HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】酒は歴史を知るとより面白い『知っておきたい「酒」の世界史』

 

 酒の歴史は蜂蜜酒やワインなどの果実酒から始まる。四大文明の頃には穀物からも酒を作れるようになりビールや日本酒が誕生。さらに蒸留技術の発達はウォッカ、ブランデー、ウイスキー、焼酎などの蒸留酒を生み、大航海時代にはシェリー酒、テキーラ、ラム等々多様な酒が世に広まる………etc
 酒の歴史はまだ続くが、とりあえずここまでにしよう。酒それぞれの歴史や雑学を体型的に知りたければ、是非本書を読んでみてほしい。

 ここでは本書で紹介されているものの中から、蜂蜜酒「ミード」を挙げてみたい。
 ミードの製法は蜂蜜にその三倍程の水を加えそれを一定期間放置するだけ、という極めて簡単なものだ。
 バビロニア古代エジプト古代ギリシャ、メキシコなど各地にミードが作られていたと思われる記録がある。一説には1万年以上前から存在したとされ、人類最古の酒である可能性が高い。

 この蜂蜜酒、実は「ハネムーン」の語源となっている。
 中世ゲルマン社会では、月経の周期と同じ一ヶ月の間、新郎に蜂蜜酒を飲ませ子作りに励むという風習があった。それにちなんで、その一ヶ月間を「蜜月」=「ハネムーン(honey moon)」と呼ぶようになったようだ。

 今回紹介したのは「ミード」という比較的マイナーな酒だが、ワインやウイスキーなどのメジャーな酒ももちろん紹介されている。メジャーな酒にも全く知らなかった歴史や雑学が数々登場して面白い。
 歴史好きにも興味深い本であるが、やはり酒好きがハマる一冊だろう。

 ハネムーンでは、是非子作りに励もう。

 

 

【書評】村上 春樹作品を読んで『海辺のカフカ 上・下』

 

主人公「カフカ」ともう一人の主人公「ナカタさん」の物語、読者の想像力を掻き立てる、とても不思議で壮大なファンタジー小説

物語は、主人公である15歳の少年「カフカ」が父親との関係に悩み、家出をし、四国に向かう冒険旅から始まる。

一方、もう一人の主人公「ナカタさん」は、猫とお話しが出来る、知的障がいがある中年の男性、「ナカタさん」も「ホシノさん」という相棒と一緒に、なぜか自然と四国に向かう。

各々、全く違う人生を歩んできた二人が、とある運命の定めにより、四国で出会う。最後は不思議な力により、二人の運命が融合し、結末を迎える。

主人公「カフカ」や「ナカタさん」は旅先でいろいろな人(ナカタさんの場合は、ネコ)に出会い会話を交わす。

この会話に出てくる、”言葉”が、何とも表現しがたく、私の心に共鳴し、ジーンときたり、考えたり、物想いにふけったり、自分におきかえたり、村上春樹の世界感に引き寄せられた。

途中でネコの心臓を食べる人間、数千匹の魚が空から降ってくるシーンがある。これも、村上春樹ならではの独特な表現となっており、わたしを驚かせた。

久しぶり(10年ぶりくらい)に、村上作品を読んだ。大変面白かった。違う作品を先日購入した。しばらく村上作品にハマりそうだ。

【書評】成功していてかつ幸せな人の共通点は、敵対する人の幸せや成功を願える人『ポジティブの教科書』

 

地震の恐怖により、心身ともに乱れた著者の母親を救った本書には、幸せになる3つの基本と11の法則が書かれている。著者は子供の頃から他人と比べること、競うこと、勝つことに興味がなく、人を喜ばせたい、感動してもらいたいという欲望が自分のエネルギーになっているという。

そんな著者も過去には辛い時期があったそうだ。閉ざされた書道の世界で若くして有名になった著者は、夫婦で謝りに行くほど仕事をするあちらこちらへ誹謗中傷の嵐が襲った。しかし、起こった出来事に対してどう捉えるかは自分の心次第。他人の言葉は単なる言葉の羅列であり、傷ついたとしたら自分が傷つく解釈をしたということ。

人から言われて嫌なことは、単に自分の中に持っている恐れを教えてくれるだけ。言われたことが違うと思うのなら、その恐れを手放せば再度言われたところで傷つかない。徹底的に自分のダメな部分を知り認めて受け入れ、長所を含めて活かせば傷つきにくい心を作ることができると著者はいう。そして、自己肯定感を高めるために一日一回自分を褒めることをすすめている。

また、著者は多くの人たちから著者と会ってから幸運体質になったと言われるそうだ。著者自身も自分からお願いをしなくても素晴らしい仕事が次々と舞い込んできたり、家族仲も良すぎて毎日が楽しく人生の幸福度がどんどん増しているという。

しかし、世の中の成功者たちは成功しても幸せでない人が多い。一見、友達もたくさんできて、フォロワー数も増え全てを手にしても、部屋で一人になると孤独感で虚しく一人ではいられない。著者は多くの成功者のそのような状況を知り、成功していてかつ幸せな人の共通点を見つけた。それは、敵対する人も含め自分以外のみんなの幸せや成功を素直に願うことだ。そうすることで、自分の心が穏やかになり満たされていく。そして最も必要なことは自分自身を愛すること。現在、苦しい時間を過ごしている全ての人が本書により救われることを願い書かれたものである。

 

 

【書評】中身はポジティブ満載『人たらしの教科書』

 

「人たらし」という言葉はネガティブなイメージがあり、失礼ながらサブタイトルが『遊びながら年収一千万に!』という何とも安っぽさを感じてしまう本書であるが、中身は非常にポジティブで参考になることも多いと感じた一冊である。

冒頭は筆者の子供時代からのエピソードから始まる。肥満でいじめられた中学生時代からモテたい一心で自らの状況からの脱却を図る高校時代で人たらしの芽が出てきた大学時代、大企業へ就職してからは人たらしのノウハウを活かして仕事術を修得。筆者の人たらしのノウハウが簡潔にまとめられているので気楽に読みやすく、またちょっとやってみようかな?と思うノウハウもあるので、本の中身をパラパラと読んでみて気になるタイトルがあれば読んでみると言うのが、本書のベストな読み方・使い方であると思う。

このような本にありがちな、それっていつやるの?的な現実世界とかけ離れたノウハウ本ではなく、足が地についた身近な具体的なシーンで使ってみたくなる内容満載なので、移動時など短時間であるが手持ち無沙汰の際には重宝する一冊である。

【書評】江戸中期までは将軍様だって一日二食だった。『“図説”江戸おもしろ雑学知識』

 

あんまりこういった知識あれこれ披露本には興味を示すことが無いのだが、こいつはなかなか印象深い一冊であった。
おっと、なんでえ、そいつぁ、という様な当時の習わしや、その頃ならではの風情なども面白い。
また、時代劇などで観せられていたものが、全くのデタラメ、有り得ないことだった、なんてことも知れる。てやんでぇ、べらぼうめ。

江戸が日本の首都になったのは、関ヶ原の戦いに勝利した徳川の本拠地であった為だが、元から徳川家は江戸にいた訳ではない。
徳川家といえば駿河国。しかし、天下統一を果たした豊臣秀吉に、大阪から見てもっと遠い関東に追いやられたのであった。
大したことのない領土であったのを、江戸幕府をおっ建てるに当たり、神田の山を切り崩して海を埋め立て、大規模な拡張を行なったという、人工的なお国だったのである。
その普請の為に各地から荒くれの職人が大勢集まったことが、べらんめい、こんちくしょうな江戸っ子風情を生む土壌となった。
家康が大急ぎで欲したのは武器、兵糧。そこで、日本橋を中心に埋立地を無償で分譲して商人を集め、商店街を造った。
江戸城には将軍家と大奥が。城を取り巻く武家屋敷にはいわゆる政治、行政に携わる武士が住まい、街中には町人に加え、浪人たちが士官の口はないかと大勢たむろい、へい、一大都市の一丁上がり、という具合だ。

将軍の一日は、「もうー」で始まる。
男子禁制の大奥で出入りを許された男とは?
大名行列を横切ることを許された職業とは?
切腹の流儀。
軽蔑の代名詞「三ピン侍」の「三ピン」とは?
岡っ引きは前科者。
などなど、本書では、将軍、大奥、大名、町奉行、商人、そして江戸っ子たちが当時どう生きていたのか、どんな毎日を過ごしていたのかを仔細に語るのだが、そうさね、おいらが一番面食らったことって言やあ、こいつさね。
「大江戸八百八町」。こんなもんはこんこんちきの嘘っぱちってぇもんよ。おめぇ本当のことを言やぁよ、聞いて驚くなってんだ、江戸初期はともかく、どんどん膨れ上がって天明年間には千七百七十町っもあったってえ代物よ。人の数だって百六万人。欧州一番の巴里よりも多いってんだから、世界一の都ってぇもんさね。
「五・三・八」ったぁ当てにならねえいい加減な数でよ、って言い方もあるが、なにを、このすっとこどっこい!
「八百八」のまんまの方が、「八百万の神様」にあやかって縁起が良いって寸法よ。
どうでえ、粋ってぇもんじゃねえかい。


“図説”江戸おもしろ雑学知識
作者:稲垣史生
発売日:2008年9月19日
メディア:文庫本

 

 

【書評】「資本論」を理解したいなら『池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」』

 

 ドイツの経済学者カール・マルクスの著書「資本論」。この経済古典を池上彰氏が講義形式で解説している。

 資本論を読んで、難解と感じた人は少なくないだろう。それはマルクスの理論が複雑だからなのか。実はそうではない。資本論は現代を生きる我々にしたら、ごく当たり前の事を言っているに過ぎないのだ。

 では、何故資本論が難解なものと思われているのか。一つ例を挙げてみよう。

「使用価値または財は、抽象的に人間的な労働がその中に対象化されている、あるいは受肉しているからこそ価値を持つ。」※

 さっぱり分からん。受肉ってなんやねん。皆そう思ったに違いない。理論以前にそもそもの表現が分かり辛い。こんな文章を永遠と読まされるので難解な印象を受けてしまうのだ。マルクスが悪い。
 この文章に池上彰のフィルターを通すと下記の表現となる。

「商品や財産は、人間の労働という尊いものが内包されているからこそ、その価値を持つ。」

 これなら誰でも理解出来るだろう。本書はこの様にひとつひとつの文章を分かりやすい言葉に置き換えてくれている。まさに池上彰の真骨頂だ。
 因みに「受肉」とは神の子イエス・キリストが人間の肉体を持った事を言う。ここで「受肉」という表現を使うことで、キリスト教社会の人々に労働が如何に尊いものなのかを印象付けでいるのだ。

 資本論は聖書的な表現が多数出てくるため、旧約聖書新約聖書を読み込まなくては理解が出来ない。それも悪くはないだろうが、時間がかかり過ぎる。資本論で挫折した人は、まず本書を読んでみてはいかがだろうか。


※karl Marx (1867). Capital.Critique of Political Economy. (カール・マルクス 今村仁司 (訳) (2005).  マルクス・コレクションIV『資本論 第一巻』(上)  筑摩書房)

 

 

【書評】数式を使わずめちゃくちゃ説明する因果推論『実証分析入門 データから「因果関係」を読み解く作法』

 

ノーベル賞受賞者の多い国はチョコレートの消費量が多いと言う。ということはチョコを食べまくればノーベル賞が多く出るのだろうか?。そうではもちろんない。これが相関関係はあるが因果関係はないという現象である。

AI、機械学習のブームでいろんな相関関係が明らかにされてきた。しかし、因果関係があるかどうかが分からない。そんなときには本書だ。本書は相関関係と因果関係の違いがわかっているレベルの人にオススメできる。因果推論に関する最適な一冊であろう。

本書を読んでも因果推論ができるようにはならない、しかし因果推論の考え方が分かるようになる一冊だ。本書には数式はほとんど出てこない。一方で本書ほど詳しく書いてある本はないだろう。これでもかと言うほど因果推論について、文章のみで説明をしている。なんとも気持ちよく理解が進む。

さて、相関関係では因果関係が分からないなぁと、悩んでいる人に本書以上に良い本はないだろう。因果推論の一冊目にどうぞ。

 

 

【書評】人間関係作りの考え方も学べるし、すぐ実践できることも多い『人たらしの教科書』

 

基本的に著者の実体験に基づいた人脈の作り方が書いてあるという感じ。著者の人間臭い部分や失敗談も交えて書かれているので楽しく読めるし、興味がない箇所は斜め読みするような感じで読めば2~3時間で読める。読むことに対する負荷はかなり低い。それでいて人脈を作っていく基本の考え方が読み進める内にわかってくるし、具体的な方法もすぐに実践できるものがいくつもあってとりえずパパっと読んでできることから始められる。

「簡単に読める」、「すぐ実践できる(こともある)」ということがこういった本にはとても重要で、時間をかけて読んで「そんでなにすりゃいいんだ?」とはならないのが良いところだと思う。

「遊びながら年収一千万に!」というサブタイトル?で内容の薄い本っぽい感じになってしまってるかもしれないが、結構営業の本質的な部分が書かれていると思う。結局お客さんと楽しい時間を過ごして一緒に仕事したいと思われることって大事なんだなと。そのときの気の使い方やそもそも毎日どんな考えで生きてるの?みたいな内容。

とはいえこれって優秀で仕事を楽しんでやれてる営業マンはたぶん結構知ってる内容だと思う。読むべきなのは営業初心者や訳あって人脈づくり、人間関係づくりをしないといけなくなった人、社内外での人間関係がうまくできなくて悩んでいる人だと思う。そういう人は読むと基本の考え方が身に付くし、ホントに簡単なことから実践できて何かしら役に立つと思う。自分も別に営業でもない普通の会社員だけどいろいろ使えそうなところがあったし、まぁ1600円の価値は余裕であったかな、という感じ。おすすめです。

 

 

【書評】永井豪じゃないよ。桜多吾作の『マジンガーZ』

石川賢ゲッターロボに続く、永井豪じゃないロボット漫画シリーズ第二弾だ。
ただし、ゲッターは元からほぼ完全に石川賢のオリジナル作品だったが、今回のマジンガーZ永井豪がオリジナル作者なのが違うところ。
おれのガキの頃。その頃は、テレビ漫画(アニメーションという単語を皆知らなかったのだ)や特撮ヒーローものなどのコミカライズを、本来の作者以外が描くことが大変多かった。
何故ならば、一般のジャンプ、サンデー、マガジン、チャンピオンの週刊・月刊漫画誌の他に、小学館の小学何年生やら、テレビマガジン、テレビランド、はたまた冒険王など、数多の少年雑誌が乱立していたからだ。
だから、ひおあきらの宇宙戦艦ヤマトとか、聖悠紀快傑ズバット一峰大二とか楳図かずおウルトラマンなんてものもあった。
さて、冒険王というのは月刊誌で、かなりとんがった存在であった様に記憶している。
後に夏子の酒でヒットを飛ばす尾瀬あきら鋼鉄ジーグを連載していたが、主人公に、「おれは真っ当な人間じゃないんだ」と言わしめ、うじうじ悩む姿を描いていてもOKだった程だ。
最初は別冊少年ジャンプで連載を始めた桜多吾作マジンガーZは、やがて冒険王に居場所を変える。
始めの頃こそテレビ漫画のコミカライズで収まっていたのだが、次第にオリジナティが増してゆく。
特に終盤はもんのすごい。その展開はなんとも言えぬ怒涛っぷりだ。

兜甲児は、ドクターヘルの機械獣との闘いに明け暮れし過ぎた為に高校留年。
あしゅら男爵は、まんまとマジンガーZを強奪。野望を抱えドクターヘルに造反し、自らが世界の支配者になろうとする。
ピグマン子爵の心理攻撃で、頭がおかしくなった兜甲児は、エロエロ大魔王になってイケナイことをしようとみさとを追いかけ回す。
地獄島に乗り込むマジンガーZに恐慌し、無謀な命令を言い放つドクターヘルに対し、ブロッケン伯爵は愛想を尽かす。それでも自らの誇りにかけて剥き身の単身でマジンガーZに戦いを挑む(ここ、かっこいい)。そして良い感じでマジンガーを圧倒する。
突如現れたミケーネの戦闘獣との戦いでボコボコにされたマジンガーZは、地獄島と共に海中に没する。
兜甲児の運命は・・・えっ? どビックリ!
個人的には、最終エピソードの前に差し込まれた、ドクターヘルの生い立ちを描いた「戦え!!ドクターヘル」もオススメ。

桜多吾作は、続編のグレートマジンガーUFOロボ グレンダイザーも冒険王で連作したが、世界観も共有しており、キャラクターも作品をまたいで登場しまくる。そして、どんどん悲惨化していくのだ。
グレンダイザーに至っては、とうとう主人公が地球を・・・。
こんなペシミスティックなお話を、当時どんなガキが喜んで読んでいたのだろう。
あ、おれだ。


マジンガーZ
作者:桜多吾作
発売日:1974年1月30日
メディア:単行本

 

 

 

【書評】素直に遊びまくると身に付く力『人たらしの教科書』

 

 「人たらし」というワードがキャッチーで気になって読んでみた本。著者は「人たらし」の技術でサラリーマンをのし上がってきた人らしい。しかも、今流行りの起業、独立ではなく、一人の会社員として。

 全体的に思ったことは二つ。よくある自己啓発本っぽく見えるな。センスのあるイケイケさんだな。やり方がすごく上手い。大部分はセンスに見える。都会に住んでイケてるクラブにお客さんではなく、スタッフ側の知り合い経由で遊びに行ったり、お客さんと仲良くなりまくりお客さんと遊びながら契約取ってきたり、高級ホテルのバーでモデルさんを口説きそのホテルで一夜を過ごしたり。イケイケ過ぎてちょっと自慢にも見える。

 なぜこんなにも人たらし力があるのか。思うに高校生、大学生のとき、素直な気持ちで遊びまくったからではないかと思う。趣味、アルバイト、ヤンチャ、女遊び、先輩、大人。遊びって人間関係がフラットになる。そして、楽しみつつ、楽しませる力が付く。さらに、本質を考える力も付いたのだと思う。そのままサラリーマンになって、遊びをお客さんに提供にして仲良くなる。遊んで仲良くなることがいちばんの近道だった。しかも、素直にモテたいものだから、どうやったら出世するか、どうやったら一流になってモテるか、常に自分で考えて自分で行動してる。

 日本人はまじめ、私もまじめに働いてしんどくなった。もっと素直に楽しいことをたくさんやってても案外生きていけるのかもしれない。遊びってすごいな。