海外のリーダーのイメージはどんなだろうか?。合理的、成果主義そんなところだろうか。本書はそんな成果をしっかり出すプロリーダーの教科書だ。
例えば、日本企業ではよくあるだろう。部下のことを知るために、仕事より先に一緒に飲みに行き部下を知る。部下の成長を願い部下にまずミスをさせ、その後に教える。
その行動は成果につながりますか?。
それが本書の内容である。プロリーダーは成果を出す。部下のことを知るより先に目標、ビジョンを伝える。常に仕事の本質を捉え、3年、5年先の仕事のイメージを持っている。
プロリーダーは部下よりも仕事ができるし、マネジメントができる。部下のミスは事前に防ぐ。結果、効率的に成果へと辿り着く。プロリーダーの元ではきっちり評価もされ給料も上がる。
本書は具体的にアマチュアリーダーとプロリーダーを比較しながらストーリー仕立てで話が進む。日本企業のあるあるを感じながらプロリーダー論を学ぶことができる。また、章末にはエッセンスもまとめてありここだけ読むだけでも内容が学べる。
『日本人が知らないプロリーダー論』というタイトルだが、私は海外との仕事が多い人や、外資系に勤める人に特におすすめしたい。これ以上ないプロリーダーの教科書だ。しかしまた本書にないことを実行できる人がまた本当のプロリーダーだろう。