「人たらし」というワードがキャッチーで気になって読んでみた本。著者は「人たらし」の技術でサラリーマンをのし上がってきた人らしい。しかも、今流行りの起業、独立ではなく、一人の会社員として。
全体的に思ったことは二つ。よくある自己啓発本っぽく見えるな。センスのあるイケイケさんだな。やり方がすごく上手い。大部分はセンスに見える。都会に住んでイケてるクラブにお客さんではなく、スタッフ側の知り合い経由で遊びに行ったり、お客さんと仲良くなりまくりお客さんと遊びながら契約取ってきたり、高級ホテルのバーでモデルさんを口説きそのホテルで一夜を過ごしたり。イケイケ過ぎてちょっと自慢にも見える。
なぜこんなにも人たらし力があるのか。思うに高校生、大学生のとき、素直な気持ちで遊びまくったからではないかと思う。趣味、アルバイト、ヤンチャ、女遊び、先輩、大人。遊びって人間関係がフラットになる。そして、楽しみつつ、楽しませる力が付く。さらに、本質を考える力も付いたのだと思う。そのままサラリーマンになって、遊びをお客さんに提供にして仲良くなる。遊んで仲良くなることがいちばんの近道だった。しかも、素直にモテたいものだから、どうやったら出世するか、どうやったら一流になってモテるか、常に自分で考えて自分で行動してる。
日本人はまじめ、私もまじめに働いてしんどくなった。もっと素直に楽しいことをたくさんやってても案外生きていけるのかもしれない。遊びってすごいな。