『やれたかも委員会』著者 吉田貴司(電書バト、2017/6/27)
やれた…かもしれない…
「あのタイミングで手を握っていれば」
「勇気を出して家に誘っていれば」
悔やんでも悔やみ切れない夜がある。
人は完結したものより、未完のものに魅力を感じます。そして未完は記憶に残りやすい。これをツァイガルニック効果と言います。
告白して振られた相手は忘れるのに、告白できなかった相手はずっと覚えていますよね。
本書は、その誰にでも心に残っている甘酸っぱい記憶を、漫画で表現しています。
内容はシンプル。
「やれたかも委員会」に、やれたかもしれない自分の実体験を話し、その内容を「やれた」「やれたとは言えない」で判断してもらうのです。
ぼくの個人的な感想を言うと、
「えろいことしそうだけど、えろいことしないデート」と同等の感覚を味わえる最高の作品です。
知っていましたか?
「やれたかもしれない夜」は人生の宝なのですよ。