害』

個人的に素晴らしい本に出合ったと思う。理由は書店に溢れる「不安に打ち克つ」「悩みが消える」などの本に書かれているエッセンスを全否定してくれるからである。 脳科学的に人間は常に不安を製造する生き物だということは証明されている。アドラー心理学の…

【書評】現代の子供に尊重するほどの個性なんてないでしょう『虫眼とアニ眼』

養老孟司さんと宮崎駿さんの対談集になります。テーマは人、自然、虫、今の時代。何よりも子供についてです。 千と千尋の神隠しの映画は宮崎駿さんが10歳の子供たちのために映画を作りたいと思って制作しました。10歳の子供に宮崎駿さんは何を伝えたかったの…

【書評】この本のポイントは“幻想”『科学的な適職』

「自分が本当にやりたいことは?」「自分にとってベストな仕事とは?」本書を読んで、この幻想をしっかり捨ててください。 『無計画のまま享楽的に生きるのではなく、かといって適職の幻想を追い続けることもなく、目の前の選択肢についてしっかり考えたら、…

【書評】管理職必読。健康的会社経営『辞める人・ぶら下がる人・潰れる人』

「良い人材が健全に定着する組織を科学的に作る」本書の内容をコンパクトにまとめた素晴らしい一文です。 「辞める人、ぶら下がる人、潰れる人」、本書のタイトルを聞いて読者の皆様もイメージがつくと思います。離職する人、ぬるま湯に浸かる人、精神的に異…

【書評】浅い関係の同僚とエレベーターまで無言・・『話し方・聞き方の教科書』

君たちに武器を授ける。武器?そう。コミュニケーションに必要なのは『一歩踏み出す勇気!』では無く、5秒後に役立つ武器であり、その武器が読者に勇気を授けることになる。 この本はRPGの説明書ではない。コミュニケーションが苦手な人のための実践書である…

【書評】一言一言、本からドリップしていく『探求型読書』

探求型読書とは本を読むことを目的とせず、「本を手掛かりにして、考えること」を意味します。 探求とはあまり聞きなれない言葉だと思いますが、劇的に変わっていく現代において重要な考え方になり、既存の固定化された知識の枠組みを打破し、新しい問いを見…

【書評】あなたの会社の成長のお手伝い!『ダイレクトマーケティング 成功と失敗の法則』

本書のテーマは「ダイレクトマーケティング」これこそは売り上げをあげるための重要なポイントになります。 時代の変化に伴い様々なプラットフォームの出現し使用する媒体の変化も代わっていきます。少し先の時代すら見通せず不安になってしまうかもしれませ…

【書評】ITアレルギーの方にオススメ!『バックオフィス最適化マップ』

効率化の先に増益がありますか? 本書は着金まで視野に入れており、ただの無駄削減を進めているわけではありません。 バックオフィスとは総務や経理などの社内で顧客と直接接することのない職種や業務などを指します。最適化とはその分野において人間の手間…

【書評】もういいかい?『33人の否常識』

非常識ではなく否常識。常識を理解したうえで否定するという選択をした人たちのエッセイ集である。そのエッセイはすべて匿名であり著者の持つ説得力を行使していない。求めたのはあなたが抱える問題や感性とエッセイの内容とのマッチングである。 プロローグ…

【書評】今のままの台本で生きていったら、あなたは10年後どうなっているのか『成功と失敗を分ける心理学』

私たちは小さいときに自分で作った台本で生きている。その台本は子供のとき、まだ無知で未経験で思考もおぼつかないときに作ったものである。人生とはどのようなもので、自分は一体何者なのか分からないけど、自分の台本を書いて、その台本に従って生きてい…

【書評】大人になったはずの自分へ『14歳の君へ』

14歳の君へ。人間とは良く分からないね。なぜ生まれたかも、なぜ死ぬのかも、良く分からないね。だけど、生まれたからには生きなきゃいけないね。だけど、どう生きればいいのかなんて、全然分からないよね。 著者は優しい口調で語りかける。中学生に向けて書…

【書評】最短で凡人から天才へ!『マンガでわかりやすい やってはいけない勉強法』

『ん~、なぜか勉強しているけど、なぜか記憶に定着しない。』『仕事の合間を縫って勉強したいけど、効率的な勉強法が分からない。』皆さんも自分の努力量に対して結果が不一致なことを経験したことがあると思います。現在続けている勉強法で結果が出ていな…

【書評】ハーバード大学の研究で示された稼ぐ人の重要な概念とは『億を稼ぐ人の考え方』

Okuribito 億り人。無尽蔵にお金を稼ぐ人はどんなことを考え習慣にしているのか。その中で一つの重要な概念を紹介します。「Be-Do-Have」という概念になります。Be:在り方 Do:やり方 Have:成果 と解釈します。多くの成功者は「Be-Do-Have」の人生観で生きて…

【書評】え、筋トレの話じゃないの?『ストレスゼロの生き方: 心が軽くなる100の習慣』

突然だが、俺にはストレスがない。社長業もしているのでそれなりに仕事も多いし、頭を悩ませる案件もいくつか抱えている。煩わしい人間関係もある。しかし、ストレスがない。この俺の考え方を言語化してみんなとシェアしたほうがいいんじゃないか!?という…

【書評】自分を追い詰めてしまう人へ 『フェアシンキング』

自分に自信が持てない、物事をネガティブに捉えてしまう、常に何かしら不安で落ち着かず、気分も落ち込み、なかなか幸福感が持てない。このような悩みを抱える方は非常に多いと思います。そして大体の対処法が「根拠のない自信を持とう」、「マイナスなこと…

【書評】20代を後悔しなくていい『30代を無駄に生きるな』

30代、それは人生の9割が決まってしまう時。結婚、自宅の購入、独立。様々なイベントが現実味を帯び多くの決断を迫られる。この30代で惜しみなく捨てるものは捨て、未来へ向かう準備が求められるこの時期にしっかり踏みとどまり、自分と向き合う。この本は「…

【書評】Testosterone氏とダンベルは常にあなたと一緒にいる『心を壊さない生き方: 超ストレス社会を生き抜くメンタルの教科書』

どんなに生活習慣に気を付けていても、心の不調に襲われることは誰にでも起こる。大規模な国際共同研究によると日本人の5人に1人が一生のうちに心の病を患うという。これは自分以外でも、家族や恋人、友人が苦しむことを意味するものである。 メンタルヘルス…

【書評】生き方を変えるヒント『世界一ワクワクするリーダーの教科書』

リーダーに必要なもの。リーダーシップに関しては非常に多くの書物が並んでいます。読めば読むほど「結局、すべて大事なのでは?」と混乱してしまう人も多いのではないでしょうか。 著者の大嶋啓介氏は株式会社てっぺん代償取締役、日本朝礼協会理事長、予祝…

【書評】男性こそが知るべきこと『女性ホルモンは賢い』

「生理だから、ごめんね」この言葉を日常生活で数回聞いたことがあると思います。例えばカップルで喧嘩して仲直りをするときに「ごめん、生理が近くてイライラしてたの」という状況です。男性からしてみると「生理って大変だな、お腹痛くなるんだ。」、「何…

【書評】日本の中小企業、最大の伸びしろ『ブランディング・ファースト――広告費をかける前に「ブランド」をつくる』

“ブランド力”とは何か。それは小売店の商品棚からユーザーに選ばれる力です。 日本の中小企業で、成長している企業とそうでない企業の差は“ブランディングとデザインに対する意識の差”と言われており、“日本は海外から10年遅れている”のが現状になります。こ…

【書評】疲れ知らずの体へ!『座り仕事の疲れがぜんぶとれるコリほぐしストレッチ 首肩腰が軽くなる!』

コロナの影響でテレワークになり自宅で仕事をするようになった人が増えたと思います。会社にとってもテレワークを認めることで大きいオフィスを借りる必要が無くなるというメリットがあり、今後もテレワークの流れが加速していくと予想されます。 テレワーク…

【書評】98歳、でも、ときどき、昔そうだったように、今も子供のような気持ちがする。『100年の旅』

私たちは赤ちゃんとして生まれ落ちます。何も知らない無垢なまま、笑顔を向けられ、そして世界に向かって微笑みます。誰もがその存在を天使だと思うでしょう。 歳を重ね、素敵な人と出会って別れ、愛情と喪失を知ります。時に何気ないことに幸せを感じること…

【書評】孔子、ブッダ、毛沢東、逆境を乗り越えた100人の偉人たちの歴史『天才たちの人生図鑑』

ブッダ、ゲバラ、バッハ、シェイクスピアなど世界史を彩る重要人物たち。本書は彼らの一生がビジュアル化された図鑑になっています。 誰もが一度は目にしたことのある人物たちの歴史を分厚い本を読むことなく知ることができます。まずはこの本を皮切りに天才…

【書評】新世代のモンスターは貧困でも不良でもない『勝ちスイッチ』

格闘技経験者のバックボーンには家庭環境も含め、貧困や不良であることをよく聞きます。野宿していた、少年院に入ったことがある、やんちゃすぎて地元を追い出されたなどのエピソードです。特にボクシングでは広島出身の竹原慎二選手がやんちゃすぎて「広島…

【書評】メールの処理で1日が終わる・・・『仕事が速い人はどんなメールを書いているのか』

メール処理に使う時間をできるだけ長くできたら、、、自分が送ったメールを相手に見てもらえたら、、、これらの問題の解決策として本書は最適だと思われます。 世の中に存在して自分で目にできる情報量は10年間で約530倍になったというデータがあります。処…

【書評】町人のシュールな小ネタをご覧あれ!『山田全自動でござる』

著者の山田全自動氏の本名は山田孝之。江戸時代の町人が現代にタイムスリップしたイラストとクスッと笑える台詞が特徴のイラストレーターになります。 あるあるネタが特徴ですが、それが町人の作風とミスマッチして妙に癖になります。 "友人が遊びに来る時に…

【書評】あなたの人生の始まりに私が付き合ったように、私の人生の終わりの少しだけ付き添って欲しい『傾聴力』

著者の大津秀一先生は緩和ケア医であり多くの終末期の患者様を担当しています。著書の “死ぬときに後悔すること25”には健康、心理、社会などの項目毎に「自分(患者様)が後悔していて、やり直したかったこと」が書かれており、読者に人生の優先順位を考え直…

【書評】女房は死んだ、おれは自由だ『後ろ向き名言100選』

"女房は死んだ、おれは自由だ"この言葉は詩人、シャルル・ボードレールの言葉になります。結婚をした男が自由を感じる瞬間を表した後ろ向き度100%の名言になります。 "髪の毛が後退してるのではない。私が前進しているのだ。"これは孫正義氏の名言になります…

【書評】THIS IS A GREAT FUCKIN' BOOK『正しいFUCKの使い方』

ファック(Fuck)読者の皆様はこの言葉を知っていますか? 本書は簡単に言うと放送禁止用語の説明書になります。なぜ、説明書が必要なのかというと間違えて使用すると取り返しのつかないことになるからです。本書には、取り扱いを謝った場合は危険な状況を越え…

【書評】人の行為はバグってる?『バグトリデザイン』

バグとは『コンピュータのプログラムにひそむ誤り』という意味になります。 皆さんは初めて東京駅から渋谷に行ったとき、迷わずに山手線に乗れたでしょうか?エレベーターの開閉ボタンを間違えたことは無いでしょうか? 何かしら時間がかかったり、面倒だっ…