資本主義社会。より利益を追求し、どんどん拡大していく社会。資本主義によって、間違いなく世界は高度化し、発展していった。
だが、資本主義について理解している人は少ないと言える。なんとなく、就職して、なんとなく毎日出勤する。そんな人が多い。
資本論を書いたマルクスとエンゲルスの理論は失敗に終わった。だが、考え方としては間違っていない。資本主義が、貧富の差をうみ、お金を多く持っているものが偉い社会になってしまった。
労働力によって、資本主義は成り立っているのにも関わらず、資本家は労働者を奴隷のように扱って、より多くの利益を手にした。資本主義には、満足という文字がないのだ。
より成長していかなくてはいけず、より拡大していかなければ、競走相手に負けてしまう。そんな社会になってしまったのだ。
現状、資本主義社会が1番上手くいっているシステムだ。だからこそ、今でも貨幣に価値があり、お金で大体のものは、手に入る。
だが、貧富の差など問題点は沢山ある。ただ、資本主義社会をなんとなく過ごすのではなく、今ある常識を疑い、マルクスの『資本論』のような失敗した例からも学び、良いとこ取りが出来るようになれば、ますますいい社会になっていくのではなかろうか。
思い出して欲しい。子供の頃、お金を多く持っているか、能力が高いというだけで、付き合う人を変えていただろうか?生きる人それぞれが、自立しお互いを尊敬し合える社会が、再び必要になってきているのではなかろうか。