バグとは『コンピュータのプログラムにひそむ誤り』という意味になります。
皆さんは初めて東京駅から渋谷に行ったとき、迷わずに山手線に乗れたでしょうか?エレベーターの開閉ボタンを間違えたことは無いでしょうか? 何かしら時間がかかったり、面倒だったり、迷って腹が立ったりした経験があると思います。人の行為には目的がありますが、その過程に滞りがあるとき人はイライラしてしまいます。
本書はこういった行為が阻まれる事象を「バグ」と捉え、本書のタイトル「バグトリデザイン」は、人の行為を観察したり想像体験したりしてとのバグを見つけ出し解消するデザインを考えるということを意味しています。ユーザーが目的に到達するための行為を滞りなく、滑らかに進行できるデザインを「良いデザイン」と定義し、それを目指します。
読者の中で商品開発や企画などに携わっている方がいればおすすめです。新しい視点や発想が本書から得られると思います。考えられたサービスはユーザーの動きや使い方まで想像できていますか?バグを見つけて改善していきましょう!