経営学という学問は、組織論と戦略論に分かれ、かつ戦略論は競争戦略論とイノベーション論に分かれると理解している。
本書はイノベーション論の一大理論の「イノベーションのジレンマ」の提唱者である、クレイトン M.クリステンセン教授の論文集である。
イノベーション論を学びたいなら、この本を読むのがもっともよいと断言できる。
その理由は内容の充実度である。全15章にわたる本書では、1993年に提唱されたイノベーションのジレンマについての論文(第1章)から始まり、
イノベーションのジレンマへの対応策(第3章)、
医療ビジネスにイノベーションのジレンマ理論を適用(第4章)、
経営理論についての考察(第6章)、
マーケット分析について考察(第7章)、
財務分析とイノベーションの関係(第10章)、イノベーティブになる方法(第12章)、
プロフェッショナルなキャリアを築く方法(第13章)と記載されている。
特に、第13章に掲載されている論文は至極だ。どうしたら幸せなキャリアをしっかり歩めるかかについて考察を与え、どうしたら幸せな家庭を築けるかを教えてくれる。
そして最後にどうしたら成功と言える人生を歩むことができるか教えてくれる。
C. クリステンセン 経営論――ハーバード・ビジネス・レビュー・アンソロジー
- 作者: クレイトン M.クリステンセン,ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー編集部
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2013/07/05
- メディア: 単行本
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