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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】ビジネスより大事なこと。親孝行をして年長者を敬う。言動を慎み、徳のある人と親しくする。『リーダーとして論語のように生きるには』

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論語』は誰もが知っているかと思うが本書は『論語』から派生した『弟子規』を読み解き、リーダーにとって何が必要かについて書いている本である。

『弟子規』とは18 世紀に幼児教育向けに書かれた本である。当時は幼児向けであったが、現代では前へ前へと時代が進歩した一方で、学ばずに置き去りにしてしまったことが沢山ある。それがこの『弟子規』に載っているということで注目を浴びている。

タイトルにも書いたが、『弟子規』によると、まずは親孝行が大切であり、次に年長者を敬うこと、そして、言動を謹み、信用を得る。そして徳のある人と親しくする。そこまでできた上で余裕がある人は文学を学ぶ。準備が大切だ。

また、学ぶ目的は本分を知ることである。自分は何が得意で生まれてきたかを知り、それを役立てることである。

まず、行動し、師匠に教えてもらい、できるようになるまで繰り返す。繰り返すと煩悩が消え自然体になる。自然体になると、人間と調和し、自然と調和し、過去と未来と調和できる。

その他にも本書には生きるために、勉強やビジネスよりも圧倒的に大切なことが書かれている。経済的に発展した国でしっかり生きるには道徳が大切だなぁと再認識された一冊だ。

 

リーダーとして論語のように生きるには

リーダーとして論語のように生きるには