童貞でうだつの上がらない大学生の主人公・浦島エイジ。朝起きると、隣にミスキャン候補の美女・雪村京花が寝ていた。
15年前女子大生達が行方不明になって、惨殺死体で発見された事件の犯人"八野衣"真は彼の本当の父親である、とデートの帰りを待ち伏せしていた記者に暴かれてしまう。
時を同じくして、15年前と全く同じ方法で惨殺された遺体が発見された。
これだけでも充分な設定にも関わらず、エイジには"二重人格"というもう一つの秘密がある。身に覚えのない3000万円、血まみれの金属バットが部屋の押し入れから見つかる。
死体や拷問の描写は想像以上の残虐さである。極稀にありそうな感じが恐怖心を騒ぎ立てる。
"子供は親を選べない"に留まらない、早い展開で思わず一気読みしてしまう!