スマホは、思考と行動を加速するためのツールだと著者は言う。本書では、情報、ビジネス、プレゼン、服装、英語、健康など幅広いジャンルにわたりスマホを使い、人生を豊かにするための実践法が書かれている。
評者は本書の発売を楽しみに待っていた。なぜなら、評者自身まだまだスマホを戦略的に使いこなせていないと感じているからだ。
スマホを使い、世界中のどこにいても仕事ができる。遊びが仕事になる。そんな世界はとてもワクワクする。また、好きなことをやる。それが成功の最強ルートだそうだ。
自分の現在の仕事は、最も長く携わり、多くの人々と関わるため、面白味はあるが、本当に自分にとってワクワクするのか。また、仕事に行くのが待ち遠しいかというと、そうでもない。それは、今一度自分の人生をきちんと考えるべき時なのだろう。
先日、HIU(堀江貴文イノベーション大学校)の合宿に参加した。前回の屋久島・種子島合宿は、自宅からの行程がかなり複雑で時間がかかるため参加しなかったが、やっぱり来て良かったと言うのが、率直な感想だ。また今回はオプションにより、合宿とは思えないほど優雅な時間を過ごすこともできた。
さらに、いつも凄いと思うことは、主宰者である堀江貴文氏が他の誰よりも先頭をきって全力で遊び、楽しんでいるところだ。それを見るたびに自分の遊び方は、まだまだ足りないなとつくづく感じる。
合宿は様々な遊びのコンテンツが満載だが、もう一つの魅力は、著者と直接話しができるところだろう。毎月の定例イベントの懇親会では、メンバーは、他愛もないことで著者に話しかけることを止められているため、話しをする機会はあまりないが、合宿では、それが一つのコンテンツになっている。
例えば、今回初めての経験であったが、著者自身が夕食時に各テーブルを回り、参加したコンテンツについて話しをしたり、恒例の「スナック堀江」では、一人一人に好みを聞き、カクテルを作ってくれるのだ。
そんなちょっとしたやりとりも、非常に楽しいひとときだ。著者は、非常に頭がいいので、どんな話題でも話しが面白い。また、非常に驚くところは、著者自身もお酒を楽しみながら作ってくれているにも関わらず、とても味覚が正確なところだ。
評者は、普段からお酒をあまり飲まないので、その辺のところは敏感なのだが、お酒を飲んでも味覚が変わらないのは、さすがにお酒をかなり熟知しているからなのだろう。
本書には、スマホを使い情報感度の高い記事を絶え間なくインプットし、それをアウトプットすることが最も重要だと書かれている。それらを簡単に実行できるのがHIUなのだ。
堀江貴文イノベーション大学校 (HIU)
http://salon.horiemon.com/