HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

90分の倍数ではなかった!?『スタンフォード式 最高の睡眠』 著者 西野 精治 (サンマーク出版、2017/3/5)

本書では、スタンフォード大学睡眠研究所、そしてその主たる基礎研究機関である睡眠生体リズム研究所(以下SCNラボ)で蓄積したエビデンスをもとに、「あなたの睡眠を、あなた史上最高にする」ための方法が紹介されている。著者は、スタンフォード大学医学部…

ホリエモンの教育論、国家論、人生論がここにある『すべての教育は「洗脳」である~21世紀の脱・学校論~』 著者 堀江貴文 (光文社新書、初版 2017/03/20)

ホリエモンが教育を語るのは珍しいなというのがタイトルから感じた最初の印象だった。中学生時代にプログラミングにはまり、親を納得させるために猛烈に勉強し東大に入ったホリエモンが、教育についてなにを語るのか興味があった。 この本を読むとそこで語ら…

本書を読まないから、仕事が終わらないのだ! 『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である』著者 中島 聡 (文響社、2016/6/1)

一度立ち止まって、 時間の使い方に向き合ってみないか? ・毎日が忙しく時間に余裕がない。・やりたいことに時間を使えていない。・人生を楽しめていない。こんな悩みを抱えている人に、読んでほしい。 著者の言った通りに行動すれば、明日の朝の目が覚めた…

日本酒の魅力は無限大『日本酒ナビゲーター認定講座』

現在世界的に注目を浴びている日本酒。著者の大越さんは東京で毎月2回日本酒講座を行なっているが、その時に用いているオリジナルテキストがkindleで手に入る本書である。 本書は講座のテキストのために作られたものである。しかし、原料、製造方法について…

過去の非常識は、未来の常識だ! 『2035年の世界』

人類は今まで体験したことのない「大きな変化」に直面する。その最たる変化が、「死ななくなる」かもしれないということだ。医学の発展により人類は、信じられないほど長寿になる。80歳の美魔女や90歳の現役スポーツ選手が現れてもおかしくない。これか…

新ジャンル!ロリータハードボイルド『ノケモノと花嫁』原作 幾原 邦彦 漫画 中村 明日美子(インデックス・コミュニケーション)

普通の恋愛、普通の物語、普通の漫画。 そういうものに飽きたときに読みたくなるのが『ノケモノと花嫁』です。 主人公の世羅ヒツジと羽熊塚イタルを中心に子供VS大人の世界を描いた一種の社会風刺漫画となっております。幾原邦彦監督の作品は『少女革命ウ…

ちきりんさんはブログだけじゃなくてTwitterも面白いですよ 『多眼思考』 著者 ちきりん 大和書房 初版 2014/12/1

私はちきりんさんの大ファンだ。 出会いは就活をしていた2013年。説明会やらなんやらで、新宿に行くことが多くなり、空いた時間でよく本屋さんにいくようになった。そこで「社会派ブロガー ちきりんさんオススメ」というポップを見た。「ちきりんってだれ?…

声や話し方を変える!『たった1日で声まで良くなる話し方の教科書』 著者 魚住 りえ (東洋経済新報社 、2015/8/7)

本書では、聞きやすく、好印象をもたれる話し方ができるようになるための、簡単に実践できるコツが50にまとめられている。著者は、元日本テレビアナウンサーで、現在はフリーアナウンサーとして活躍する魚住りえさんだ。 著者は、アナウンサー活動の傍ら、…

ビジネスニュースが面白くなる『会社四季報 業界地図 2017年度版』 (東洋経済新聞社、初版 2016/9/8)

四季報についてどのようなイメージをお持ちだろうか。白黒の分厚い電話帳みたいな本で就活生がよく買っている本(そしてほとんど読まない)といった具合だろうか。 この本はそうではない。オールカラーの300ページ弱の本で、業界毎にまとまっている大変わか…

もっともよいイノベーションの本はこれだ! 『C.クリステンセン経営論』 (著者 クレイトン M.クリステンセン) (ダイヤモンド社、初版2013/7/4)

経営学という学問は、組織論と戦略論に分かれ、かつ戦略論は競争戦略論とイノベーション論に分かれると理解している。 本書はイノベーション論の一大理論の「イノベーションのジレンマ」の提唱者である、クレイトン M.クリステンセン教授の論文集である。イ…

プログラミングとはデータモデルを理解することである 『データモデリング入門』 著者 渡辺 幸三 (日本実業出版社、初版2001/07/01)

昨今、プログラミング教育やプログラミング学習が流行っている。私事だが、私はシステムエンジニアなので「プログラミングってどうやったら勉強することができるのか?」と聞かれることも多い。勉強の仕方はある程度はわかるが、「プログラミングができてど…

『ゲームシナリオのためのSF辞典』著者 クロノスケープ(SBクリエイティブ、2011/4/6)

「テラフォーミング」「タイムパラドックス」「動物の知性化」「超光速航行」「コールドスリープ」、「サイバネティクス」「VR」「軌道エレベーター」「ウォーターフロント」「パラレルワールド」「スペースデブリ」「ポスト・アポカリプス」。 ワクワクしま…

かわいらしい絵で戦争を描くということ 『こおりの掌 シベリア抑留記』著者 おざわゆき(講談社)

「親が生きているうちに戦争の話を聞きたかった」 これはきっと誰もが願うことだろう。ただそれが少し違うのは、彼女が漫画家であったことだ。 1942年、当時19歳のおざわの父は満州へ出征。その後ソ連軍の捕虜となり酷寒な環境下のシベリアで奴隷的な強制労…

ととのったあああ唯一無二のサウナ『マンガ サ道』著者 タナカ カツキ(モーニングKC、2016/1/22)

今回紹介するのは、唯一無二の『マンガ サ道』。茶道でなくサ道。サウナの楽しみ方を描いたマンガだ。皆さんサウナは入ったことはありますか?。サウナについてどんなイメージを持ってますか?。「苦行」、「暑いだけやん」とか思っていませんか?。それは、…

ストレスを少なく、パフォーマンスを最大に!『科学的に元気になる方法集めました』 著者 掘田 秀吾(文響社)

あまり気が進まない仕事をするとき、みなさん、どうしているだろうか? やる気を出す方法としては、本書の最初に紹介されている「とにかくやり始めること」が、やる気スイッチを入れる方法として有名だ。まずは5分間始めてみるだけだ。 そして、調子が出て…

千原ジュニアワールド全開「すなわち、便所は宇宙である」 著者 千原ジュニア(扶桑社)

お笑い芸人、千原ジュニア。 彼の家のトイレには一冊のノートが置いてある。ジュニアはトイレの中で考えたことをノートに書いて、それを笑いのネタにしている。 この本では、実際のメモが記載され、それに対して千原ジュニアがその時考えていたことを書いて…

技術を磨いて成果を出そう『誰でもアッという間に不思議なくらい商品が売れる販売員の法則』著者 橋本 和恵(大和書房)

本書のテーマは“販売技術”だ。ネットショッピングが当たり前になっている昨今、消費者に商品を届けるという役割はまだまだ店頭販売員が担うところが大きい。いや、店頭かeコマースかはただの手段の違いだ。本書の本質は、どのような販売手段に対しても当ては…

少し切なくて、とても優しい 『このわがままな僕たちを』 著者 銀色夏生 (角川文庫)

このワガママな僕たちを 許してくれてありがとう。なにかしら僕達にもいいところはあるはず。僕は君を、よろこばしたい。君は僕を、よろこばしてくれる。(本文抜粋) 銀色夏生さんといえば、『そして僕は途方に暮れる』の作詞者でも有名な現代の詩人です。…

ストレッチ感覚で身に付ける『思考を広げる まとめる 深める技術』 著者 太田 薫正(中経出版)

本書は、考える能力において、「広げる」「まとめる」「深める」の3つを基礎的な力とし、頭をストレッチするような感覚で、思考の基本動作を身に付けることを目的とした本である。 3つ力を簡単に説明すると、「広げる」は、バランスよく、質のいいアイデア…

男はみんな覗き魔だ『覗くモーテル観察日誌』覗き穴のあるラブホを経営していた男の記録

覗きは好きですか?男は皆覗きが好きだと、モーテル経営者のフースは語る。フースは1957年からモーテル、いわゆるラブホを経営している。しかし、そのモーテルはフースによる改造で天井に特殊な通気口を作成し、部屋が覗けるようになっている。フースはそこ…

あなたの求めている言葉が、ここにある。『メンタリストDaiGoの心を強くする300の言葉』著者 メンタリスト DaiGo(セブン&アイ出版)

言葉には、不思議な力が宿っている。ほんの短い一行の言葉が、あなたの背中を押し、心の支えとなり、人生を変えることがある。 本書は、著者がTwitterでつぶやいてきた「自分の心理をコントロールし、人生をより充実させるための言葉」を中心に、反響の良かっ…

犯人はこの中にいました!『星野リゾートの事件簿 なぜ、お客様はもう一度来てくれたのか?』 著者 中沢 康彦(日経BR社)

本書では、北海道のアルファリゾート・トマムや山梨のリゾナーレなど、いくつもの経営再建の話を事例から、ホテルサービス業に携わるために必要な考え方が記されています。 本書の言葉から主役を選ぶとするなら、それは「顧客満足度」です。再建に至るまでの…

人の力が組織の力だ『Hot Pepperミラクル・ストーリー 事業マネジメントを学ぶための物語』著者 平尾 勇司(東洋経済新報社)

知らない人はいないであろう情報誌「Hot Pepper」の、立ち上げから軌道に乗せるまでが書かれた一冊です。「個人の数字に対する徹底的なコミット」、「組織の力で作る推進力」、そして「顧客への物語提案」、これらが一つになることで大きなムーブメントを作…

成功したいなら「方程式」を作り上げろ! 『徹夜しないで人の2倍仕事する技術ー三田紀房流マンガ論』 著者 三田 紀房 (コルク)

あなたはマンガ家にどんなイメージを抱いているだろうか?・アシスタントと朝まで徹夜してマンガを描いている。・好きなことをしてお金持ちになれる夢の職業。・締め切りギリギリで編集者が原稿を催促してくる。これらが、ふつうのマンガ家像だろう。 しかし…

なんでもない日、特別な日。 『きょうのできごと』 著者 柴崎 友香 (河出書房新社)

なんでもない日常ですが、時間が経つと、それが意味のある日だったと思い出したりしますよね。 この作品は、京都を舞台に男女の「きょう」を淡々と描いています。 友達の引越し祝い、車内での幼なじみとの会話、酔った友達にパシられて鴨川沿いを自転車で走…

政治にITを!『情報参謀』

本書は自民党大敗後の2009年夏から政権奪還する2013年までの4年間の戦いの記録である。著者はテレビの報道を中心に報道状況と合わせて、twitterやfacebookの書き込み、そしてネット検索ワードやウェブサイトのアクセス量から人々の発想や行動を分析し、自民…

悩むのをやめてみよう!『シンプルに考える』著者 森川 亮 (ダイヤモンド社)

会社にとって、いちばん大切ことは何か?社員の幸せ、利益、ブランド、どれも大切だ。しかし、いちばんとは言えない。では、何がいちばんだろうか? 著者の答えはシンプルだ。「ヒット商品を生み出し続けること」これだけである 本書は、『LINE』の元社長が…

JKの日常に起きた小さな変化『雨天の盆栽①』 著者 つるかめ(マッグガーデン)

「おじいさんの趣味だ」、そんな既成概念を覆してくれました。この作品は盆栽がテーマです。 雨宮雨天が小日向楓の日常に入ってきたところから物語は始まります。好奇心をくすぐる盆栽にまつわる知識を中心にしながらも、物語を回すのは女子高生のライフスタ…

『自分を責めずにはいられない人』 著者 片田珠美(PHP研究所)

本書は、精神科医である著者の体験を踏まえて「罪悪感」という視点から、自分を責めずにはいられない人を分析し、「罪悪感」と向き合うことや自分を責めることをやめるための方法について書かれている。 失敗や困難なことなど、同じような体験をしても、何を…

少しの工夫で簡単に実践できる『コクヨのシンプルノート術』 著者 コクヨ株式会社 (KADOKAWA)

Campus ノートで有名なコクヨの社員は、どのようなノートの使い方をしているのか? そんな質問がきっかけとなり誕生したのが、『コクヨのシンプルノート術』である。本書では、実際のノートの写真とともに、コクヨ社員による100通りのノート術が紹介されてい…