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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】天才に勝てる方法はこれしかない!!僕達は深く考えなければならない 『クリティカル進化論』

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天才には根本的な能力では太刀打ちできない。ではどうしたらいい?物事を客観的に正確に判断し、天才でも引っかかるバイアスを避け続ければいいんだ。

私たちは、天才には勝てない。特殊相対性理論のような理論を頭でイメージすることも出来なければ、「モナ・リザ」のような後世で語り継がれるような絵を描けるわけでもない。その中で私たちは「自分で考えていく力」を正しく身につけないといけない。

私達はスキーマという色眼鏡を通して物事をみている。時にはこのスキーマが速攻で判断を助けてくれるのだが、時には誤った判断をしてしまうことがある。

例えば、見た目だけで相手を判断してしまうステレオタイプだ。人間は大体7秒ぐらいで、相手を判断している。イケメンや美女であれば、中身まで優秀で仕事も出来ると思ってしまうのだ。
逆に相手が、少し太っている人だと仕事が出来ないと判断してしまうのだ。

これは人間に備わった武器でもあるため、根本的に無くすことは難しい。そこでクリティカルシンキングである。見た目で判断した際に、本当にこれは事実なのか?証拠はあるのか?自分はステレオタイプのバイアスにはまっていないか?と考え直すことが大事なのだ。

このようにバイアスから逃れるために、クリティカルシンキングが必要であり、天才にも勝てる唯一の方法でもあるのだ。バイアスは数多くある。そして、人間はバイアスにすぐ引っかかる。この書評を書いてる私も今バイアスにかかっている可能性はある。バイアスを逃れるには客観的な視点が必要なのだ。

人間はバイアスに必ず引っかかる。バイアスを逃れたい、天才に勝ちたいと思う方はぜひ読んで欲しい。また、この本では『OL進化論』という漫画を題材にしている。このマンガが好きな方にもおすすめである。著者は知覚心理学者の道田さんと、教育心理学者の宮元さんである。

クリティカルシンキングは、最近かなり世界的にも注目されている。自分で考え続けることが、人生を豊かにする。頭フル回転で、天才に打ち勝つため、是非ともこの本を読んでみてほしい。

 

クリティカル進化(シンカー)論―「OL進化論」で学ぶ思考の技法

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