HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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漫画

【書評】社会情勢と人間の心を生々しく映し出している…『闇金ウシジマくん考察BOOK』

原作の『闇金ウシジマくん』の魅力として、緻密な取材によるリアリティがあげられている。もちろんそれ以外にもこの原作が読者を引きつける理由はたくさんある。 まず、お金の貸し借りという行為、しかも闇金という違法金利でやり取りをすることで、「みんな…

【書評】人と同じでありたいという本質的な願望と人と同じことは危険であるという矛盾 『カイジ「どん底からはいあがる」生き方の話』

カール・マルクスの『資本論』では”資本主義が進んだ社会では、個人がどんどん孤立化される。”とあり、言い換えると“企業は仕事を分担し、細切れにすることで生産効率を上げていく”ということを意味します。これは“ジェネラリスト”を大量生産し、代替可能な…

【書評】変化に対応できる種のみが生き残る『カイジ「命より重い!」お金の話』

金が命よりも重いわけがありませんが、お金のことを知らないということが「命よりもお金の方が重い」状況をつくっているのです。 では、生きていくために必要なことは何かと考えると、お金を稼ぐための「能力」に加え“マネー・リテラシー”も必要になります。…

【書評】文学小説が好きな人に本当にオススメしたい漫画作品『積極』

「小説は大好きだけど、漫画は物足りなくて」と漫画を毛嫌いしている人に読んでほしい漫画それが本作品です。 本作は短編3編からなりますが、タイトルにもなっている『積極』のストーリらある教授にまつわる話です。 亡くなった妻を思い、女子学生には目も合…

【書評】朝食は人生を変える『いつかティファニーで朝食を』

本書の主人公は、仕事に追われ忙しい日々を送っている。多くのことを我慢して生きてきた。そして、その我慢にも限界がきたときに、ふと思い立ったのは、以前から興味を持っていた「カフェでの朝食」だった。 朝食という一時でも、主人公の人生には、大きな影…

【書評】漫画を超えた文学作品『pink』

私は普段漫画を読まないので、軽い漫画を読もうと手に取った。ところが、最初からどんどん引き込まれ、結末はとても悲しい。読み終わった後、軽く放心状態になるほど衝撃的だった。主人公はOLをしながらホテトル嬢をしている。その理由はおしゃれなマンショ…

【書評】天才と変人と変態と痛みと苦しみ『ファイアパンチ』

全てが雪に覆われた世界。そんな世界では“祝福”と呼ばれる生まれながらの能力が備わっている人がいる。火を出す能力、電気を作る能力、鉄を作る能力、再生能力、人が死ぬまで消えない火を出す能力、本作品はそんな世界でのお話だ。 ある男は人より優れた再生…

【書評】ギャル×オタク×天然による下ネタトーク『おしえて!ギャル子ちゃん』

本作品はギャル子、オタ子、お嬢の三人による。日常系漫画(下ネタ多し)である。ポイントはとにかくギャル子が可愛く、ギャルんギャルんしていること。何故だか仲良くなった三人が仲良く学生生活を送る日常系である。ギャル子がピッチっぽいので、オタ子が…

【書評】恋愛の美味しいとこだけ食べていたい『バツコイ』

特定の男とは付き合わず、恋愛の美味しいとこだけ食べて行くのがモットーの弁護士カホリ。本作はそんなカホリが初めて人を好きになって面倒ごとに巻き込まれて行くお話だ。 カホリはある日既婚者と知らずある男との関係を持つ、しかしお互いに本気になってし…

【書評】彼氏いない歴33年そして処女。そんな女の恋愛模様『きょうは会社休みます』

彼氏いない歴33年そして処女。そんな主人公のアラサーこじらせ女子はある日会社の飲み会で記憶をなくし、朝目覚めるとと隣には11個年下のバイト君。記憶のないまま初体験を済ませてしまった。 『きょうは会社休みます』。 ほとんど有給休暇すら使わず生きて…

【書評】天才ハッカーがサイバー犯罪に挑む『王様達のヴァイキング』

本作品は主人公の是枝一希が世界を制するまでの物語だ。彼はバイトは何度もクビになり高校も中退、それらの根本とも言えるが何より人とのコミュニケーションが大の苦手だ。ただしそんな彼でも一つだけ天才的な能力を身につけていた、クラッキングだ。この物…

【書評】金目さんにお任せしたい!『綺麗にしてもらえますか。(1巻)』

本作品の舞台は熱海、キンメクリーニングを一人で営む金目綿花奈と店を利用する地域の人たちの物語だ。 金目さんの献身性もさることながら、登場人物が普段どのように過ごしているのか、日常を感じられるのもこの作品の魅力の一つだ。店を含む舞台の描写が土…

【書評】本を売る仕事と森雅之と『耳の散歩』

耳の散歩 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)作者: 森雅之出版社/メーカー: 朝日ソノラマ発売日: 1998/05/01メディア: コミック購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る

【書評】人生はもっと頑張れば良かったという後悔の連続『高校球児ザワさん』

[まとめ買い] 高校球児 ザワさん(ビッグコミックススペシャル)作者: 三島衛里子メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る

【書評】女子高生×盆栽???『雨天の盆栽(2巻)』

本作品は埼玉の大宮に住む女子高生達が、盆栽の魅力に惹かれていく物語だ。1巻では晴れて盆栽部を結成した。この2巻では部のメンバーである雨天、楓、そして かのん の3人でさらに盆栽の魅力や知識を深めていく。 “盆栽”と聞くとどうも手を出しにくいイメー…

10分で読める!『マンガで身につく多動力』

本作品のストーリーは主人公達が会社ごと「無人島」へワープすることから始まる。いかに『多動力』を使って生き残るか?というお話。 『多動力』のない人たちは無人島にワープしても明日の会議の準備・仕事をこなし続ける。『多動力』の持ち主は見切り発車で…

無人島のような世の中で。『マンガで身につく多動力』

本作品は現在までに累計30万部を突破した著書『多動力』を、漫画に再編集したものだ。ある日サラリーマン達が会社ごと無人島にワープしてしまうところから物語は始まる。 私たちの周りは、普段から多くの“常識”が溢れている。本書でも冒頭に取り上げられてい…

背中を押してくれる本『マンガで身につく 多動力』

無人島にワープするところからストーリーは始まる。なぜこんな"ありえない"展開にしたのだろう?。 世の中にはそんな"ありえない"事が多いからではないだろうか。 それは人生を苦しく生きる様に仕組まれた"ありえない"常識の事である。 そして、そこにズバズ…

マンガすら時間のない方には、最後の章だけでも読んでもらいたい٩( 'ω' )و『マンガで身につく多動力』

原作の『多動力』がそのままマンガになったのかと思いきや一般人思考の「鈴木」が堀江さん思考の「堀口」と一緒に過ごす日々で変化していくという内容であった。マンガになることで『多動力』のエッセンスは変わらないままより一層飲み込みやすい内容となっ…

『多動力』と併せて読むことに意味がある『マンガで身につく多動力』

本書は、30万部突破のビジネス書『多動力』のマンガ版である。マンガでのストーリーは『多動力』と比べると一見、奇想天外のように思えるが、とても分かりやすい例えで、ビジネスでの重要ポイントを教えてくれている。 『多動力』を既に読んでいても、さらな…

私の身近にいる堀口さん『マンガで身につく多動力』

マンガで身につく 多動力 (NewsPicks Comic)作者: 堀江貴文,星井博文,三輪亮介出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス発売日: 2018/03/01メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る

マンガだからこそ身につくのでは!?『マンガで身につく多動力』

ストーリーは、ある日仕事をしていると1000年に一度の磁場のゆがみによっていきなりジャングルに飛ばされるというもの。実に奇想天外なものだ。 ・・・だが、本当に奇想天外なものなのだろうか。 今は変化の激しい時代であり、今までの常識が通用しなく…

マンガならではの面白さ『マンガで身につく多動力』

この書籍は2017年に出版された堀江貴文氏の「多動力」をマンガに再構成したものだ。 常識に流され夢を諦めていた鈴木健太郎がある日、会社ごと無人島にワープし、社内の異端児として扱われている堀口靖史の行動に戸惑いながらも、次第に彼を追いかけ感化して…

マンガユーザーにも多動力を『マンガで身につく多動力』

本書は2017年30万部を超えたビジネス書、著者の堀江貴文氏の『多動力』がマンガ化された書籍である。 たくさんの方々が既に読了済であるだろう『多動力』だが、マンガならではの展開など楽しんで読める内容となっている。 設定が宇宙の磁場により会社ごと突…

未来世界の圧倒的リアリティー『バルバラ異界』

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普通の人が主役の歴史漫画『T・Pぼん』

藤子・F・不二雄大全集 T・Pぼん 全3巻セットメディア: セット買いこの商品を含むブログを見る

まずは“水兵きき”を検索しよう!『みかにハラスメント』

本作品は2005年に単行本が発行された水兵ききの代表作だ。少年誌に掲載するにはおそらく現在ではアウト、当時でもギリギリ・・・アウトだったのではないだろうか。 タイトルからもおおよそ推測はできるであろうが、登場人物の北川みかがこれでもかというくら…

羽根田さんが格好良いと思ってしまった『林檎の樹の下で(上巻・下巻)』

本書を読み進めていくと2つの違和感を感じた。一つはこれまでに読んだアップルを語る書籍は全てジョブズを中心だったことに対し、本書は日本人の奮闘を中心に語られていたことそれ自体、もう一つは日本人ゆえの文化からくる駆け引きだ。 これまで読んだジョ…

堀江貴文の人生に影響を与えた一冊『林檎の樹の下で』

本書は堀江貴文氏が復刊人となり、また『スティーブズ』のうめ先生が漫画を描き復刊させた、日本とAppleに関する唯一のノンフィクション本である。 本書は上下巻からなっており、上巻の副題がが「禁断の果実上陸編」、下巻が「日本への帰化編」である。 現在…

人間の不得手をアップルが肩代わりする『林檎の樹の下で 上』

本書はアップルが日本に上陸して、どのような物語を経て、今の市場までに確立したかを詳しく書かれた、復刻本である。 もともとは、日本の繊維メーカーの「東レ」が日本のアップルコンピューターのディーラーを請け負うという形で日本に製品が輸入されていた…