シンプルなルールというのは、どんなグループどんな状況においても役に立つ。成功してきた企業の多くはシンプルなルールを使っている。
シンプルなルールを設定する上で大事なことが、4つある。1、ルールの数が少ない。2、使う人に合わせてカスタマイズできる。3、具体的である。4、柔軟性がある。たった4つである。この大事なことも4つでシンプルになっている。
よく読まれている本には、「○○が良くなる3つの方法」などと書かれていることが多い。これは人間の心理が3つか4つぐらいしか覚えられないっていうのもあるのだが、それ以上にシンプルなルールにすることが大事なのだ。
このルールこそが、1のルールの数が少ないということだ。ルールをミニマム化することで、最速で、素早い判断をおこなうことができる。あらかじめ、ルールを3つや4つに絞っておくことで、そのルール内に触れるもので取捨選択ができるのだ。例えば法律のように、めちゃくちゃ多い制限があれば動きづらい上に、時間がかかりすぎてしまう。そのために、ルールを重要な3つや、4つに絞ることで最適な判断をより素早くできるのだ。人間はベストな選択はできない。あくまでベターな選択だ。
この著者 ドナルド・サルは、ビジネスの戦略や実行においての専門家であり、マサチューセッツ工科大学の上級講師。次世代のビジネスの第一人者とも言われている。そんな彼の長年の研究と、ルールをつくる基本法則はあなたの選択をより、素早くしてくれるはずだ。
何事においても、ルールをつくることはとても大事なことだ。シンプルなルールをつくって、やることやらないことを一発で決めて、より良い生活をおくってほしい。
SIMPLE RULES 「仕事が速い人」はここまでシンプルに考える (単行本)
- 作者:ドナルド サル,キャスリーン アイゼンハート
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2017/08/21
- メディア: 単行本