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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】変化に対応できる種のみが生き残る『カイジ「命より重い!」お金の話』

金が命よりも重いわけがありませんが、お金のことを知らないということが「命よりもお金の方が重い」状況をつくっているのです。

では、生きていくために必要なことは何かと考えると、お金を稼ぐための「能力」に加え“マネー・リテラシー”も必要になります。「稼ぐ」、「貯める」、「使う」、「守る」という各々のリテラシーを学ばなければなりません。

マネー・リテラシーの無い例として、“貯金信仰”が挙げられます。日本総合研究所の調査では70歳以上で亡くなった方の相続資産額の平均は3354万円であり、月に20万使うとして14年生活できます。これは3000万円以上の貯金があっても、将来が不安で使えなかったことを意味します。

将来のお金の不安を消す唯一の方法は“貯金”ではなく、時代に適応しどんな仕事をしても生き抜ける自信を持つことです。それは専門性を高めることでも無く、AIを恐れることでもありません。

ダーウィンは「変化に対応できる種のみが生き残るのが生命の真理」と説いています。未来は予測不能ですが、できることは変化を恐れずに今に対応していくだけです。

これだけが時代が変わっても、変わらなかった、生命の原理原則です。