HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】人を助けることの大切さ。改めてヒーローから学ぶべきこととは? 『僕のヒーローアカデミア』

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貴方は昔ヒーローに憧れただろうか?かっこよくて、強くて、人を助けるスーパーヒーローに。

この漫画はヒーローに憧れた1人の少年が、周りとは違い、無個性で生まれ、ヒーローの夢は絶望となる。だが、No.1ヒーロー「オールマイト」に出逢い、ヒーローを再び志すというあらすじだ。

主人公のデクからは、かなり学ぶことがある。
本気で、人を助けたいという心や、どんな人にも優しく接するヒーローとしての心構え。
常に向上心を持って、成長しようという態度。

ただの漫画とはいえ、漫画からも学ぶことは多い。自己啓発書を意味も分からずに、崇拝しているだけならば、漫画を読み込み漫画から、現実世界に落とし込めることはないか?この漫画から学べることは何か?を考えた方が、合理的かもしれない。

人を助けることは、実は人間が幸せになれる方法でもある。『GIVE&TAKE』という本があるが、それが物語っている。「与えるものこそ、成功する」

この本はまさにそれを具現化したものだ。ギバーである「ヒーロー」と、テイカーである「ヴィラン」の闘いは様々な角度からみると、とても面白い。

皆さんも、漫画から学べることは何か?現実世界に落とし込めることは無いか?を考えながら、漫画を楽しんで欲しい。
そうすれば、きっと漫画が2倍も3倍も楽しくなるはずだ。

渋沢栄一は言った。
「見方を変えれば、全てが学びの対象にならないだろうか?」

あなたも、ぜひ『僕のヒーローアカデミア』から、エンタメ以上のものを引き出して欲しい。

 

 

【書評】養殖、品種改良、権力。私利私欲に溢れるこの世界を描いた超大作。 『約束のネバーランド』

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楽しい毎日。毎日遊んで勉強して、テストはちょっぴり辛いけど、兄妹達と過ごす日々は幸せとしか言いようがなかった。あることに、気付くまでは、、、

人間は、豚や牛、魚を養殖している。自然さまを育て、我がものとしている。果物や野菜などもそうだ。だが、もし人間が、何ものかによって養殖されていたら?あなたは、そんなことを考えたことはあるだろうか?

鬼に養殖され、鍛えられた人間達は、出荷され、鬼によって喰われる。主人公のエマ達は、その中でも選りすぐりの脳を持つ、高級肉として育てられていた。

ネバーランド」とは、大人がいない世界。つまりは、大人になる前に出荷される、大人になれない世界なのだ。

その中で、幸せになるためにもがく、エマ、ノーマン、レイの物語は、私たちに沢山の学びを与えてくれる。

常識を疑うこと、頭を使い分析すること、現状で最良の選択は何か導き出すこと、など。

考えて行動することは、人生をより良くしてくれるだろう。考えて行動すれば、きっと次に繋がる1歩が踏み出せるはずだ。先のことなど、後で考えればいいのだ。

他にもこの漫画は、家畜している私たちに、もっと食材の有難みを持つことも教えてくれている。家畜している豚や牛は、鬼に飼われている人間と同じ気持ちなのかもしれない。
そんなことを言えば、食べ物を食べれなくなるかもしれないが、この世は私利私欲で溢れている。もっと、基本に戻り、食材の有難みを大切にしなければいけないのかもしれない。

私たちは幸いにも、どれだけ脳を鍛えても、出荷されることはない。だが、家畜される側の気持ちを知ることは、生きていることがどれだけ幸せか、常識を疑うことがどれだけ重要か教えてくれる。

あなたの近くにも鬼は、いるかもしれない。
鬼の存在に気付けなけば、あなたは、大変なことになるだろう。

 

 

【書評】失敗しないビジネス経営とは!?人を幸せにすることの大切さ 『ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する』

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皆さんはお金のない学生の頃、オバチャンがやっている定食屋に、毎日通っていなかっただろうか?なぜだろうか?安いから?腹いっぱい食えるから?

当時の私たちは、働いていないからお金もなく、思春期で食べ盛り。みんなで、部活の帰りにオバチャンの定食屋で、腹いっぱい食うのが、楽しかったのではなかろうか?

よく考えてみれば、オバチャンの定食屋は、客単価としては安く、利益も少ない。だけど、なぜ繁盛するのか?

それは、客を想い客を幸せにしているからだ。ビジネスにおいて、これが最も重要になってくる。自分がもし、客となった時、不快におもった店に2回行くだろうか?行くはずがない。

だが、店の立場になると、その日の体調や環境によって、態度を変えてしまう。客単価を気にするよりも、顧客を幸せにし、従業員も幸せにすることが大事だ。

従業員を満足にすれば、働くのが楽しくなって、もっと働いてくれる。そうすれば、顧客も満足してくれる。そうすれば、給料も上がって、また従業員も頑張ってくれる。こういう風な、好循環のスパイラルに入れば、ビジネスは成功する。

ビジネスとは、お金を稼ぐためにやるのではない。人を幸せにするためにやるのだ。

そのことを心掛けて、取り組めば、あなたは勝つことが出来るだろう。

 

 

【書評】ファンタジーが、もうそこまできてる 『答え合わせは、未来で。』

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自動運転、IoT、スマートシティ。言葉だけが、独り歩きして、何のことか分からない。本当にそんな技術ができるのか。所詮、ファンタジーの話だろうと、ずっと思っていた。

だが、そんな時代もすぐそこまできている。車が、家の代わりになる。車で生活する時代。そんな未来の話を、小説みたいに書かれてるのがこの本だ。

世界の技術はどんどん進歩していってること、いまはまだファンタジーだが、科学としてファンタジーの世界へ着実に近付いてきている。

運転手がいないだけでなく、音声認識で目的地まで連れて行ってくれる時代。むしろ、ホログラムで運転手がいるような時代を想像させられると、夢が膨らむ。

こんなことができるの?って思ってしまうけど、実際技術はどんどん進歩してる。こんな時代がくると思うとワクワクする。
あなたも、日産が描く未来のカタチを体験してみてほしい。まずは小説から。

そうすればきっと、あなたも未来への希望が持てるはずだ。

  1. www.nissan.co.jp

【書評】この世は未知なる生物、菌によって成り立っている 『もやしもん』

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あなたは菌と聞いて、何を思うだろうか?感染症の原因だろうか?汚いというイメージがあるだろうか?確かに、その要素もある。だが、それ以上に菌はもっと身近な存在なのだ。

この世は菌によって成り立っている。そう言っても過言はないだろう。なぜなら、人間は菌に活かされているからだ。

簡単に言ってしまえば、内臓で働いてくれているのは菌。美味しい食べ物を作ってくれているのも菌。美味しいお酒がのめるのも菌のおかげだ。

菌という言葉で片付けても、役割は人間に害を及ぼすものから、むしろ助けてくれるものまである。この『もやしもん』は、そんな菌が見える少年による、のほほんとしていて和やかで、とても勉強になる漫画だ。

もやしもん』は農大が舞台であり、菌の博士である樹先生のゼミで、主人公の沢木や、相棒役の蛍達が、発酵食品について学ぶ。

ヨーグルト、キムチ、納豆、味噌、日本酒、ビール、醤油などの定番のものから、アザラシを発酵させた「キビヤック」というマニアックなものまで、幅広いものを扱っている。

可愛い菌達も沢山登場し、見応えたっぷりとなっている。

これを読めば、生活に菌が欠かせないことや、除菌するよりも、菌と上手く付き合っていくことが大事というのが分かる。

菌への偏見はあるだろう。実際、コロナやインフルエンザも菌がもたらしたものだ。
しかし、むやみやたらに除菌をすれば、いい菌まで殺してしまい、もっと免疫力が低下し、身体の不調が起きる。

コロナに対抗したいのならば、先ずは菌について知ろう。そうしなければ、あなたは後悔する羽目になるかもしれない。

 

もやしもん(1) (イブニングKC)

もやしもん(1) (イブニングKC)

 

 

【ランキング】今週読まれた書評【2020/3/1-7】

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1位

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bookrev.horiemon.com

1日10分で4技能が身につく アルゴリズム音読

1日10分で4技能が身につく アルゴリズム音読

  • 作者:鴨井 智士
  • 発売日: 2019/12/23
  • メディア: 単行本
 

 

 2位

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3位

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時間資本主義の時代 あなたの時間価値はどこまで高められるか?

時間資本主義の時代 あなたの時間価値はどこまで高められるか?

  • 作者:松岡 真宏
  • 発売日: 2019/12/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

4位

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5位

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6位

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7位 

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8位

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9位

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10位

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【書評】財務表の読み方からビジネスモデルの分析まで『経営や会計のことはよくわかりませんが、 儲かっている会社を教えてください! 』

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タイトルのままだ。経営や会計のことが分からない人が読んでも、儲かっている会社とはどうやって見分けるかが分かり、ビジネスモデルまで分かるそんな本である。

本書ではまず財務3表の基本を学びその後、2社ずつ、例えばAmazonAppleなどを比較しながらその会社がなぜ儲かっているかを分析していく本だ。ところで財務3表の説明がこれまで読んだ本の中で圧倒的にわかりやすかった気がする。おそらく、儲けているかを見分ける方法を中心に書いているからだろう。

タイトルの通り、儲かっているのはどっちかを12の指標で分析していく、そして会計だけでなくビジネスモデルの分析まで行う。是非youtubeなどで解説を聴きたくなる。

本書は2020/1/16に発売したが読むなら是非すぐに読んで欲しい、今話題の企業が出ていたり財務表も新鮮だからだ。そしてこの本をきっかけに会計を勉強する人が増えれば世の中はより良くなる気がする。

 

 

【書評】成功する上で大事なこと。それはいかに早く成功するかではない。失敗をどう乗り越えるかだ『なぜ倒産 23社の破綻に学ぶ失敗の法則』

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『なぜ倒産 23社の破綻に学ぶ失敗の法則』

私たちは、成功の法則というものを学ぶ。皆が成功したい。だがら、成功の法則を学ぶ。だが、それは誰かが作り出した後付けであり、法則なんかではない。成功に法則するものなんかなく、人によって成功の法則の定義は違う。では、何を学べばいいか?失敗の法則だ。

失敗の法則とは、大体が決まっている。大体過信であったり、思い込みをしていたりする。失敗の法則を学んでいれば何が得られるか。それは、事前に懸念材料となるものを潰しておけるのだ。

事前に潰しておけば、リスクを最小限に抑えることが可能だ。そうすれば、その中で最適なプランをたてることができる。

多くの人は、成功者の成功ルートを真似て、自分の失敗の原因と比較する。だが、先程も言ったが、成功者の成功ルートとは基本的に後付けであるから、ものにするのは難しい。だからこそ、自分の失敗と企業の失敗を比較しよう。そうすれば、「これは〇〇企業の過信と同じだな」と対策をとれるのだ。

自分の失敗であれば重く受け止めてしまう。目の前が真っ白になる。だが、他人の失敗であれば、反面教師として、学ぶことができる。

取り分け、日本人は成功の歴史ばかり学んできた。誰々が勝ったとか、覇権争いでこいつが勝利したとかが多い。だが学ぶべきは、なぜこの武将は負けたのか。なぜ、日本は戦争に負けたのかというところを、学ぶ必要があるのだ。

この倒産の本は、企業が無謀な投資、身の丈に合わない設備投資、過信による人材育成の失敗など、様々な角度から失敗を分析している。

財務的な問題から、心理的なバイアスまで23の例は、あなたに失敗の回避の仕方と、乗り越え方を教えてくれるだろう。

孫子は言った。
「勝つことよりも、負けないことが大事だ。」

あなたは勝つことだけにこだわり過ぎてないだろうか?勝つことだけを考えすぎると、足元をすくわれるかもしれない。そうなりたくなければ、人の振り見て我が振り直そう。

 

なぜ倒産 23社の破綻に学ぶ失敗の法則

なぜ倒産 23社の破綻に学ぶ失敗の法則

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 日経BP
  • 発売日: 2018/07/20
  • メディア: 単行本
 

 

【書評】奈良時代に伝来した書物は武田信玄、徳川家康に繋がる『まんが 孫氏の兵法』

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本書は二千五百年前の奈良時代に日本に伝来した兵法原則の書物になります。

兵法とは“戦争の仕方”という意味になりますが、本書は単に勝ち方の原則を述べられたものではなく、リーダーの立場から状況判断、組織管理の仕方、リーダーシップの在り方、競争の原理などが書かれています。

本書を参考にしている有名な経営者は26歳の入院中に“孫の二乗の法則”を編み出した孫正義氏が挙げられます。本書は企業の経営者、政治家、スポーツ関係者など多くの職種の方々に愛読されています。

また、歴史をさかのぼると奈良時代に伝来した本書は武田信玄風林火山の基になり、その後は武田信玄を尊敬した徳川家康に繋がり、武士の教養として奨励され本書は江戸時代で開花します。

本書はそのような世紀をまたぐ大ベストセラーをマンガで分かりやすく解説しており、大変イメージしやすくなっています。興味を持たれた方は、まずマンガで読み始めましょう!

 

まんがで身につく 孫子の兵法 (Business ComicSeries)

まんがで身につく 孫子の兵法 (Business ComicSeries)

 

 

【書評】文構造を意識しろ!『アルゴリズム音読』

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「ハイレベルを求めすぎていませんか?」

日本語と英語は違う。
何がとゆうと「語順が」である。

英語は日本語と違い、語順が変わると意味をなさない。この本では、英語を勉強するために生み出されたアルゴリズム(ルールと手順を決めて処理すること)による音読である。

本書は英語の文構造を意識した語順感覚を身につけられるように設計されており、4日間で1ラウンドを終えるサイクルが、第1~8ラウンドまで32日間でトレーニングしよう。

きっとあなたの英語脳は覚醒しているはずだ。 

1日10分で4技能が身につく アルゴリズム音読

1日10分で4技能が身につく アルゴリズム音読

  • 作者:鴨井 智士
  • 出版社/メーカー: IBCパブリッシング
  • 発売日: 2019/12/23
  • メディア: 単行本