HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】世界を震撼させたリーマンショック。その中で、利益を上げた4人の戦士。 『マネーショート 華麗なる逆転』

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2008年9月15日、当時の米証券会社4位につけていたリーマンブラザーズが倒産した日、数多くの人間が失業し、家を失った。

そんな中、ある4人の投資家は、そうなることを予見し、世間と逆の行動をとっていた。

リーマンショックは、不動産価格が高騰し、バブルとなって弾けた現象だ。そのことによって、金融危機となり、世界の経済をぶち壊した。

その中で、投資家4人はそうなることを、データと数多くの不動産関係者の証言から、分かっていた。

銀行の闇、格付け機関の闇、アメリカ経済の闇が分かったこの大事件は、国民が常識となっていることを疑わなかったことがはじまりである。

みんながやっているから、みんなそうしてるから、それはとてもリスクがあることだ。確かに、大衆の意見を知っていることはいいことであるが、大衆に全て合わせているだけでは成功者にはなれない。

大衆の意見を知り、大衆の意見がおかしいと思う所を、意図的に反することこそが成功する近道だと、この『マネーショート』では教えてくれている。日本は「最も栄えた社会主義国家」といわれる。大衆に合わせないと叩かれる。学校でも、少し列を乱しただけで怒られ、一分野の成績が少し悪かっただけで、社会から見放される。

そんな日本だからこそ、この常識を知り、意図的に常識に反するというやり方が最も通用するのだと思う。

あなたが、もし大きな成功をおさめたいなら、莫大な利益を手に入れたいなら、この『マネーショート』から、常識に反して自分で考えるという方法を学んで欲しいと思う。

 

世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち (文春文庫)

世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち (文春文庫)

 

 

【書評】私たちは勘違いしている。お金の意外な真実とは!? 『一瞬で人生を変えるお金の秘密 Happy Money これからの人生をお金と楽しく心安らかに過ごす方法』

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私たちは、みんなお金に活かされ、お金によって生活が成り立っている。にも関わらず、あまりにもお金について、ネガティブな印象を持ちすぎていないだろうか?

本来、お金とは何かを手に入れるためのものであり、手段であるはずだが、お金となると、手に入れるためとか、多く持っていた方が偉いなどと思っている人が多い。

実際、それを否定する気はないが、それではHappy Moneyとは言えない。Happy Moneyとは誰かを幸せにするためのお金である。

誰かを幸せにするためのお金であれば、お金はポジティブな印象になるし、毎日お金を使うのも楽しくなる。お金とは本来そうあるべき存在なのだ。

皆さんも是非Happy Moneyを使ってほしい。まずは寄付してみてもいい。誰かにプレゼントをあげるのもいい。そうすればきっと、他人の喜ぶ顔を見れて、自分もつい笑顔になってしまうことだろう。

 

一瞬で人生を変える お金の秘密 happy money

一瞬で人生を変える お金の秘密 happy money

 

 

【書評】時間効率を意識しても課題解決しない人が知っておきたいマインドセット『時間資本主義の時代』

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時短、時短、時短、と時間効率を意識しても、さして人生もビジネスも変化しているとは思えない。もしそう感じている人がいたら、気付きの多い一冊になりそうだ。

本書は時間の本質について迫り、その上で読者一人ひとりに「さて、あなたはどうする?」と否が応でも投げかけてくるものがある。といっても、そのことイコール「時間を有意義に使おう」とか、時短活用術という話しではない。

まず時間がもつ価値は社会変容と共に変わるものだということを深く理解する必要がある。価値は変っているのだ。例えば「この時代、ますます時間価値が高まっている」というときの時間価値は、自由な時間が手に入りにくい時代、時間そのものの価値が高まっているという意味になる。ところが現代社会はスマホ社会で、自由な時間は人類史上最も手に入りやすい。そうなると時間価値の本質は「あなたのもつ時間の価値を高めるために、何をすればいいのか」ということに変化しているのだ。

その時間で生み出される価値を誰もが問い・問われることに加え、その時間がコンフォートなのかストレスフルなのかでも価値変動する。この真実は一個人がもつ時間(人生)のみならず、経済活動も同様であり、ひいては一個人の時間と経済活動が連動していることも明白だ。

人はいつの時代も「制約」を乗り越えてきた。18世紀は農業革命で食料制約、市民革命で身分や移動の制約を脱した。19世紀は産業革命で生産能力制約を、20世紀は情報革命で情報制約を脱しながら未来に向かっている。そんな中、時間だけは制約が残っている。今のところ1日は24時間で人には寿命がある。

時間を考える時はまず「人にとって時間だけが物理的制約を越えられずにいる」が「それ以外のことは過去から様変わりし、未来に向け変わり続ける」ということが起点になる。

ネットやスマホ端末の登場で、潜在的にそのことに気付き始めた人間は、時間の構成要素(効率、質)に目を向け、中でもいまは時間の質の追求フェーズだ。ひと昔前はワンセットにならざるを得なかった時間と空間の価値は切り離しが始まった(アンバンドル)。今後、この時空価値を再構築し(リ・バンドル)最適化を図る人の満足度・幸福度は高くなり、時空価値の再構築・最適化を図った事業は顧客に歓迎されるビジネスになるだろう。

リ・バンドルする際のポイントについて、事業展開を考える際や個人の人生戦略においてもヒントが満載だ。著者は「選択・移動・交換が可能な商品・サービス」は今後さらに事業価値を高め、一個人は「公私混同」「職住接近」「いつでもどこでもよりも、いまここ」である人が時間価値の高い人になるであろうと述べていて興味深い。

何より大切なことは時間資本主義自体を目的化してはいけないという点に共感する。資本は武器でありどこまでいっても手段なのだ。公私混同であろうが職住接近であろうが、ワークライフブレンドな時間という武器で我々が目指すべき目的は、自分なりの幸せを描いていくことだ。

 

 

【ランキング】今月読まれた書評【2020年2月】

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1位

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あなたの部屋が汚いのは、才能がありすぎるから

あなたの部屋が汚いのは、才能がありすぎるから

  • 作者:伊藤 勇司
  • 発売日: 2019/08/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

2位

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やりたいことを全部やってみる ストレスフリーな生き方を叶える方法

やりたいことを全部やってみる ストレスフリーな生き方を叶える方法

  • 作者:米山 彩香
  • 発売日: 2019/05/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

3位

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時間もお金も増える習慣

時間もお金も増える習慣

  • 作者:米山彩香
  • 発売日: 2020/01/31
  • メディア: 単行本
 

 

4位

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5位

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6位 

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7位 

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8位

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9位 

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10位

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【ランキング】今週読まれた書評【2020/2/23-29】

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1位

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時間もお金も増える習慣

時間もお金も増える習慣

  • 作者:米山彩香
  • 発売日: 2020/01/31
  • メディア: 単行本
 

 

 

2位

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スマホひとつで暮らしたい

スマホひとつで暮らしたい

  • 作者:飯島彩香
  • 発売日: 2019/04/25
  • メディア: 単行本
 

 

 

 3位

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時間もお金も増える習慣

時間もお金も増える習慣

  • 作者:米山彩香
  • 発売日: 2020/01/31
  • メディア: 単行本
 

 

4位

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5位

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6位

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7位 

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8位

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9位

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10位 

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【書評】常識に合わせるんじゃない。偶然の出来事に合わせるのだ。 『偶然の科学』

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私たちは常に勘違いしている。常識に合わせようとしている。常識というものは、「常」識ではない。常に変化していっているのだ。

常に変化しているこの世界。テクノロジーはどんどん進歩し、仕事がなくなったり、新しい仕事が増えたりしている。

その中で、私たちはあまりにも常識を信じすぎている。常識というものは、誰かの固定概念であり、幻想に過ぎない。

常識が事実なのであれば、皆が成功していることになるが、ほとんどの人間が成功していないし、満足もしていない。つまりどういうことかというと、常識にとらわれているだけでは何も変わらないというわけなのだ。

そして、この『偶然の科学』は、偶然性を大事にしろと述べている。つまり、偶然おこったことに自分を適応させるということだ。

多くの人間は偶然起こった出来事を、常識ではないと決めつけて、排除しようとする。だが、そうではない。偶然に身を任せ、合わせていくのだ。

そうすればいい人生が過ごせるはずだ。確かにそうではないだろうか?どんなことが起こっても、適応できて、結果が出せる。そんな人間がいい人生を過ごさないわけがない。

かといって、何でも承諾すればいいというわけではない。それは騙されるだけだ。ただ、自分のビビっときたことをやり、何かを身につけたいと思えば身につけるまでやり続ければ道は開ける。

常識を疑い、偶然に身を委ねる。これこそが、人間のあるべき姿ではなかろうか。絶対とは言わないが、いい人生を送りたいなら、こうあるべきではなかろうか。

 

偶然の科学 (ハヤカワ文庫 NF 400 〈数理を愉しむ〉シリーズ)

偶然の科学 (ハヤカワ文庫 NF 400 〈数理を愉しむ〉シリーズ)

 

 

【書評】自分の心に正直になるまでの物語『セカンドID』

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著者は元俳優の小橋賢児氏。現在は「ULTRA JAPAN」、「STAR ISLAND」などのイベントプロデューサ―しています。ホリエモンチャンネルにも数回出演しています。

 本作のテーマは“「本当の自分」に出会う、これからの時代の生き方”であり、著者の俳優時代、休業、世界中をめぐる旅人、失職、肝機能障害によって瀕死状態に陥る体験を通して新しい自分を発見していく過程が書かれています。

 本書のキーワードは「本当の自分に出会う」でありますが、逆説的にいうと、‘現代で生きていると本当の自分が見えなくなってしまう‘と言えます。本書では情報の氾濫によって頭でっかちになってしまい何でも分かった気になること、周囲の同調圧力によって自分のアイデンティティや夢を持たず現実主義に陥ってしまっていること、と現代の問題点を指摘しています。現代は本音を言えないのです。

著者は自分の心や直感を無理やり抑え込みながら生活していきますが、そこで限界が訪れます。チャプター3のタイトルは「本当の自分を解放しよう」です。

ではどうやって開放するのか。環境を変え、新しい仕事や人に出会う、やったことのない体験をしてみる。今の自分がいる場所以外に一歩踏み込み、自分に新しい刺激を入れていく。そうやって心に刺激を入れて化学反応を起こすことで自分の中に眠っていた、閉ざされてしまっていた自分に出会えます。

それがセカンドIDです。自分の内なる心の声に耳を傾けましょう。きっと小さい声でwantと言っていることがありませんか?

 

 

【書評】わかりやすい習慣化のお話『時間もお金も増える習慣』

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時間ないサラリーマンから習慣の改善を重ねることで1ヶ月で20万円、今では億円級の収入を1日実働2時間で得るまでになった著者が綴る時間とお金の習慣化術が本人体験を交えながらわかりやすく書かれています。

ロールモデルを見つけるところがおもしろかったです。自分では意識してなかったが、振り返ってみると憧れの先輩などをロールモデルにしていたことに気づけました。新しい習慣を身につけるためにもこの本は良いですが、無意識にやっていたことを顕在化する可能性も持っている点もおもしろかったです。

旧友との関係を断ち切らないと説いているところも面白かったです。自分の時間を確保すること説いている一方で、旧友との関係を保つことを説いています。旧友との人間関係を保つことは自分の時間をロスしているようですが、昔話や、気心が知れた人との会話などがストレス発散になるためトータルで見ると時間もお金も増える習慣としてるところがおもしろかったです。

自宅と会社の往復をしてるのに現状に不満があるが何をしたらいいかわからない方にオススメです。自分の時間を確保する時短術、コミュニケーション能力などの習慣をことで自分に合った次のアクションが研ぎ澄まされると思います。

意識的にやっていたこと、無意識的にやっていたこと、自分とは違う考えなどありましたが、とにかく読みやすいです。大事なところは太字になっているところや、著者の体験談がイメージしやすい文章にシンプルにまとめられているところがこの本の最大の優位性かつ著者の魅力なのかもしれません。

 

時間もお金も増える習慣

時間もお金も増える習慣

 

 

【書評】相手の言動から、何を考えているかはわかる! 『マンガでわかる!すぐに使える行動心理学』

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行動心理学というと、少し怪しいように感じる。詐欺にも使われることがあり、危険なものとして扱われる場合もある。だが、本来行動心理学とは、相手の心を読み、より相手との仲を良くしようとする学問である。

例えば、部下が失敗した時どうだろうか?あなたは、怒鳴りつけたりしないだろうか?確かに、部下を叱るのは当然のことかもしれない。だが、悪気なく失敗していたらどうだろうか?

悪気がなかったのに、怒鳴られたら、落ち込んでやる気がなくなったりしないだろうか?相手も同じ気持ちなのである。実際人間は、否定されることが嫌いな生き物である。

認めてもらいたいという欲求がある。にもかかわらず、怒鳴りつけたり、こと細くああしろこうしろと指示すれば、どんどんやる気はなくなり、効率は悪くなっていくだろう。

失敗した部下には1から10まで教えなきゃわからないと思うだろうが、自ら考えさし、ミスをどうすればカバー出来るかを考えさせた上で、裏でサポートするというのがいい上司である。

ソクラテスの問答法というテクニックがある。ミスした時に感じた感情に、「なぜそう思ったの?」「どうすれば乗り越えられると思う?」「次はどうすれば防げると思う?」といったように、質問を投げかければ、部下は気付いたら1人前になり、あなたをサポートしてくれるいい右腕となっていることだろう。

是非とも一度、行動心理学を試してみてほしいと思う。きっと、いい人間関係がつくれるはずだ。

 

マンガでわかる! すぐに使える行動心理学

マンガでわかる! すぐに使える行動心理学

  • 作者:植木 理恵
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2016/11/10
  • メディア: 単行本
 

 

【書評】習慣化すれば理想は叶えられる『時間もお金も増える習慣』

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本書は、限られた条件でコツコツと挑戦を続け、著者にとって理想だった「ゆるく・楽しく・きままな」生活を達成できた経験をもとに書かれている。夢をかなえるためのよい習慣の身に付け方について学ぶことができる。

会社勤めをしながら隙間時間を見つけ、夢をかなえるために挑戦し続け、たった半年で目標の起業に至った著者。やりたいことがあっても実行できない理由を時間が無いから、お金が無いからと理由付けして自分自身を納得させてしまう人は多い。ただその納得付けた条件でも夢をかなえた人がいることに本書で気づく。

また、著者の経験や起業家として出会った人によると、何かに取り組むときに休日だけ実施するなどまとめて実施するよりも短い時間続けて実行できた人の方が成果が出ているとのこと。ちょこちょこと進められる方が、いつも目標のことを意識して動けるからかもしれない。

会社員と弁理士の受験勉強を両立して必死に過ごすも受験不合格となった経験以降、自分の生き方を見つめ直した著者。私も似た経験があったので、勝手に親近感を感じながら読み進めていたものの、自分の実行力がまだまだ足りないことを実感。この本は約200ページとあまり分厚くないが行動例が複数記載されていて読みやすいとともに、実行すべき行動を思い浮かべやすい。起業を目指している方はもちろんのこと、普段の生活に満足していない方が将来を見直すために読むのにもおススメ。

満足できない過去を後悔するよりも、今からコツコツ目標に近づける習慣を身に付けようと思える一冊である。

 

時間もお金も増える習慣

時間もお金も増える習慣