SNSで起業することをすすめる記事をよく見かける。書店でも起業関係の書物が増えていると実感する。「会社を設立して10年後に残っている会社は1割」と言われている中で、なぜ起業を選ぶのだろうか?
個の時代と囃し立てられ、著名人の「早く起業しろ」の声に急かされ、うまくいったことを夢に見て一種のハイ状態になり起業しようとしているのだろうか。
ノウハウも計画も運転資金も見込み客も提供する商品も何もなく、ただ起業したいという人がいる。これは夢では無く“妄想”であり、計画ではなく“思い付き”である。
起業関連の書物の著者は大半がコンサルタント、大学教授などの起業したことのない人達であり創業者はほとんどいない。それはみんな倒産してしまったからである。
「成功したかったから、寝ずに仕事頑張れたんでしょ?」こういった問いに著者は「お金がないという恐怖からです。恐怖に打ち勝つために仕事をするしかなかったのです。」と答える。
そんな地獄の淵を覗いた起業家の「ホント」の話を読んでから起業してみましょう。
焦ることはありません。はやることもありません。百戦錬磨の業界人でも9割は倒産していますから。
起業を考えたら必ず読む本 (Asuka business & language book)
- 作者: 井上達也
- 出版社/メーカー: 明日香出版社
- 発売日: 2016/09/14
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