HIU公式書評Blog

HIU公式書評ブログ

堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

MENU

世の中の見方が変わる!?『東大卒ポーカー王者が教える 勝つための確率思考』

『東大卒ポーカー王者が教える 勝つための確率思考』著者 木原 直哉 (KADOKAWA、2013/10/25)

WSOPという大会をご存知だろうか?
WSOP(ワールド・シリーズ・オブ・ポーカー)は毎年アメリカ・ラスベガスで開催されるポーカーの世界選手権で、トッププロが集まる大会だ。優勝賞金はなんと約7億円!(2012年当時の為替レート)
著者は2012年のWSOPにおいて、サイドイベントのひとつである「ポット・リミット・オマハ・シックス・ハンデッド」に参加し、日本人としては初めて世界選手権での優勝を果たした、プロのポーカープレイヤーである。

では、皆さんはポーカーと聞くとどんなイメージをお持ちだろうか?
私はカジノのイメージが強いため、ポーカーは運任せのギャンブルだと今まで思っていた。
しかし、本書を読んでポーカーは期待値にそって賭けられる頭脳戦であり、そこには、確率をベースにした論理的思考(確率思考)が求められることが分かった。
では、確率思考とはどんな考え方か?
主に2つの考え方が必要だと著者は言っている。
1つめは「ある事象の出現率を明確に区別できるようになること」
例えば、ポーカーでは試行回数を繰り返していけば、運(ついている、ついていない)はある程度万遍なくやってきて、結局はだいたい収束して実力どおりになる。
つまり出現率が分かれば、勝負すべきかやめるべきかが分かるのである。
人生では試行回数が少ないため運、不運に大いに振り回されるが、リスクを考えることで正しい判断ができるようになるのである。

2つめは「独立事象を理解できること」
独立事象とは、ある事象と別の事象の間に確率的な影響はないということ。例えば、じゃんけんを3回勝負した場合、1回目と2回目と3回目のじゃんけんは独立しており、つながりはなく、仮に3連勝したとしても偶然に過ぎないということである。
この考え方はすごく心を楽にしてくれると思った。物事は1回失敗すると、次に同じ状況になった時にまた失敗するのではないかと考えてしまうが、全く繋がりがないと考えれるようになると気にせず行動できるようになる。
事あるごとに、こんな風に考えるのはメンドくさいと思うかもしれないが、ゲームのように読み切ることができない人生だからこそ、リスクとリターンをどう考えるかで、世の中の見方が変化してくるかもしれないと思った。
ぜひ、一読することをお勧めします。