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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】人生をストレスフリーに変える方法『好きなことだけして一生お金に困らない』

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 あなたは日々の生活に満足しているでしょうか?
その問いに対して「Yes」と無条件に答えられる人は多くはないかもしれません。しかし現実に、自分の理想とする生活を手に入れている人は存在しています。おそらく本書を手に取ったという事は、あなたの心にもそんな願いもあるのかもしれません。
お金・時間・人間関係、あらゆるものに人は悩みますが、そう言った悩みから解放されたい、と思う方へお勧めの本です。
 お金の使い方について、考えて見た事はあったでしょうか?
流行りの靴が欲しい、ウィンドウショッピングをしているうちについつい衝動買いをしてしまった、行きたくもない飲み会になけなしのお小遣いをはたいた‥。もしくは毎月コツコツと貯金をし、将来の為に貯蓄する。
いずれの使い方も、正しいとも間違っているとも言えない。
しかし「人生を変えていきたい」という思いを持っているなら、正しい使い道とは言うことはできない。それらのお金の使い方は全て「消費」にのみ遣われるお金であり、自らの成長に期待出来ない。最も有効なお金の使い方は「自分への投資」である。未来の自分にとって資産となるものにこそお金をかけるべきだと言う事の重要性を著者は強く説いている。
 また、働き方についても同様に考えたことはあったでしょうか?
多くの人にとって、働くことは誰でも代用が効くものであったり、やりがいを持てないものであるかもしれません。
あなたの強みを活かした「あなたにしか出来ない事」と言うのは誰しも持っています。それは特別な才能であったり、その道のプロでなくても大丈夫です。著者の言葉を借りると「10人に一人」「その道にちょっと詳しい人」くらいで十分なのです。
その強みを活かして「教える」ことを始めてみることを著者は提案している。教えることを続けることによってあなたは「Give」をする人となり、「Take」した人はあなたのために「Give」してくれる様に環境が変化していきます。そうなった頃、あなたの存在は代用が効くものではなくっているでしょう。

 著者自身も最初はごく普通の会社員だった様ですが、たった一つのSNSの投稿の出会いがきっかけで、理想の人生を歩み始めた様です。
本書には著者自身の積み重ねと、具体的な行動ノウハウが詰まっている。
これから自分の人生を歩んでいきたいと考える全ての人にお勧めできる良著である。  

 

好きなことだけして一生お金に困らない 人生をストレスフリーに変える方法

好きなことだけして一生お金に困らない 人生をストレスフリーに変える方法

  • 作者:米山 彩香
  • 発売日: 2020/04/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

【書評】お金にも他人にも振り回されない・自分軸の人生の生き方『好きなことだけして一生お金に困らない 人生をストレスフリーに変える方法』

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タイトルに「お金」という言葉が入っているが、本書は財テクや投資などのお金のことだけではなく、仕事、マインドセットとライフスタイルのすべての側面に言及している。
著者の経歴は独立1年目から億単位の収益をあげる女性ビジネスプロデューサー。
そう聞くと、また意識高い系人の本かなと身構えてしまう人もいるかもしれないが、ご心配なく。肩肘張った難しい書き方ではなく、「あなたにもできます」と思わせてやる気を与えてくれる。「自分らしい幸せ」を追求した著者自身の人柄が表れている。

特に最も重要だと思ったのは、「もっと自由に楽しく働く私になる・ストレスフリーな働き方をする」の項目。やはり、時間やお金に対する悩みを解決するには、生活の多くの時間を占める仕事に満足することが必要不可欠だ。
ここでよくあるノウハウ本では、「投資家になるべき」とか「起業して従業員から脱却する」ことを進めるが、本書ではそうではなく、あくまで「自分らしい仕事や働き方を見つける」ことに重きをおいている。読者なりの幸せを見つけることが何よりも大切だと繰り返している。

もう一つの本書の魅力は、ハードルを下げてくれること。起業したり、人に教えるためのスキルは「10人に1人レベルで良い」。
多くの人は「人に教えられることなんてない」と与える立場になることを躊躇するが、本当は人に教えるのにプロ並みの知識を身につける必要はなく、ちょっと詳しい友人くらいの感覚でちょうどよい、と行動を起こすハードルを下げてくれる。

目の前の仕事や周囲のことばかり考えてしまって、他人の評価を気にして自分なりの「幸せ」を見失ってしまうことが誰にでもあると思う。
本書は、お金の悩みがある人だけでなく、大きい不満はないけどなんとなく物足りない…という方にもヒントを与えてくれる1冊だろう。「お金に困らない」だけでなく「自由に軽やかに」とにかく楽しく生きたい人必読の指南書だ。

 

好きなことだけして一生お金に困らない 人生をストレスフリーに変える方法

好きなことだけして一生お金に困らない 人生をストレスフリーに変える方法

  • 作者:米山 彩香
  • 発売日: 2020/04/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

【書評】何事も自分の気持ち次第。ただし、ムショではどうにもならない。『刑務所なう。完全版』

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東京拘置所丸刈りになり、長野刑務所へ。独房ではウツになりかけ、介護衛生係になり、他人の下の世話をし、腎臓結石が見つかり、揚げたてメンチカツはおいしく、ジョブズ死去を独房で聞き、きな粉で難なくご飯が食べれるようになり、ついに体重は30キロ減を達成し、刑務所で40歳の誕生日を迎える。

刑務所での生活ってみなさん気になりませんか?
著者流のムショ暮らし、覗いてみませんか?

刑務所では、真面目にルールに則ってやってもトラブルは起きる。
一筋縄ではいかない「犯罪者」が相手だからだ。
かといって、手は抜けない。矛盾に満ち溢れる職場だ。
著者にとって「懲」役だと思える点はココだったそうだ。

刑務所では時間の進みが早く感じるそう。何故か?
それは、1日の密度が低いから。
平日の昼間は毎日同じ作業、夜は大した情報のインプットもないままたっぷり9〜10時間の就寝。
なんて、スカスカの人生だろう。そうか、世の”普通の大人”たちは、今の私とたいして変わらぬ状態なのか。と、著者は思ったんだとか。
否、読書や学習、筋トレもやってない人が過半なのだから、さらにスカスカなのかもしれない。そりゃ、なんにでも興味があり刺激的だった子供の頃より、月日が経つのが早く感じられるわけだ。
何事も自分の気持ち次第。ただし、ムショではどうにもならない。

刑務所内の仕事ももっとロボット化すればいいのに、と著者は思っていたそう。
これから、人間が必要とするものは精神的豊かさであり、それを推進する仕組みである。仕事はどんどんロボット化して人を減らすべきであり、余った人材はもっと人間らしい仕事に回すべきである。
生物が生きるためには、必要なくても人間が人間らしく生きるためには、これまで「無駄」とか「虚業」と呼ばれてさげすまれてきたことが重要になってくる。

著者がこの書籍を書こうと思ったのは、実態とかけ離れた刑務所のイメージをもっと多くの人たちに伝えたいという思いが強かったからだ。
世に溢れる刑務所にまつわる書籍はどうしても内容が生真面目なものが多いが、そうではなく、もっと淡々と事実を伝え、辛い部分だけでなく生きがい的な部分があるのも伝えていきたいという考えもあったそう。
なので一般の人はもちろんのこと、刑務所に入ることが決まっている人、あるいは既に服役している人、そして出所した人達にも読んでほしい。
刑務所内での生活や出所後に少しでも不安を感じている人たちにとっては、非常に有用な情報が記されている。

本書は、著者の獄中日記である。
食事内容までこと細かに記されている。
刑務所の食事は意外にもおいしそうで、興味をひかれる。そこもまた見所である。
パラパラと好きな部分だけを読んでも、端々にためになる言葉が記されている。
そしてどこまでいってもポジティブな著者にとても励まされる。
著者の他の作品とは少し系統が違うかもしれないが、本書では著者の愛らしい人間味が溢れていて、かなりおすすめだ。

 

 

 

【書評】キャピタルのないキャピタリズムは、ただのイズムだ。『ブランド人になれ!』

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たかがカネのために働くべきではない。
「カネなんてなくても死にはしない」と突き放すからこそ、逆説的にカネが儲かるようになる。カネは追えば追うほど逃げる。
自分が好きなこと、夢中になっている得意技を徹底的に極めつつ、「他人の役に立つ」という青臭い志で仕事をすること。
ワクワクして生きることが、なにより大切だ。

新卒でNTTデータに入ったのち、リクルートライブドア、コンデナスト、LINE、ZOZOと時代の最先端企業を渡り歩いてきた著者。自分の名刺代わりになるプロジェクトをいくつも立ち上げ、ブランドを打ち立ててきた。常に最先端企業に引き抜かれ続け、並のプロ野球選手以上の収入を得ているそうだ。
そんな著者は、会社の名前ではなく、自分の名前で仕事をする「ブランド人」にならなくてはダメだと語る。
本書では、著者の言う「ブランド人」への道を開く方法を学ぶことができる。

ブランド人への道は「名乗り」をあげるところから始まる。
古くから、日本の武士は戦場で自分の名前を大声で名乗るところから勝負を始めていた。武士の作法として、名乗りをあげている間に攻撃することはよしとされなかった。それくらい、名乗りをあげることは大事なのだ。
目の前のチャンスに誰よりも早く「はい!」と名乗りをあげる。
実際に動くかどうかは、それから考え始めたって遅くはない。
全てはハッタリをかますところから始まる。

そして当たり前だが、ブランド人とは人である。
ブランド人を目指す道では、人として真っ当であることが求められる。
「正直に生きる」というシンプルな原則が、あなたのブランドを確実にする。
決して、相手の立場によって意見をコロコロ変えるようなダサい人間になってはいけない。裏表がなく、馬鹿正直に自分の人間性を丸出しで生きるからこそ周りは応援してくれる。ブランド人は人に愛されて初めてブランドになる。

SNSでの過激な発言で注目を集めてきた著者。
本書を読むと、著者の熱量の凄さを感じる。
正直ここまで活動的にはなれないと評者は思ってしまったが、あと少し背中を押してほしい、というビジネスマンには大変おすすめだ。

 

ブランド人になれ!  会社の奴隷解放宣言 (NewsPicks Book)
 

 

【書評】帝愛出版、比類なきマネジメントの聖書『中間管理録トネガワ』

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中間管理録トネガワ” この作品が本作でありカイジこそがスピンオフでは無いかと思わせられる。

そもそも中間管理職とは組織のマネジメント、適切な労働環境の確保、人材育成の3つの役割を担う企業の成長に必須の人材になり、具体的には課長、係長に相当する。利根川の所属する帝愛グループはヤミ金を営む業者であり、カジノ、ホテル、工場などの様々な経営も行っている。特筆すべきは借金を返せない顧客を拉致・監禁するなど悪辣な手段をとる点である。この手法は他に地下での強制労働、臓器販売までに及んでいる。

このような邪悪な体質の企業で中間管理職を担っているのが利根川である。利根川の仕事は黒服のマネジメントのみでは無く、帝愛グループ会長の兵藤会長のご機嫌を伺うという任務まで多岐にわたる。

皆さんも想像してみてほしい。兵藤会長から「企画しろ・・!血沸き、肉躍る・・狂宴・・!ワシの細胞を活性化させるような・・債権者の生命の取り合い・・死のゲーム・・!」
もう一度言うが、想像してみてほしい。職場の上司にこのセリフを言われた時のことを・・。

そして常に機嫌が悪い兵藤会長に企画書を提出するのは、PM9時、帝愛本社「王の湯」から出てベッドで眠る間の一番機嫌が良い一瞬のみ・・約20秒。会長の期限の良し悪しは眉毛の角度で判断・・

ここまで人間のマネジメントを細部の細部までこだわった本はあるのだろうか。この本は本当にギャグマンガなのか。ギャグマンガは照れ隠しで本当はビジネス書ではないのだろうか・・・

 

 

【書評】動くことが大事。そんなこと分かっているんです。でも動けないんです。『0秒で動け』

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「人生には限りがある。」、「迷っている暇などない。すぐ行動しろ!」
そんなこと頭ではわかっています。それでも動けないんです。
これは本書のはじめにの一文です。なんて親近感を感じる言葉でしょうか。

著者の伊藤洋一氏は、Yahoo!アカデミアの学長やビジネススクールの講師、リーダーシップやプレゼンテーションの講演など素晴らしい活躍をしていますが、20代の頃は朝起きるのも、会社に行くのも辛い毎日を送っていました。そんな著者が30代になり少しずつ行動ができるようになり仕事でも成果を出せるようになってきたその過程の“行動と思考の記録”が本書になります。

0秒で動くとはかなりショッキングなタイトルかもしれませんが、それは「えい!」と無作為に飛び込むことでは無く、0秒で動くためのスキルを獲得しているからできる行動になります。一過性の過度なやる気や特異な才能による行動ではないのです。①自分なりに腹落ちする結論にすぐ着想し②仮説を組み立て③自信を持って行動するというスキルが必要になります。言葉では上記の3つで表されますが本書ではもっと濃く説明されています。

おそらく、様々な書物でスピードが大事であるという言葉を耳にしていると思いますが、本書でそのスピードでの行動を実現するための思考法を理解することをおすすめします。

本書はむやみに行動を煽る書物ではありません。それ以前にいかに早く自分なりに“腹落ち”した結論を出せるのか、その結論のもとになる仮説をどう立てるのかなど、思考の速度に重きを置いています。

本書で行動する以前の障害物を取り除きましょう。

 

0秒で動け 「わかってはいるけど動けない」人のための
 

 

【書評】なによりも怖いのは、恐怖に背中を向け、目を閉じてしまうこと。『レキシントンの幽霊』

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真夜中のリビングではじまる幽霊たちのパーティ。
穴の中から出てくる緑色の獣。
氷男と結婚した女。
本書では、不思議な世界が、七つの短編で繰り広げられます。

胸がざわざわするような恐怖感を感じるけれど、どこか心地よい世界観。わけがわからないけど、何か深く心に刺さるものがある。そんな不思議な世界に、あなたも迷い込んでみませんか?

評者のお気に入りは、「トニー滝谷」です。
トニー滝谷の本当の名前は、本当にトニー滝谷だった。」という文章から物語は始まります。
孤独な男、トニー滝谷が出会い、恋に落ちたのは、ただただ服を愛する女性だった。彼女はいつも、とても自然にとても優美に服をまとっていた。
トニー滝谷は、彼女との出会いによって、これまで自分の人生がどれほど孤独でどれほど多くのものを失ってきたかということに気付かされた。
けれどその幸せも、長くは続かなかった、、、。

この物語では、ひたすらに孤独感を味わうことができます。
絶望的なはずなのに、なぜか中毒性があります。
そしてこの作品は実は映画化もされていて、イッセー尾形さんの演技がまた素晴らしいのです。

「七番目の男」では、実体のない恐怖について、考えさせられます。
親友を波にさらわれてなくしてしまった男。
それからの彼の人生は目に見えない恐怖との戦いだった。

この私たちの人生で真実怖いのは、恐怖そのものではないのかもしれない。
それは様々なかたちをとって現れ、ときとして私たちの存在を圧倒する。
しかしなによりも怖いのは、その恐怖に背中を向け、目を閉じてしまうこと。
そうすることによって、私たちは自分の中にあるいちばん重要なものを、何かに譲り渡してしまうのかもしれない。

評者は著者の短編集がものすごく好きです。
著者は短編集を書くとき、あちこちに切れ切れに書くのではなく、だいたい本一冊分くらいをまとめて書くんだとか。そうして作品のグループにそれなりの一貫性や繋がりをあたえるそうです。そうすると本書のテーマは「さまざまな形の恐怖」といったところでしょうか。他にも著者の短編集はたくさん出ていて、「東京奇譚集」「女のいない男たち」などが読みやすくておすすめです。

不思議な世界の中に散りばめられた、ものごとの核心をついた言葉たちにドキリとさせられます。真正面から言われるよりも、心に深く染み渡っていくように感じます。何度でも読み返したくなる本です。

 

レキシントンの幽霊 (文春文庫)

レキシントンの幽霊 (文春文庫)

 

 

【ランキング】今月読まれた書評【2020年4月】

 

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 1位

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レバレッジ・リーディング

レバレッジ・リーディング

 

 

2位

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一瞬で恐怖を消す技術 ~恐怖を力に変える7つのステップ~

一瞬で恐怖を消す技術 ~恐怖を力に変える7つのステップ~

 

 

 3位

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【ランキング】今週読まれた書評【2020/4/26-5/2】

 

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 2位

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親殺し

親殺し

  • 作者:芹沢 俊介
  • 発売日: 2008/09/29
  • メディア: 単行本
 

 

 3位

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【書評】最初はみんなレベル1!『マンガ版「好き」を仕事にして生きる』

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“みんな気付いているだろう。人口も経済も右肩上がりの時代は終焉した。大手企業だって何千人単位でリストラすることだってあれば会社自体がつぶれたり、吸収されたりすることもある。”

コロナの影響で様々な社会問題が起きていますが、振り返るとリスクヘッジの大事さを痛感しています。

本書の主人公は寿司職人でしたが現実で交通事故に遭いゲームの世界に転生します。ゲームの世界では武器商人として設定されていましたが、冒険に行くことで自分にできることを増やしていきます。武器商人、魚屋、パティシエ、そしてスライムパティシエとレベルアップしていきます。

主人公は武器職人から状況に合わせて異分野の職業を経験していきますが、本書ではそれを「サブジョブ追加!未熟なパティシエになった!」、新作の開発などを行うと「レベルアップ!三流スライムパティシエレベル3になった!」とRPGのように進化していきます。

新しいことを行うことは分からないことだらけで苦難の連続ですが、最初は全員が無知で未経験者でのレベル1です。今回の騒動を受けて、本業以外のリスクヘッジの意味も含めてぜひ新しいことにチャレンジしましょう!