HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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2023-01-01から1年間の記事一覧

【書評】恋愛にファッションは付きもの!『「ユニクロは3枚重ねるとおしゃれ」の法則』

本書は、お手頃価格なのに質の高いユニクロのアイテムを駆使して、おしゃれなスタイリングを提案するファッションガイドだ。一見シンプルなアイテムも、重ね着や組み合わせ方によって、高級ブランドにも劣らないスタイルを作り出せることを解説している。本…

【書評】罪と救済について考える『罪と罰』

本書は、19世紀ロシアの巨匠フョードル・ドストエフスキーによる超有名な文学作品である。物語は、若き学生ラスコーリニコフが貧困に打ちひしがれ、自らの哲学的信念の下に、ある老婆を殺害するところから始まる。彼の犯罪後の心の葛藤と罪悪感、そして彼を…

【書評】統計学で少しでも有意義な人生を 『はじめての統計学 レジの行列が早く進むのは、どっち?』

著者は統計のおねぇさん、サトマイことサトウマイさん。 本書のタイトル「レジの行列が早く進むのは、どっち?」ですが、例えばスーパーなどでお買い物をしていて、レジが混み合っているとき、皆さんはどの列に並ぶかをどういう基準で選んでいるでしょう。 …

【書評】直感だけでは足りない!『ファスト&スロー』で賢明な選択をする方法 『ファスト&スロー』

ダニエル・カーネマンの『ファスト&スロー』は、私たちが日常で下す意思決定の背後にある心理的メカニズムを明らかにしています。この本を通して、私たちの思考の仕組みや、それがどのように行動や選択に影響を与えるのかを理解することができました。 シス…

【60日間99円】kindle unlimitedで読み放題で読めるビジネス書20選【6/28まで!】

kindle unlimitedとは amazonが行なっているサービスです。 120万冊以上の本が月額980円で読むことができ、 HIU公式書評ブログのメンバーも多くが加入しています。 また、kindleを持っていなくともkindleアプリで十分読むことができます!。 おすすめビジネ…

【書評】初心者はこういうのまさに欲しい!『気持ちよく打てる 女性限定! はじめてのゴルフ』

ゴルフといえば男性向けの本ばかり、その中でキラキラ光っているこの本、ターゲットを超初心者の女性に絞って正解、とまんまと購入。これからゴルフを始める女性にピッタリだ。 まずは初心者が迷ってしまいがちな、気候に応じたウエアやクラブ選びも指南。そ…

【書評】乗り越えられない苦難はない『見えないからこそ見えた光』

著者は、アメリカのサンディエゴで指鍼術を施す日本人セラピスト、ライフコーチ。16歳のときに視力を失い、何をするのにも他人の助けが必要となることに嫌気がさし、自殺を試みた人物。盲学校の高校を卒業後、鍼灸の専門学校へ進学。指導者となるべく筑波大…

【書評】 人間力を高めるスパイス『はしゃぎながら夢をかなえる世界一簡単な法』

題名が陽気だ。なので、ちょっと鬱々としたときに、気楽に読むのにもいいかもしれない。ふとそんな気分のときに頁を開いたら、結構ズバッとくるものだ。インターネット黎明期にゴルフ会員権売買のネットマーケティングで成功、現在はコンサルやブログ発信な…

【書評】生きることの意味とは? 輪廻転生とは?『火の鳥 鳳凰編』

シリーズ第5部の『鳳凰編』は第2部以来になる長篇作であるが、火の鳥は長篇作の方が評価が高い様に思う。本作はその中でも特に人気があるのではないだろうか。個人的にもかなり面白い作品と思っている。 舞台は8世紀、奈良時代の日本。シリーズを通して重要…

【書評】会社全体から研究開発を見直してみよう『研究開発マネジメントの“強化書”―経営戦略と研究開発活動をつなぐミドルマネジメント機能の強化』

その名の通り研究開発マネジメントの教科書特にミドルマネジメントのための一冊だ。 評者も研究開発のミドルマネジャーをしているが、本書を読んであたらめて考えたことをここに書こう。 本書の中では研究開発の9つの機能について述べている項がある。詳細は…

【新着記事】情報収集良いとこ取り。『ESSE』2023年10月号

たまには1人で雑誌をパラパラめくる、そんな休日やスキマ時間もいいものだ。特集の「お金」情報。お金に愛される人を取材した、頑張らずにできる方法が満載。はっとするレシピやスマホ首に効く首回りのストレッチ、やはり自分にないものを発見するのにももっ…

【新着記事】情報収集良いとこ取り。『ESSE』2023年10月号

たまには1人で雑誌をパラパラめくる、そんな休日やスキマ時間もいいものだ。特集の「お金」情報。お金に愛される人を取材した、頑張らずにできる方法が満載。はっとするレシピやスマホ首に効く首回りのストレッチ、やはり自分にないものを発見するのにももっ…

【書評】孤高のひとりIR!『楽天IR戦記「株を買ってもらえる会社」のつくり方』

話題には事欠かない楽天に関する書籍。最近の動向も注目されていますが、本書は少し時計の針を巻き戻して、2005年から約10年間、楽天が事業の多角化を進め、楽天経済圏構想が生まれた時代のお話です。著者は当時のIR担当者で、現在はマーケットリバーという…

【書評】19.5倍も売り上げをあげた読者の心を掴んで離さないコピーライティング『ザ・コピーライティング 心の琴線に触れる言葉の法則』

アメリカの広告業界で58年間も活躍し続けた伝説的コピーライター、ジョン・ケープルズが記したザ・コピーライティング。 58年もの長い現役コピーライター人生で効果を検証した内容がこの本に記されている。 ネットによる飽和状態の情報社会で、人はどのよう…

【書評】戦国シリーズ3→天下布武、目標は明確でシンプルに!『織田信長(2) 桶狭間の巻』

「天下を取るか、尾張のうつけで消えゆくか?」織田信長のこのセリフが印象的です。2巻は歴史の分岐点ともいえる桶狭間の戦いです。織田軍が数的にも不利な状況にありながら、どのように今川義元の首を取って天下に近づいたのか。これは会社や仕事でもいえ…

【書評】コメディ、政治、風刺、サスペンス、ミステリー、パラレルワールド、神学とバラエティー豊かなディックの世界。『シビュラの目―ディック作品集』

短篇集というものは割と奇抜なものに出会い易い。長篇作とは異なり、作者も何かしらのチャレンジを行なうのにハードルが低いのだ。初っ端の『待機員』がその一つ。舞台設定自体がふざけていて、コンピュータが大統領を勤める未来の合衆国で、主人公は失業者…

【書評】コメディ、政治、風刺、サスペンス、ミステリー、パラレルワールド、神学とバラエティー豊かなディックの世界。『シビュラの目―ディック作品集』

短篇集というものは割と奇抜なものに出会い易い。長篇作とは異なり、作者も何かしらのチャレンジを行なうのにハードルが低いのだ。初っ端の『待機員』がその一つ。舞台設定自体がふざけていて、コンピュータが大統領を勤める未来の合衆国で、主人公は失業者…

【書評】古墳時代と乱世の日本、そんな中篇二作のセット。『火の鳥 ヤマト・異形編』

ヤマト編が第3部、異形編は第11部となる。ページ数の組み合わせやら何やら編集上の事情もあるのだろう。発表順にして欲しいところだが、読んでしまったものは仕方がない。後で作品の順番を脳内補正しよう。ヤマト編で描かれるのは4世紀頃、古墳時代の日本。…

【書評】とうとう隠し子が社長に『社外取締役 島耕作(3)』

『課長 島耕作』から始まった島耕作シリーズ現在はテコットも退職し、社外取締役として活躍している。現在は次期社長を決めるお家騒動に巻き込まれており、隠し子がとうとう社長に就任した。 話は複雑だ。島耕作が社外取締役を務める会社では次期社長を考え…

【書評】でも今度こそと火の鳥は思う。今度こそ信じたい。『火の鳥 未来編』

3世紀頃の邪馬台国の時代を描いた第1部『火の鳥 黎明編』に続く本作第2部は、西暦3404年の超未来の世界だ。火の鳥は一作毎に過去と未来を交互に描き、そして次第にその振り幅を狭めていって、最終話は現代へと辿り着くというのが手塚治虫の構想であったのだ。…

【書評】人間関係を円滑にしたい人必読『「好かれる人」になる55のコツ』

著者は人材プロデューサー、全国出版オーディションを主催している岡崎かつひろさん。広い交友関係を持ち多くの人に応援される人物が良好な関係を築くために心がけているコツを55個紹介している。どの項目を読んでも膝を打つ内容ではるが、特に印象に残った…

【書評】口からウソがスラスラ出てくる。『15歳、プロ彼女~枕営業してた元アイドルだけど質問ある?』

有名人、俳優IT社長、AV堕ち。本作品は元アイドルが語る芸能界の裏事情ががわかる一冊である。 15歳アイドルがよくわからないままタワマンに呼び出された。中には業界の有名人や、有名俳優が集まっていた。あの有名俳優もこんなとこをするんだと思い、お金を…

【書評】口からウソがスラスラ出てくる。『15歳、プロ彼女~枕営業してた元アイドルだけど質問ある?』

有名人、俳優IT社長、AV堕ち。本作品は元アイドルが語る芸能界の裏事情ががわかる一冊である。 15歳アイドルがよくわからないままタワマンに呼び出された。中には業界の有名人や、有名俳優が集まっていた。あの有名俳優もこんなとこをするんだと思い、お金を…

【書評】フリーダムフレンドの日常『こういうのがいい 2』

したい時に、したい事を、したい人と。とに書く相性の良いフリーダムフレンドになった。2人、1巻に引き続き2巻では2人の日常が描かれる。 主人公の2人はメンヘラな彼氏彼女と別れたところだ。恋愛に嫌気がさしたところでとにかく気が合い仲良くなった2人。会…

【書評】これがいっちゃん最初の火の鳥。『火の鳥 ギリシャローマ編』

随分と前に、『火の鳥 黎明編』の書評を書いたことがあり、その際に火の鳥のシリーズ全体についての感想もざざっと大雑把に書いたのだったが、改めて他の編たちについても一作毎に書いていってみようかと思う。と言うのも、最近『火の鳥 望郷編』が『火の鳥 …

【書評】これがいっちゃん最初の火の鳥。『火の鳥 ギリシャローマ編』

随分と前に、『火の鳥 黎明編』の書評を書いたことがあり、その際に火の鳥のシリーズ全体についての感想もざざっと大雑把に書いたのだったが、改めて他の編たちについても一作毎に書いていってみようかと思う。と言うのも、最近『火の鳥 望郷編』が『火の鳥 …

【書評】令和のチーム運営の必須科目『心理的安全性のつくりかた 「心理的柔軟性」が困難を乗り越えるチームに変える』

令和では給料をあげてもチームはまとまらない。価値観は変わってきた。チーム運営に必要なのは心理的安全性の作り方だ。 最近よく聞くワード、心理的安全性。心理的安全性についてまず学びたい時に読む本が本書である。非常にわかりやすく心理的安全性につい…

【書評】こうあるべき、がガラガラ崩れる『「私、ちゃんとしなきゃ」から卒業する本』

常識ってなんだっけ?な本である。ここまでぶっ飛んでいると気持ちがよい。帯には「仕事・恋愛・結婚・お金 結局すべて持っていくのは″好きに生きている女子″なのよ」とある。独自の恋愛・家庭・仕事論でメディア掲載多数、スクール主宰をしている著者・小田…

【書評】こだわりのスーパーマーケット、成城石井の商品開発ストーリー『成城石井 世界の果てまで、買い付けに。』

成城石井は私のお気に入りのスーパーの一つです。あの小さいスペースに魅力的な品揃えが詰め込まれていて、いつもついふらっと引き寄せられてしまう。中でも総菜コーナーのアジアン系のフォーやシンガポールラクサ、デザートコーナーのゼリーやチーズケーキ…

【書評】黒手塚漫画の代表格か。『奇子』

「黒手塚」漫画の神様 手塚治虫の作品群の一部はそう呼ばれている。人間の暗黒面を描くシリアス作品を指すのだが、その中でもトラウマ級の作品の一つが、1972年1月25日号から1973年6月25日号まで『ビッグコミック』で連載された『奇子(あやこ)』だそうだ。…