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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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失敗しても立ち上がればいい。 『転んでもただでは起きるな!』 定本•安藤百福 安藤百福発明記念館 編 2013/11/25

 

日清食品を立ち上げた安藤百福を描いた本。彼は、インスタントラーメンとカップラーメンを開発したことで有名である。

実はインスタントラーメンを世に出した年齢は48歳、カップラーメンは61歳だったことはあまり知られていない。

インスタントラーメンに取り組んだのは、事業に失敗して0からの出発だった。しかも食品の仕事は未経験である。

安藤は「失ったのは財産だけではないか。その分だけ経験が血や肉となって身についた」と前を向く。そして新たな挑戦を開始する。


庭に作った小屋で1人で開発をしていく。麺を作るところから始めた。繰り返し失敗することで少しづつコツをつかんでいった。

麺の味付け、長期保存の仕方など問題は絶えなかった。その度に試作を繰り返し、解決の糸口を見つけるのだった。

驚くことはカップラーメン誕生から34年後の95歳の時に宇宙ラーメンの開発に成功している。これは実際に宇宙で食べられた。

彼の生涯に触れると1つや2つの失敗で立ち止まるのはバカらしくなる。何度でも立ち上がって取り組めばいいんだと。

「私は事業に失敗して財産を失い、48歳から再出発した。60歳、70歳からでも、新たな挑戦はある。」

彼のようにいつまでも挑戦し続ける人生でありたい。例え失敗続きの人生になろうとも。