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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】今の仕事は給料がもらえなくてもやりたいことなのか。ロールモデルを見つけると、なりたい自分がハッキリとする『やりたいことを全部やってみる~ストレスフリーな生き方を叶える方法~』

時間的、精神的に自由でストレスのない生活をする。後悔のない人生を送るにはどのようにしたらいいのか。本書では、理想の人生を手に入れるためのステップが示されている。

自分のやりたいことがわからないという人がいるが、まずは今の仕事は給料がもらえなくても続けたいかどうかが判断基準となる。

そして自分の直感を使い、「憧れる人」「こうなれたらいいな」と思う複数のロールモデルを見つけることで、なりたい自分の姿がハッキリしてくるという。さらにその人の「何に憧れているのか」と突き詰めていくと、自分が求めているものがわかるそうだ。

著者は大学を卒業し、有名だからという理由で会社を選んだため、特にやりたいこともなく、どんな仕事をしても「全部違う」と感じ、入社3年でついに限界を迎えたという。そしてまずは片手間に副業を始め、思いもよらぬ成果を手にし、結果としてそれから半年で会社を退職したそうだ。

その著者の実体験を元に、好きなことで食べていけるようになるための「6か月プログラム」が掲載されている。そのため、独立したい人にとっては、まさに著者がロールモデルの一人となるのだろう。

また自分一人で行動するのが難しい人には、起業塾も行っているそうなので、直接アドバイスを受けることもできるだろう。著者は実際に本書で紹介する内容を実践したら、たった半年で自分の夢が現実に変わり、幸せな日々を過ごしているという。

評者もやりたいことや仕事などは「面白そう」など自分の直感に従い選択してきた。例えば「百貨店のショーウィンドーを作る仕事をしたい」と突然思ったのがそれにあたる。当時は全く別の仕事をしていたため、VMD(Visual Merchandiser)というそのジョブタイトルさえ知らなかった。

なぜならVMDの仕事とは当時欧米では、重要視されていたが、日本ではあまり認知されておらず、一般募集もしていない。いわゆるコネでつながる世界であった。そのため周りの人からは、経験もないのに無理だと言われ続けたが、結果としてその仕事を始めたいと思ったタイミングで日本で一番ショーウィンドーの面数の多い百貨店で仕事をすることとなった。

この経験により自分の直感を頼りに行動することが正しいという証明にもなり、一般的に難しいと思われることであっても、その時が来れば、また、望めば何でも何とかなると思っている。まさに本書のタイトル『やりたいことを全部やってみる』それが人生の面白さそのものなのだ。


やりたいことを全部やってみる ストレスフリーな生き方を叶える方法

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