HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

一番大切なもの、それは信用。『バカは最強の法則』

『バカは最強の法則』 著者 堀江貴文、原案 真鍋昌平、作画 松本勇祐(小学館、2017/7/28) ビジネスで一番大切なもの。それは信用だ。 では、その信用を得るためにはどうすればよいのか。ホリエモンこと堀江貴文が説く、ビジネスにおける成功と失敗。そして…

マンガで裏社会を知ろう!!『バカは最強の法則』

『バカは最強の法則』著者:堀江貴文(小学館2017/7/29) 昔の時代は協調性のない人間は淘汰される傾向が強かったが最近は面白がられることの方が多い。それだけ尖った人間というのは重宝される時代になったのではなかろうか? 自立できず、人の助けばかり求め…

本当に本っていいですね。 『9プリンシプルズ』

『9プリンシプルズ』 著者 伊藤穰一&ジェフ・ハウ 訳 山形浩生早川書房 本がないと生きていけない。 そのくらい本が好きだ。 なぜ好きかと聞かれたら、本を読めば自分の知らなかったことを知れるのはもちろんのこと、偉人も含めた天才たちの頭の中を知ること…

背中にオタマジャクシを乗せて運ぶ!?『パルダリウムで楽しむヤドクガエル』

『パルダリウムで楽しむヤドクガエル』著者:矢毒愛好会(エムピー・ジェー、2017/7/12) ヤドクガエルとは中米から南米の熱帯雨林や雲霧林に生息する小型のカエルであり、その美しい体色から熱帯雨林の宝石と呼ばれている。そんな宝石を熱帯雨林の生態系を再…

本の話がしたい。『Harvard Business Review 2017年8月号 ブロックチェーンの衝撃』

『Harvard Business Review 2017年8月号 ブロックチェーンの衝撃』 (ダイヤモンド社) 毎号毎号知的好奇心を掻き立ててくれるHBR。 特に今月号は素晴らしかった。 メインテーマはタイトルにもあるようにブロックチェーン。ブロックチェーンに関する論文が4…

多動の本質がここにある『多動日記』著者 高城 剛

「移動しすぎて、目が覚めたとき現在地がわからなくなる」 →多動力すごいな。笑 「朝食を食べながら歯を磨けないかなぁ」→いやいや、磨けないでしょ。笑 とツッコミどころ満載な多動力オトコ。そんな高城剛さんの思考を吸収できるのが本書である。 日記という…

バズはどうすれば起きるかがわかる! 『シャオミ 爆買を生む戦略』

『シャオミ 爆買を生む戦略』著者 リー・ワンチア 訳 藤原由紀 (日経BP社 2015/10/26) シャオミといえば、iPhoneに勝るとも劣らないスマートフォンを作り出した中国企業だ。しかも、ハイパーローコストで。 なぜ彼らがローコストで世界最高クラスのスマー…

男が思うカッコイイとは前田裕二のことである『人生の勝算』

『人生の勝算』著者 前田裕二 (NEWS PICKS BOOKS、2017/6 ) この本はモテたい女子の必読書だ。なぜならば、著者の前田裕二氏が男から見て異常なまでにカッコイイからだ。 この本を読めば、男が思うカッコイイとは何かがわかる。 まず、本のタイトルにもあ…

このエロさ、たまらん。『やれたかも委員会』

『やれたかも委員会』著者 吉田貴司(電書バト、2017/6/27) やれた…かもしれない… 「あのタイミングで手を握っていれば」「勇気を出して家に誘っていれば」 悔やんでも悔やみ切れない夜がある。 人は完結したものより、未完のものに魅力を感じます。そして未…

本を目にした人の心を読者へといざなうこと『新・装幀談義』

『新・装幀談義』著者:菊池 信義(白水社、2008/3/1) 装幀・装丁・装釘・装訂。全て「そうてい」と読み、文章に表紙やカバーをつけ、外形を整えることをいう。本書はこれまで1万冊以上の装幀を担当してきた装幀家の菊池氏による装幀についての本である。ま…

世の中の見方が変わる!?『東大卒ポーカー王者が教える 勝つための確率思考』

『東大卒ポーカー王者が教える 勝つための確率思考』著者 木原 直哉 (KADOKAWA、2013/10/25) WSOPという大会をご存知だろうか?WSOP(ワールド・シリーズ・オブ・ポーカー)は毎年アメリカ・ラスベガスで開催されるポーカーの世界選手権で、トッププロが集まる…

始める?やめとく?『いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン』

話題のビットコインへの理解を深めたくて、本書を手に取った。これから簡単にビットコインのしくみを紐解いていく。 まずはじめに気になるのが、セキリュティ面である。仮想通貨なので紙幣や貨幣は存在せず、インターネット上で管理される通貨なのだ。 「ハ…

言葉の力って素晴らしい 『本日は、お日柄もよく』

作中のスピーチはどれも涙腺崩壊の危険性あり。言葉の力を信じてみたくなる一冊。スピーチをする予定がある方にオススメ。 平凡なOLの二ノ宮こと葉は、幼じみの結婚式で「言葉のプロフェッショナル」と呼ばれる久遠久美のスピーチを聞く。そのスピーチに感動…

副作用のない万能薬?『体の不調は「唾液」を増やして解決する』

『体の不調は「唾液」を増やして解決する』著者:森昭(PHP研究所、2015/4/14) ある調査によると高齢者が歳を取って1番後悔するのが、「歯の定期検診を受けなかったこと」だそうです。つまり歯の手入れを怠ると、30年後にあなたも後悔するハメになるわけです。…

圧倒的なエネルギーを注げ!『人生の勝算』

『人生の勝算』著者:前田裕二(幻冬舎、2017/6/30) 世の中にはたくさんのアイドルが日々活躍している。その中でもAKBグループが根強く人気だ。これはAKBを地図で例えると、何も描いていない白地図だからである。余白だらけのまっさらな白地図に、山や川や海や…

みんな本を出そう!『なぜ堀江貴文の本はすべてがベストセラーになるのか?』

『なぜ堀江貴文の本はすべてがベストセラーになるのか?』著者:堀江 貴文(堀江 貴文、2017/7/6) あらゆる縦の壁が溶けていく現代で、本を作る側と読む側に存在していた壁も例外ではない。本を出すということの壁は限りなく低くなっている。本書は出版にま…

相手をストーリーに巻き込め!『人生の勝算』

『人生の勝算』著者:前田裕二(幻冬舎、2017/6/30) 本書にはSHOWROOMというエンターテイメントサービスを立ち上げた著者の血肉が詰まっている。彼の熱量をここで説明してしまうのはいささか野暮な気がするので、彼の焼け焦げるような熱量はぜひ本書を手に…

電子書籍で満足できる人は読まないでください『装幀談義』

『装幀談義』著者:菊地信義(ちくま文庫、1990/4/24) 「装幀家」という職業をご存じだろうか。本のコンセプトに合わせて、カバーやオビのデザイン、紙の種類を考える、一言で言えば本の顔を作る職業のことだ。著者のように大きくカバーに名前が載ることは…

自分がやりたいことを仕事にしよう!『本当の仕事』

今の仕事を続けていて人生の最後に後悔しないだろうか。「絶対に後悔しない」と答えられる人はどれだけいるだろうか。著者は多くの日本人が4つの仕事観に縛られていることに対して問題提起をしている。 1.仕事とは、「生計を立てるための手段」である2.仕事…

一生刺さり続ける棘『僕たちがやりました』

「そこそこ」楽しけりゃ幸せだった。アホなことして。スポッチャ行って。カラオケ行って。凡下(ボケ)高校に通っている3人は「そこそこ」な生活を過ごしていた。しかし、ある日イタズラで仕掛けた爆弾がプロパンガスに引火、10人もの人を殺害してしまう。「…

グライダー人間?飛行機人間? 『思考の整理学』

『思考の整理学』著者:外山 滋比古(ちくま文庫、1986/4/24) 今の教育システムはグライダー人間を育てる教育である。全てにおいて平均点が取れ、目上の人の言うことをよく聞く良い子ちゃんを育てる教育である。これらはイギリスの産業革命以降にできた工事…

真性ビッチに恋したら 『あそびあい』

『楽しいことがあったらできるだけたくさんしたいでしょ?』 地味目な女子高生のオタニヨーコは、誰とでもセックスする。気持ちいいから。主人公の山下は、そんな奔放な彼女に恋心を抱いている。自分以外の人とはしないでほしいという気持ちがある一方、好き…

ロジカルペアリングができるようになる!『日本酒のペアリングがよくわかる本』

こんなに読者に寄り添ってくれた日本酒の本はこれまでなかった。本書は写真、図、具体例を詰め込みまくり、論理的にペアリングが出来るように落とし込んだ日本酒のペアリング入門書である。 本書の内容を紹介する前に日本酒の味4タイプを紹介しておく。まず…

【書評】人類を最も興奮させた数式『オイラーの贈物〜人類の至宝e^iπ=-1を学ぶ〜』

「オイラーの公式」を理解した人間は皆興奮を覚える。それは物理学者のリチャード・ファインマンも同様であり「我々の至宝」かつ「すべての数学のなかでもっとも素晴らしい公式」とコメントした。本書を読めばあなたも「e^iπ=-1」に興奮せざるを得ない。 s…

書評もアウトプット『いつも「結果」を出す人のアウトプット習慣』

『いつも「結果」を出す人のアウトプット習慣』 著者:藤由達藏(ハート出版 、2017/5/26) 巷ではたくさんの成功事例が多岐に渡って流れており、それを活用できる人とできない人の2通りのパターンがある。1つ目は「ビジネス・サーファー」自分のやりたい…

やっぱ研究はおもろないとあかんで『もっとヘンな論文』

「かぐや姫のおじいさんは何歳か」。これは研究者の中でも半世紀以上に渡り、いまだ結論が出ていない問題である。『竹取物語』の物語序盤、翁は姫に自分は70歳だといい結婚を急かし、物語最後では実際50歳であるが老人のように見えたという記述がある。この…

失敗しても立ち上がればいい。 『転んでもただでは起きるな!』 定本•安藤百福 安藤百福発明記念館 編 2013/11/25

日清食品を立ち上げた安藤百福を描いた本。彼は、インスタントラーメンとカップラーメンを開発したことで有名である。 実はインスタントラーメンを世に出した年齢は48歳、カップラーメンは61歳だったことはあまり知られていない。 インスタントラーメンに取…

『本物の思考力』

『本物の思考力』著者:出口治明(小学館新書、2017/4/4) -間違った常識を疑え- 最近の世の中は思い込みや固定概念に縛られていて、常識を疑うことができなくなり、物事の本質を見誤る。数字(データ)、ファクト(事実)、ロジック(論理、論法)に基づき思考…

フリじゃないです!『傷はぜったい消毒するな』

転んで足を擦りむいたら、消毒して絆創膏を貼りますよね。 そんなあなたにお知らせです。「傷は消毒してガーゼを当てる」この行為に科学的根拠はありません。つまり意味がないのです。 本書は医療の常識に真っ向から喧嘩を売っています。それも科学的根拠を…

メロスはなぜ走り抜けたのか⁉︎大人になったからわかること『走れメロス』

太宰治による友情を描いた短編小説。サクッと小説を読みたい時にオススメな一冊。 話の内容もわかりやすい。 王様に逆らい捕らわれたメロス。妹の結婚式の為に、友人を身代わりにするから外に出して欲しいとお願いする。 王様は3日目の日没までに帰って来な…