無人島にワープするところからストーリーは始まる。なぜこんな"ありえない"展開にしたのだろう?。
世の中にはそんな"ありえない"事が多いからではないだろうか。
それは人生を苦しく生きる様に仕組まれた"ありえない"常識の事である。
そして、そこにズバズバ切り込んでく様子が書かれてるのがこの本だ。
例えばこのシーン。
全部無駄だと本当はわかってる。けど、皆見えない何かに縛られてる。わかってるのに理不尽な事に耐えなければいけない。だから騙されたフリしなきゃやってられない。その気持ちも痛いほどわかる。
しかしこの本を読み終える頃にはそういう"ありえない"常識に対し一歩踏み出したい気持ちに私はなっていた。今までの自分に反省してしまうと同時に少し熱が入ってしまったそんな本である。