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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】必殺技は、ガン・フー、マー・フー、ドッグ・フー『ジョン・ウィック : パラベラム』

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本作は『ジョン・ウィック』シリーズの第3作。裏社会に住む伝説の主人公『ジョン・ウィック』は、その世界での掟を破り、追放処分となってしまった。彼の身に賭けられた賞金は1,400万ドル。結果として世界中を敵にまわし、追われる身となった。

彼らの最重要拠点となっているニューヨークのコンチネンタルホテルでは、仕事のオーダーや情報、商売道具が管理され、その社会では、独自の貨幣や組織、ルールに基づき、世界が成り立っている。

本作の見どころは、なんといってもアクションシーンだ。隠れられない広いガラス張りの部屋の中でのアクションやニューヨーク市内を馬とバイクでチェイスするシーンは見ものだ。特に敵のバイクに追いかけられながら、馬上でうまくバランスをとり、馬体に身を隠し、横になりながらも猛スピードで車の間をすり抜けていくシーンは、圧巻である。

ジョン・ウィック』演じるキアヌ・リーブス氏は、50代でありながら数々のアクションシーンをこなしている。ほとんどスタントマンを使わず、本作クランクインの何カ月も前から、柔術、武道、馬術等様々な練習をこなし、撮影に挑んだそうだ。

評者も過去に乗馬クラブへ通っていた経験があるが、走るだけでもバランスをとることがかなり難しい中、敵の攻撃をかわしながら、あのような体勢で走り続けられるのは流石だ。

また、次回作『ジョン・ウィック 4』の製作も決定し、2021年に公開が予定されている。次回作も見逃せないストーリーになりそうだ。