2008年9月15日、当時の米証券会社4位につけていたリーマンブラザーズが倒産した日、数多くの人間が失業し、家を失った。
そんな中、ある4人の投資家は、そうなることを予見し、世間と逆の行動をとっていた。
リーマンショックは、不動産価格が高騰し、バブルとなって弾けた現象だ。そのことによって、金融危機となり、世界の経済をぶち壊した。
その中で、投資家4人はそうなることを、データと数多くの不動産関係者の証言から、分かっていた。
銀行の闇、格付け機関の闇、アメリカ経済の闇が分かったこの大事件は、国民が常識となっていることを疑わなかったことがはじまりである。
みんながやっているから、みんなそうしてるから、それはとてもリスクがあることだ。確かに、大衆の意見を知っていることはいいことであるが、大衆に全て合わせているだけでは成功者にはなれない。
大衆の意見を知り、大衆の意見がおかしいと思う所を、意図的に反することこそが成功する近道だと、この『マネーショート』では教えてくれている。日本は「最も栄えた社会主義国家」といわれる。大衆に合わせないと叩かれる。学校でも、少し列を乱しただけで怒られ、一分野の成績が少し悪かっただけで、社会から見放される。
そんな日本だからこそ、この常識を知り、意図的に常識に反するというやり方が最も通用するのだと思う。
あなたが、もし大きな成功をおさめたいなら、莫大な利益を手に入れたいなら、この『マネーショート』から、常識に反して自分で考えるという方法を学んで欲しいと思う。