『思考の整理学』著者:外山 滋比古(ちくま文庫、1986/4/24)
今の教育システムはグライダー人間を育てる教育である。全てにおいて平均点が取れ、目上の人の言うことをよく聞く良い子ちゃんを育てる教育である。これらはイギリスの産業革命以降にできた工事労働者を育てる教育からきている。
これから必要なのはそんな人間よりも自力で飛び抜ける人間、いわば飛行機人間が必要となる。この本が最初に出版されたのは1986年だが、テクノロジーが発展し、物や情報が溢れ、より独自性が重要とされる今の時代に本書は必要とされると強く思う。
本書は未だに増刷され、多くの書店にも平積みされている。それだけ長く愛され続けた本だ、ぜひあなたも手に取ってほしい。