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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】自分の時間を生きるために『バカとつき合うな』

本書は、24通りの「避けるべきバカ」について指摘している。それはまさに、確信をついた笑える内容だ。またラストでは、著者の堀江貴文氏と西野亮廣氏がお互いの「いいバカ」について、さらには「自分自身のバカ」な部分について書かれているところが見どころだ。

今、自分は自由なのか。本書の内容はここから始まる。自由でないと感じているのなら、その答えは「バカと付き合っているからだ」という。まさに単純明快だ。

本書では何回「バカ」という言葉が出てくるのだろうと思うぐらい「バカ、バカ、バカ」が続く。しかし、ここまでハッキリ書かれていると、逆に清々しい。きちんと「バカ」の種類を見極めようという気になってくる。

自分の周りにいる人は、どの「バカ」にあてはまるのか。また、自分自身はどんな「バカ」なのか。そのようなポイントに注意して読んでも面白いだろう。

このように、多くのバカを紹介しているが、最終的なバカは、厄介な人々ではなく、自分の時間に大きな影響を与える「死」が本当のバカだとも書かれている。

評者自身、死なずに生きる選択肢があると考えている。例えば子供の頃は、還暦を迎えた人は、おじいさんおばさんといわれていた。しかし現在の還暦を迎える人々は、見た目も若く、仕事でもバリバリと活躍するような人たちが圧倒的人数を占めている。人によっては、お兄さんお姉さんと思える60歳も実際に存在する。

見た目の若さは、身体の若さにも比例しているため、明らかに時代と共に死が遠ざかっていることに違いはない。

また研究によると「自分は長生きする」というような、たとえ根拠の無い自信でもそれは寿命に影響するようだ。すると、自分が死なない人生を歩むと決めれば、そうなる可能性も十分にあると考える。

そのような世の中となっても、まさに自由に「バカではない」または「いいバカ」な自分の好きな人たちと、好きなことだけして生きていく。そういう人生を生き続けることに変わりはないだろう。そのためには、まず本書を読むことがその入り口となるはずだ。


バカとつき合うな

バカとつき合うな