昨今、プログラミング教育やプログラミング学習が流行っている。私事だが、私はシステムエンジニアなので「プログラミングってどうやったら勉強することができるのか?」と聞かれることも多い。勉強の仕方はある程度はわかるが、「プログラミングができてどうするのか?」何か作りたいサービスでもあるのかと不思議に思う。
もし、優秀なシステムエンジニアやプログラマーの思考を身に付けてたいと思っている、もしくは少しでもシステムのことを理解したいと思っているのであればこの本を読んでほしい。
プログラミングとはデータモデルをつくることである。
一般には、この言葉に尽きると考えているからだ。
本書は、第1部「データモデルとは何か」と第2部「業務別データモデル用例集」の2つにわかれている。
第1部を読めば、システムエンジニアやプログラマーがどのように思考しているのかわかる。彼らは全てデータとデータの関連性を考えているのである。
また、第2部では、業務別にデータモデルの用例が記載されており、今あなたが使っているシステムがなぜ使いづらいかわかる。
その使いづらさは大体がデータモデルがうまくできていないからである。
最後に、大企業のシステム部門にいながらこの程度のことも理解できていないような方は自らの会社に無駄なコストを増やしている。読んで勉強してほしい。