HIU公式書評Blog

HIU公式書評ブログ

堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

MENU

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

【書評】「正しいこと」が正しい結果を生むとは限らない。『アフロ記者が記者として書いてきたこと。退職したからこそ書けたこと。』

マスメディアは「正しいこと」を報道しようと努力する。しかし、「正しいこと」には別の「正しいこと」が返ってくる。それは果たしてコミュニケーションなのでしょうか。 新聞とは正しいことをキチンと書いて伝えるものだと思ってきた。でもそうしてがんばっ…

【書評】誰かに教えたくなる知識が満載!『学校では教えてくれない!これ1冊で高校数学のホントの使い方がわかる本』

「CDの読み取りには微分が使われている!?」高校数学はどんなところで役に立っているのか。専門的な知識ゼロで解説してくれる。 三角関数、微積分、行列、複素数など、社会でなんの役に立つのか分からない。「受験で必要だから」「論理的思考を鍛えるため」と…

【書評】SFの世界はもう間近『バグトリデザイン~事例で学ぶ「行為のデザイン」思考~』

「使えない」「迷う」「面倒」「やり直し」このようにユーザーが感じたらそれはすべて「バグ」ユーザーが適切な判断ができなかったり、その行動を妨げたり、無駄な動きが必要なものには、改善する余地がある。 著者は、それぞれの改善点を見つけて、よりスム…

【書評】恋愛もビジネスも同じ。粘り強さが最後に勝つ『私はスカーレット Ⅱ』

本書は、名作「風と共に去りぬ」を著者、林真理子氏流にアレンジされた作品の第二巻。南北戦争がさらに激化するアメリカ南部で、激動の日々を送る恋愛ストーリー。 著者が作家になるきっかけとなった『風と共に去りぬ』そこまで著者を魅了した理由の一つが、…

【書評】メールの処理で1日が終わる・・・『仕事が速い人はどんなメールを書いているのか』

メール処理に使う時間をできるだけ長くできたら、、、自分が送ったメールを相手に見てもらえたら、、、これらの問題の解決策として本書は最適だと思われます。 世の中に存在して自分で目にできる情報量は10年間で約530倍になったというデータがあります。処…

【書評】愛するものを守り抜く『~小説で読む名作戯曲~ 桜の園』

本書は、日本で初めて世界の名作戯曲を小説化したシリーズの第一弾。ロシアを代表する作家チェーホフ氏の四大戯曲の一つを、二時間で読めるように現代の言葉でわかりやすくまとめられている。 主人公であるラネーフスカヤは、貴族としてなに不自由なく育ち、…

【書評】町人のシュールな小ネタをご覧あれ!『山田全自動でござる』

著者の山田全自動氏の本名は山田孝之。江戸時代の町人が現代にタイムスリップしたイラストとクスッと笑える台詞が特徴のイラストレーターになります。 あるあるネタが特徴ですが、それが町人の作風とミスマッチして妙に癖になります。 "友人が遊びに来る時に…

【書評】あなたの人生の始まりに私が付き合ったように、私の人生の終わりの少しだけ付き添って欲しい『傾聴力』

著者の大津秀一先生は緩和ケア医であり多くの終末期の患者様を担当しています。著書の “死ぬときに後悔すること25”には健康、心理、社会などの項目毎に「自分(患者様)が後悔していて、やり直したかったこと」が書かれており、読者に人生の優先順位を考え直…

【書評】世界一のプロ・ゲーマーが明かす、具体的な「勝ち続ける」方法『勝負論 ウメハラの流儀』

「世界で最も長く賞金を稼いでいるプロ・ゲーマー」としてギネスに認定されている梅原大吾さんが目先の勝利にこだわらずに、「勝ち続ける」方法を綴った一般書である。 具体的な「勝ち続ける」方法とは「分解し、反復する」ことにより基礎を固めるということ…

【書評】諦めずに想いを継続できる人は、かけがえのない人『私はスカーレット Ⅰ』

本書は名作「風と共に去りぬ」を著者、林真理子氏のアレンジにより主人公スカーレット・オハラを一人称にして新たに生まれ変わらせたストーリーである。 世界的な有名作品にもかかわらず、評者自身は、小説や恋愛ものはあまり読まないため、ストーリーを知ら…

【書評】世界で評価されるのは、独自性『~世界96ヵ国をまわった元外交官が教える~外国人にささる日本史12のツボ』

世界96ヵ国をまわった著者が、元外交官という経験から、外国人の視点に立った興味深い日本の歴史や文化について12のテーマに分けて紹介している。 そのテーマとは「無駄を省いた禅の思想」「飛脚を使った物流システム」「ハイレベルな江戸の庶民教育」「サス…

【書評】好きなことだけで生きていく『東京改造計画(序章)』

本書は東京都知事選挙を数か月後にひかえ、現在の都知事が掲げた公約を振り返り、著者が考える東京都の改造計画について事例をもとにわかりやすく説明している。 評者が興味を持ったのは「東京都心に24時間営業のゴルフ場を造りたい」というものだ。世の中の…

【書評】女房は死んだ、おれは自由だ『後ろ向き名言100選』

"女房は死んだ、おれは自由だ"この言葉は詩人、シャルル・ボードレールの言葉になります。結婚をした男が自由を感じる瞬間を表した後ろ向き度100%の名言になります。 "髪の毛が後退してるのではない。私が前進しているのだ。"これは孫正義氏の名言になります…

【書評】THIS IS A GREAT FUCKIN' BOOK『正しいFUCKの使い方』

ファック(Fuck)読者の皆様はこの言葉を知っていますか? 本書は簡単に言うと放送禁止用語の説明書になります。なぜ、説明書が必要なのかというと間違えて使用すると取り返しのつかないことになるからです。本書には、取り扱いを謝った場合は危険な状況を越え…

【書評】なりたい自分になればいい。自信があるから、成果が出せる『Change The Label~人生を変える「自信」のつくり方~』

「自分に自信がない」これは、日本人の口からよく聞く言葉だ。なぜ自信がないのか?多くの人は、自信を持つのに具体的な根拠を必要としている。しかし、それは本当に必要なものなのか? 世界に目を向けると、例えば欧米人は、全く経験のないことでも、「でき…

【書評】人は助けてくれる人ではなく、助けてあげたい人を好きになる『なぜかまわりに助けられる人の心理術』

あなたにとって、一番大切な人は誰ですか?そしてその「大切な人」は、あなたをいろいろと助けてくれる人ですか?それとも、あなたのほうが相手をいろいろと「助けてあげたい」と思う人ですか? 母親は、赤ちゃんが自分のために何もしてくれなくても心の底か…

【ランキング】今週読まれた書評【2020/5/10-16】

1位 bookrev.horiemon.com 好きなことだけして一生お金に困らない 人生をストレスフリーに変える方法 作者:米山 彩香 発売日: 2020/04/10 メディア: 単行本(ソフトカバー) 2位 bookrev.horiemon.com 刑務所なう。 ホリエモンの獄中日記195日 (文春e-book) …

【ランキング】今週読まれた書評【2020/5/10-16】

1位 bookrev.horiemon.com 好きなことだけして一生お金に困らない 人生をストレスフリーに変える方法 作者:米山 彩香 発売日: 2020/04/10 メディア: 単行本(ソフトカバー) 2位 bookrev.horiemon.com 刑務所なう。 ホリエモンの獄中日記195日 (文春e-book) …

【書評】人の行為はバグってる?『バグトリデザイン』

バグとは『コンピュータのプログラムにひそむ誤り』という意味になります。 皆さんは初めて東京駅から渋谷に行ったとき、迷わずに山手線に乗れたでしょうか?エレベーターの開閉ボタンを間違えたことは無いでしょうか? 何かしら時間がかかったり、面倒だっ…

【書評】私はこの病を宝だと思っている『不登校だった私が売れっ子Webライターになれた仕事術』

著者の山口恵理香氏は14歳の時にいじめが原因で適応障害と診断され引きこもり生活になります。大学卒業後も就職はしますが3ヶ月で退職してしまいます。本書は適応障害を抱えながらWebライターという職と出会いフリーランスとして生きていく著者の物語になり…

【書評】日大医学部進学まで3浪『熱く生きる』

2012年の2月、天皇陛下の心臓手術が行われる。陸下は、『狭心症』心臓に栄養を送る血管である冠動脈3本のうち、2本の血管の狭窄されていた。動脈硬化によって血管が詰まったり狭くなったりすると、心臓の筋肉には必要な栄養や酸素が届かなくなる。執刀医は冠…

【書評】犯人視点のスピンオフ作品!『-金田一少年の事件簿外伝-犯人たちの事件簿』

『金田一少年の事件簿』って人死に過ぎじゃない?そんな軽いツッコミをしてはいけない。犯人たちは皆それぞれお金や時間をかけて、最後はフィジカルに動き回っているのだ! 時には殺すはずじゃない人を殺してしまうこともある。けれども、犯人たちは時間が無…

【書評】しかない、というものは世にない。人よりも一尺高くから物事を見れば、道はつねに幾通りもある。『竜馬がゆく一』 

坂本竜馬は、不思議な人物だった。決して欲というものがなく、周りが勤王だ、攘夷だ、と熱に浮かされ騒いでいる中で、一人冷静に自分の考えを持ち、かといって自分の中にはしっかりと熱く燃えるものをもっている。周りに流されなければ生きづらい世の中でも…

【書評】現在というのは、どんな過去にも勝る。『何もかも憂鬱な夜に』

何かを破壊したい、と思ったことはないだろうか。誰にでも、ある時期には、どうしようもない破壊衝動のようなものが沸き起こってはこないだろうか。こんなことを、こんな混沌を、感じない人がいるのだろうか。 ラベリング理論というものがある。前科のレッテ…

【ランキング】今週読まれた書評【2020/5/3-9】

1位 bookrev.horiemon.com ど本命の彼から追われ、告られ、秒でプロポーズされる! 秘密の「メス力」LESSON 作者:神崎メリ 発売日: 2020/02/20 メディア: 単行本 2位 bookrev.horiemon.com イケズの構造 (新潮文庫) 作者:敦彦, 入江 発売日: 2007/07/30 メデ…

【書評】"殺人鬼の息子"という呪われた運命を背負った主人公『親愛なる僕へ殺意をこめて』

童貞でうだつの上がらない大学生の主人公・浦島エイジ。朝起きると、隣にミスキャン候補の美女・雪村京花が寝ていた。 15年前女子大生達が行方不明になって、惨殺死体で発見された事件の犯人"八野衣"真は彼の本当の父親である、とデートの帰りを待ち伏せし…

【書評】名作アラジンはここから生まれた!『千夜一夜物語-まんがで読破-』

妻の浮気を目撃してしまった王は、女性への不信感から毎晩処女を求めては翌朝には殺してしまう。最期の晩、王に媚を売る者、従順な者、諦める者がいる中、翌朝殺されるシェハラザードは物語を語り始める...。 最初は「せむし男の物語」。夜が明けると、「他…

【書評】世の中、金か?それとも愛か?『クリスマス・キャロル-まんがで読破-』

「大好きな年収200万の男?好きでもない年収1億の男?」「愛は金で買えるか?」お金と愛について、誰しも一度は考えたことがあるかもしれません。 自分ひとりだけが幸せになれることはない。幸福を皆で分かち合ってこそ本当の幸せが訪れる。その本当の幸せの…

【書評】人生をストレスフリーに変える方法『好きなことだけして一生お金に困らない』

あなたは日々の生活に満足しているでしょうか?その問いに対して「Yes」と無条件に答えられる人は多くはないかもしれません。しかし現実に、自分の理想とする生活を手に入れている人は存在しています。おそらく本書を手に取ったという事は、あなたの心にもそ…

【書評】お金にも他人にも振り回されない・自分軸の人生の生き方『好きなことだけして一生お金に困らない 人生をストレスフリーに変える方法』

タイトルに「お金」という言葉が入っているが、本書は財テクや投資などのお金のことだけではなく、仕事、マインドセットとライフスタイルのすべての側面に言及している。著者の経歴は独立1年目から億単位の収益をあげる女性ビジネスプロデューサー。そう聞く…