題名が陽気だ。なので、ちょっと鬱々としたときに、気楽に読むのにもいいかもしれない。ふとそんな気分のときに頁を開いたら、結構ズバッとくるものだ。インターネット黎明期にゴルフ会員権売買のネットマーケティングで成功、現在はコンサルやブログ発信など幅広く活躍する著者の経験に基づく啓発書。
自分を労る。大切に扱う。本書ではこんな例が出る。国宝級の弥勒菩薩像を自分の命とひきかえにとるか？多分殆どの人はとらない、だから自分を弥勒菩薩像より大切に、丁重に扱え、と。
自分を丁寧に扱っているだろうか。利他.のためには自分を満たさねば。当たり前のことだが気持ちの鍵を解き意識しないと実際忘れがちである。
メンターを見つけて、「どうやったらあなたのようになれますか」と質問する。喜んで教えてくれる、とのことだ。ただ、行動しないとメンターは現れない、そしてメンターには完璧を求めない。
ダメな自分にOKを出す。積み重ねた自分を認めてばかりいると、頑張ったことがなにかの拍子に崩れたときに自信をなくすから。
その他にも、自分より優秀な人を雇う人間力。
喜びがより大きいところにお金を使う、
ほめ言葉や影ほめ（その人の周りの人に、本人の良いところをほめる）、などほめ技の数々。
人間力を高めるスパイスの数々が随所に。行動する気になれる本だ。
発行日 2017年9月22日
著者 本田晃一
発行所 SBクリエイティブ株式会
