『なぜ堀江貴文の本はすべてがベストセラーになるのか?』著者:堀江 貴文(堀江 貴文、2017/7/6)
あらゆる縦の壁が溶けていく現代で、本を作る側と読む側に存在していた壁も例外ではない。本を出すということの壁は限りなく低くなっている。本書は出版にまつわる誤解と誰でも出版できる可能性、さらにはコンテンツのアウトプットだけではなく相手に届けるその届け方にまで言及している。
一般的に本というと書店に並んでいる紙の書籍のイメージがあるが、情報コンテンツという意味では電子書籍やメルマガも本のカテゴリーに含まれる。また、現代が個人から個人に情報を発信できる環境が整っており、出版社を必ずしも経由する必要もない。出版社を通してのメリットとデメリット、自費出版のメリットとデメリット、比較した上でどちらを選ぶか、その選択肢でさえ今は自由に選べるのだ。だからこそコンテンツの純度の高さ、そして受け手に届くまでのプロセス管理が求められる。
本書は「伝えたい」その欲求がある全ての人に読んで欲しい。自分にはできないという根拠のない不安を解消してくれるだろう。思い込みのハードルに止められていた良質な情報が一気に世の中に拡散することを期待する。