HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【ランキング】HIU公式書評ブログでは2019年何が買われたか【1〜25位】

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1位 

地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門

地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門

 

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2位

稼ぐまちが地方を変える 誰も言わなかった10の鉄則 (NHK出版新書)

稼ぐまちが地方を変える 誰も言わなかった10の鉄則 (NHK出版新書)

  • 作者:木下 斉
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2015/05/29
  • メディア: Kindle
 

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3位

共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る

共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る

 

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4位

やりたいことを全部やってみる ストレスフリーな生き方を叶える方法

やりたいことを全部やってみる ストレスフリーな生き方を叶える方法

  • 作者:米山 彩香
  • 出版社/メーカー: 総合法令出版
  • 発売日: 2019/05/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

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 5位

一流の人はなぜ風邪をひかないのか?――MBA医師が教える本当に正しい予防と対策33

一流の人はなぜ風邪をひかないのか?――MBA医師が教える本当に正しい予防と対策33

 

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6位

はたらくすすむ(1) (ヤンマガKCスペシャル)

はたらくすすむ(1) (ヤンマガKCスペシャル)

 

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7位 

マンガでわかる最強の株入門

マンガでわかる最強の株入門

  • 作者:安恒理
  • 出版社/メーカー: 新星出版社
  • 発売日: 2017/06/16
  • メディア: Kindle
 

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8位

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 9位

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10位

ザ・テクノロジー マンガでわかる11の最新技術 (NewsPicks Comic)

ザ・テクノロジー マンガでわかる11の最新技術 (NewsPicks Comic)

 

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11位

金融ダークサイド 元経済ヤクザが明かす「マネーと暴力」の新世界

金融ダークサイド 元経済ヤクザが明かす「マネーと暴力」の新世界

  • 作者:猫組長
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2019/07/26
  • メディア: 単行本
 

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12位

サードドア: 精神的資産のふやし方

サードドア: 精神的資産のふやし方

 

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13位 

衰退産業でも稼げます :「代替わりイノベーション」のセオリー

衰退産業でも稼げます :「代替わりイノベーション」のセオリー

  • 作者:藻谷 ゆかり
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/05/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

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14位 

不登校だった私が売れっ子Webライターになれた仕事術

不登校だった私が売れっ子Webライターになれた仕事術

 


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15位

すぐに使えてガンガン集客! WEBマーケティング123の技

すぐに使えてガンガン集客! WEBマーケティング123の技

 

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16位

なぜかまわりに助けられる人の心理術 (宝島SUGOI文庫)

なぜかまわりに助けられる人の心理術 (宝島SUGOI文庫)

 

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17位

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18位 

1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣

1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣

 

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 19位 

月3万円ビジネス 100の実例

月3万円ビジネス 100の実例

  • 作者:藤村 靖之
  • 出版社/メーカー: 晶文社
  • 発売日: 2015/07/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

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20位

GOETHE[ゲーテ] 2019年6月号[雑誌]

GOETHE[ゲーテ] 2019年6月号[雑誌]

 

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21 位 

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22位 

相手に「伝わる」対話術 (読む講演会+PLUSシリーズ)

相手に「伝わる」対話術 (読む講演会+PLUSシリーズ)

 

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23位

地方は活性化するか否か マンガでわかる地方のこれから

地方は活性化するか否か マンガでわかる地方のこれから

 

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 24位 

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25位 

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【ランキング】HIU公式書評ブログでは2019年に何が読まれているのか【1〜25位】

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1位

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【書評】これが人を動かす心理的テクニックだ! 『まんがでわかる D・カーネギーの「人を動かす」「道は開ける」』

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人を動かすのは、かなり難しい。子供に怒鳴っても言うことを聞かない。部下はいつまでたっても仕事が遅い。いつまでたっても夫は、靴下を脱ぎっぱなし。そんなこと思う人は多いだろう。それをわかりやすく解説してくれたのが、この本だ。

人は、命令しても言うことを聞かない。
それはそうだ。命令をすれば、自分が上で相手が下という構造になる。そうなれば、相手は上から言われてるように思い、ますます行動しなくなるのだ。

では、どうすればいいか?それは、相手の主張を共感しつつも、こうすればもっと良くなるんじゃない?と提案してあげることだ。例えば、靴下を脱ぎっぱなしの夫に対しては、「靴下片付けなさい!」と言うのではなく、「靴下片付けるのめんどくさいのは、わかるけど、ここにあったら邪魔になっちゃうから、このカゴにいれるのはどう?そうすれば少しでも綺麗にならない?」という形にするのだ。そうすれば、きっと動いてくれる。

多くの人が当たり前のことを出来ていない。
相手の立場になって、考えるということだ。心理学の世界では、「共感」と言われる。
この「共感」の能力が高い人は、成功しやすい。
なぜなら、顧客が考えていることが分かるからだ。この共感力こそが、人間関係をよくしてくれるだろう。

デール・カーネギーさんは、自己啓発の古典でもある。この「人を動かす」と「道は開ける」は、かなりの大ヒットをした。その2つが、1つの本に書かれ、しかもマンガで分かりやすく解説されている。普通にみればかなりのお得感がある。是非読んでみて欲しい。

相手を動かせないのは、自分に問題がある。
相手を動かしたいなら、自分がまず変わろう。

 

まんがでわかる D・カーネギーの「人を動かす」「道は開ける」 (まんがでわかるシリーズ)

まんがでわかる D・カーネギーの「人を動かす」「道は開ける」 (まんがでわかるシリーズ)

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2015/04/09
  • メディア: 単行本
 

 

【書評】人生の行き詰まり。それはストレスのせいかも? 『超ストレス解消法 イライラが一瞬で消える100の科学的メソッド』

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あなたはストレスを抱えていますか?
ストレスというのか無自覚で、かなり溜まっていることが多いです。上司の罵声、将来への不安、借金の返済など。人生には沢山のストレスがあります。ストレスを放っておけば、爆発し悲惨なことになりかねません。この本はそんなストレスを日頃から解消するメソッドが図鑑のように、100個紹介されています。

書評では、100のメソッドから凄く簡単なのに、誰もやらないストレス解消法を紹介します。ストレスを感じているという自覚です。これは、簡単そうに見えて意外と誰もやっていません。主観的な判断だけで終えてしまい、客観的なデータに記録するということを誰もやっていないのです。

例えば、この本では「ストレスダイアリー」というテクニックが紹介されています。これは、いわゆるストレス日記です。いつ、どこで、どのようなレベルでストレスを感じたかを記録する方法です。ストレスを感じたら、ノートやスマホを取り出して、どこで何をしている時にどのくらいのストレスを感じたかというのを、こと細かに記録すれば、自分はどれくらいストレスを感じ、どんなことでストレスを感じてるのかをみることができます。そうすれば、ストレスを自覚しストレス解消をしようと思えるのです。

この本の著者は、鈴木祐さん。論文を年間2000本読む科学オタクです。そんな鈴木さんが推奨する、ストレス日記だったり、瞑想法、運動の仕方など様々なストレス解消法を取り上げています。簡単なものから、かなりハードなものまで、図鑑のように調べれるようになっています。

この本は全部読まなくていいです。大事なことは、面白そうだと思ったところを読み、それを生活で実践していくことが大事なんです。

ぜひ、ストレスから抜け出して、様々なことに挑戦していってほしいです。ストレスに悩まされるのもうやめませんか?なら、この本を教科書にしてください。きっと、あなたの力になってくれるはずです。

 

超ストレス解消法 イライラが一瞬で消える100の科学的メソッド

超ストレス解消法 イライラが一瞬で消える100の科学的メソッド

  • 作者:鈴木 祐
  • 出版社/メーカー: 鉄人社
  • 発売日: 2018/05/22
  • メディア: 単行本
 

 

【書評】ブロックチェーンは社会インフラ、中央集権型の社会から管理者のいない社会へ『WHY BLOCKCHAIN なぜ、ブロックチェーンなのか?』

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振り返ればこの1年もGAFAの話題には事欠かず、関連書籍も更に増え続けている印象だ。

この圧倒的な強者の登場以降、世界は市場の公平な競争を懸念し、
GAFA時代をどうより良く生きるか、あるいは10年後のGAFAを探せといった議論を耳にするようになったが、
そんな風潮のなか、個人的に「これは面白い!」というテーマに出会った。

ブロックチェーンである。

「今さら?」と思われるかもしれないが、これまで金融文脈で語られることの多かったブロックチェーンを【社会をどう変えていくものであるのか】といった視点でアプローチし、ブロックチェーンの得意・不得意も丁寧に洗い出しながら、その可能性について説いている1冊なのだ。

例えばGAFAのように、何か圧倒的パワーを誇る強者が存在しても、
その一方で、全く性質の違う社会が並行していくとしたら...?並行していくのだろうか...?!
そんな未来を想像しながら、一気に読んでしまった。

ITがより
「人の機能に近づき」
「人のデータをとり」
「超スマートな社会を実現する」方向へと進化中であること、

その流れの中で
●IoT(データをとる)
クラウド(取得データを置く)
ブロックチェーン(データを仕分けし、鍵をかけて保存する)
●AI(そのデータを世の中の役に立つよう活用する)

という【4種の神器】が各役割を担い、ITイノベーションをもたらすのだと理解が深まる。
点と点で何となく認識していたものが線でイメージできるようになると、テンションがあがってくる。

ブロックチェーンの技術は
・暗号技術 
・コンセンサスアルゴリズム 
・ピア・トゥ・ピア(P2P
・DLT(分散型台帳技術) 

の4つからなり、これらの特性からブロックチェーンは「信用」を提供するのだと、フムフム。

ブロックチェーンの最大の運用事例はビットコインであったが、ブロックチェーンに関わる人は「仮想通貨派」「テクノロジー派」に分かれていて、著者は後者。当初シェアリングエコノミーを研究していたそうだが、その行きついた先がブロックチェーンであったと。シェアリングエコノミーのようなビジネスモデルはブロックチェーンによって進化を遂げると確信が持てたそうだ。

と段階を追いながら「なぜ、ブロックチェーンなのか」という本題に向かっていくのだが、
結論「ブロックチェーンは人類に、管理者のいない社会をもたらす」のだと。

それは一言でいって「信用」のあり方が変わるというものである。

これまで「信用」とは、特定の管理者がいる中央集権型の社会の中で成り立っていたが、
こうしたITの技術が信用をつくることで、管理者のいない分散型・自律型のネットワークシステムが
私たちの新しい「信用」になるであろう、というのである。

確かに現時点で、世界は中央集権的に出来ている。
GAFAでなくとも、誰か偉い人や大きな組織に権力と責任が集中し、そこに情報が集まるのが現代社会だ。

著者は「AIに注目する人は多く、ブロックチェーンに注目する人はそこまでに至らない」という。
その理由について、「膨大なデータを原則的に一か所に集約するAIは中央集権型。今の世の中に理解されやすいのでは?」
という迫るあたりは、なるほどと感じさせるものがある。

最後は、具体的な活用例として、電気自動車(EV)の充電スタンドのネットワーク化など
いくつかのアイディアと共に述べられていたが、個人的にはどれも大変興味深いものであった。

この本のお陰で、この手の話題に対するアレルギーが少し緩和しそうだ。
何よりテクノロジーが社会の仕組に融合した世界をほんのりイメージでき、ワクワクする。
ブロックチェーン初心者にとっては、入門書としておススメできそうな1冊だ。

 

WHY BLOCKCHAIN なぜ、ブロックチェーンなのか?

WHY BLOCKCHAIN なぜ、ブロックチェーンなのか?

  • 作者:坪井 大輔
  • 出版社/メーカー: 翔泳社
  • 発売日: 2019/07/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

【書評】天才に勝てる方法はこれしかない!!僕達は深く考えなければならない 『クリティカル進化論』

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天才には根本的な能力では太刀打ちできない。ではどうしたらいい?物事を客観的に正確に判断し、天才でも引っかかるバイアスを避け続ければいいんだ。

私たちは、天才には勝てない。特殊相対性理論のような理論を頭でイメージすることも出来なければ、「モナ・リザ」のような後世で語り継がれるような絵を描けるわけでもない。その中で私たちは「自分で考えていく力」を正しく身につけないといけない。

私達はスキーマという色眼鏡を通して物事をみている。時にはこのスキーマが速攻で判断を助けてくれるのだが、時には誤った判断をしてしまうことがある。

例えば、見た目だけで相手を判断してしまうステレオタイプだ。人間は大体7秒ぐらいで、相手を判断している。イケメンや美女であれば、中身まで優秀で仕事も出来ると思ってしまうのだ。
逆に相手が、少し太っている人だと仕事が出来ないと判断してしまうのだ。

これは人間に備わった武器でもあるため、根本的に無くすことは難しい。そこでクリティカルシンキングである。見た目で判断した際に、本当にこれは事実なのか?証拠はあるのか?自分はステレオタイプのバイアスにはまっていないか?と考え直すことが大事なのだ。

このようにバイアスから逃れるために、クリティカルシンキングが必要であり、天才にも勝てる唯一の方法でもあるのだ。バイアスは数多くある。そして、人間はバイアスにすぐ引っかかる。この書評を書いてる私も今バイアスにかかっている可能性はある。バイアスを逃れるには客観的な視点が必要なのだ。

人間はバイアスに必ず引っかかる。バイアスを逃れたい、天才に勝ちたいと思う方はぜひ読んで欲しい。また、この本では『OL進化論』という漫画を題材にしている。このマンガが好きな方にもおすすめである。著者は知覚心理学者の道田さんと、教育心理学者の宮元さんである。

クリティカルシンキングは、最近かなり世界的にも注目されている。自分で考え続けることが、人生を豊かにする。頭フル回転で、天才に打ち勝つため、是非ともこの本を読んでみてほしい。

 

クリティカル進化(シンカー)論―「OL進化論」で学ぶ思考の技法

クリティカル進化(シンカー)論―「OL進化論」で学ぶ思考の技法

 

 

【書評】ビジネスより大事なこと。親孝行をして年長者を敬う。言動を慎み、徳のある人と親しくする。『リーダーとして論語のように生きるには』

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論語』は誰もが知っているかと思うが本書は『論語』から派生した『弟子規』を読み解き、リーダーにとって何が必要かについて書いている本である。

『弟子規』とは18 世紀に幼児教育向けに書かれた本である。当時は幼児向けであったが、現代では前へ前へと時代が進歩した一方で、学ばずに置き去りにしてしまったことが沢山ある。それがこの『弟子規』に載っているということで注目を浴びている。

タイトルにも書いたが、『弟子規』によると、まずは親孝行が大切であり、次に年長者を敬うこと、そして、言動を謹み、信用を得る。そして徳のある人と親しくする。そこまでできた上で余裕がある人は文学を学ぶ。準備が大切だ。

また、学ぶ目的は本分を知ることである。自分は何が得意で生まれてきたかを知り、それを役立てることである。

まず、行動し、師匠に教えてもらい、できるようになるまで繰り返す。繰り返すと煩悩が消え自然体になる。自然体になると、人間と調和し、自然と調和し、過去と未来と調和できる。

その他にも本書には生きるために、勉強やビジネスよりも圧倒的に大切なことが書かれている。経済的に発展した国でしっかり生きるには道徳が大切だなぁと再認識された一冊だ。

 

リーダーとして論語のように生きるには

リーダーとして論語のように生きるには

 

 

【書評】仕事できるやつは、みんなこうしてる!本当に役に立つルールの作り方とは!? 『SIMPLE RULES 「仕事が速い人」はここまでシンプルに考える (単行本)』

 

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シンプルなルールというのは、どんなグループどんな状況においても役に立つ。成功してきた企業の多くはシンプルなルールを使っている。

シンプルなルールを設定する上で大事なことが、4つある。1、ルールの数が少ない。2、使う人に合わせてカスタマイズできる。3、具体的である。4、柔軟性がある。たった4つである。この大事なことも4つでシンプルになっている。

よく読まれている本には、「○○が良くなる3つの方法」などと書かれていることが多い。これは人間の心理が3つか4つぐらいしか覚えられないっていうのもあるのだが、それ以上にシンプルなルールにすることが大事なのだ。

このルールこそが、1のルールの数が少ないということだ。ルールをミニマム化することで、最速で、素早い判断をおこなうことができる。あらかじめ、ルールを3つや4つに絞っておくことで、そのルール内に触れるもので取捨選択ができるのだ。例えば法律のように、めちゃくちゃ多い制限があれば動きづらい上に、時間がかかりすぎてしまう。そのために、ルールを重要な3つや、4つに絞ることで最適な判断をより素早くできるのだ。人間はベストな選択はできない。あくまでベターな選択だ。

この著者 ドナルド・サルは、ビジネスの戦略や実行においての専門家であり、マサチューセッツ工科大学の上級講師。次世代のビジネスの第一人者とも言われている。そんな彼の長年の研究と、ルールをつくる基本法則はあなたの選択をより、素早くしてくれるはずだ。

何事においても、ルールをつくることはとても大事なことだ。シンプルなルールをつくって、やることやらないことを一発で決めて、より良い生活をおくってほしい。

 

 

【書評】「ゴッホがいかにしてゴッホになったのか」『ゴッホ展~人生を変えたふたつの出会い~』

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本作では、フィンセント・ファン・ゴッホ氏の画家人生で描かれた作品とゴッホ氏に影響を与えたクロード・モネ氏、ポール・セザンヌ氏、ピエール=オーギュスト・ルノワール氏他、数々の画家の作品が同時に紹介されている。

また、ゴッホ氏の画家人生は、わずか10年ほどであったが、その間約2000点の作品を制作した。そのなかでも油絵は約860点描き、それは4日に1枚の驚異的なペースで仕上げられたとも言われている。これは、同時代に活躍したレオナルド・ダ・ヴィンチ氏、ヨハネス・フェルメール氏、クロード・モネ氏と比べても遥かに多作なのだそうだ。

しかし、現在の世界的な知名度とはうらはらに、ゴッホ氏の生前に売れた作品は1枚のみであり、生活にも困窮していた。画家としての初期に制作された作品は、全体的に暗い色遣いが目立ち、農民や労働者、貧しい人々の生き方に共感し描いたようだ。現在人々が持っているゴッホ氏の作品イメージとは正反対である。

晩年に描かれたゴッホ氏の代表作「ひまわり」「麦畑」「糸杉」などは、色鮮やかなところが特徴的だが、それはパリに移り住み、印象派と呼ばれる人々との交流から色彩での表現の虜となり影響を受けたのだ。

本作の一番の見所は、ゴッホ氏の愛した作品「糸杉」である。空に届きそうなほど真っ直ぐに伸びた糸杉からは、自然のエネルギーを感じ、頭の中が「糸杉」でいっぱいになるほど糸杉に惹かれたそうだ。

「糸杉」「麦畑」「オリーヴ」は、繰返し描かれたモチーフである。視点の位置や色のバリエーション、構図を変えて数々の作品が制作されたところもゴッホ氏の作品の面白さでもある。

また、映画『永遠の門~ゴッホの見た未来~』でもゴッホ氏の作品が多数紹介されているため、ゴッホ氏の描いた世界をリアルに体験することができるのだ。

『永遠の門~ゴッホの見た未来~』
http://bookrev.horiemon.com/entry/2019/12/01/220000

 

 

ゴッホ展完全ガイドブック (AERAムック)

ゴッホ展完全ガイドブック (AERAムック)

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2019/10/09
  • メディア: ムック
 

 

【書評】必殺技は、ガン・フー、マー・フー、ドッグ・フー『ジョン・ウィック : パラベラム』

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本作は『ジョン・ウィック』シリーズの第3作。裏社会に住む伝説の主人公『ジョン・ウィック』は、その世界での掟を破り、追放処分となってしまった。彼の身に賭けられた賞金は1,400万ドル。結果として世界中を敵にまわし、追われる身となった。

彼らの最重要拠点となっているニューヨークのコンチネンタルホテルでは、仕事のオーダーや情報、商売道具が管理され、その社会では、独自の貨幣や組織、ルールに基づき、世界が成り立っている。

本作の見どころは、なんといってもアクションシーンだ。隠れられない広いガラス張りの部屋の中でのアクションやニューヨーク市内を馬とバイクでチェイスするシーンは見ものだ。特に敵のバイクに追いかけられながら、馬上でうまくバランスをとり、馬体に身を隠し、横になりながらも猛スピードで車の間をすり抜けていくシーンは、圧巻である。

ジョン・ウィック』演じるキアヌ・リーブス氏は、50代でありながら数々のアクションシーンをこなしている。ほとんどスタントマンを使わず、本作クランクインの何カ月も前から、柔術、武道、馬術等様々な練習をこなし、撮影に挑んだそうだ。

評者も過去に乗馬クラブへ通っていた経験があるが、走るだけでもバランスをとることがかなり難しい中、敵の攻撃をかわしながら、あのような体勢で走り続けられるのは流石だ。

また、次回作『ジョン・ウィック 4』の製作も決定し、2021年に公開が予定されている。次回作も見逃せないストーリーになりそうだ。