HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】英語を身に付けたいなら、読め!! 『1日10分で4技能が身につく アルゴリズム音読』

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アルゴリズムとは、順序に従って進めるということである。この本は、本が示すやり方で進めていけば、1日たった10分続けるだけで、英語学習の全ての問題が解消できる。

信じられないと思うだろうが、意外と日本人は英語が出来る。著者がいうには、日本人はハイレベルを求めすぎている。中学英語で十分だと言っている。

何よりも肝心なのは、音読だ。音読をすることで、脳に刺激を与え、脳を活性化する。英語の文法をかたまりでとらえ、前から理解できるようになれば、文法は理解したも同然だ。

本書では4つの音読法を進めている。マネして音読、見上げて音読、追っかけ音読、瞬訳音読だ。詳しい説明は、省くが、この音読法によって、音声の問題は解決できる。

英語を聞き取るのは無理だと思われるだろうが、英語を聞き取れないのは話せてないからだ。聞き取れるのに、話せないということはない。例えば、日本人であっても、4倍速の日本語はなかなか聞き取るのは難しい。だが、脳が適用してきて、4倍速に慣れてこれば徐々に聞き取れるようになっていく。

それと、同じように英語学習も慣れだ。慣れれば、英語も聞き取れるようになる。だからこそ、音読をすることで、口、耳、目で理解し、脳を活性化してほしい。そうすればきっと、1ヶ月後には買って良かったと思えるはずだ。

外国の人に、道を聞かれても、容易に聞き取れ、世間話をしているうちに仲良くなって、連絡先を交換できる。そんな、自分に生まれ変わりたい方はぜひ読んでみてほしい。 

1日10分で4技能が身につく アルゴリズム音読

1日10分で4技能が身につく アルゴリズム音読

  • 作者:鴨井 智士
  • 出版社/メーカー: IBCパブリッシング
  • 発売日: 2019/12/23
  • メディア: 単行本
 

 

【書評】アートはビジネスと繋がっている『世界のビジネスリーダーがいまアートから学んでいること』

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本書では、アートと起業、サイエンス、イノベーションの世界との関係や、ビジネスにおいてのアートの重要性について書かれている。そのため本書を読むことにより、アートへの新たな視点が得られる。

著者は、デザイナーとビジネスリーダーの両方になりたいと考え、悩んでいたそうだ。なぜなら、世の中の常識ではどちらか一方にしか、なれないというように選択肢を縛られていたからだ。

評者も著者と同じことを考えていた。どちらの分野も興味があるがどのようにしたらいいのかと。

しかし実際には、世界中の有名な企業の創業者の多くが、クリエイティブなバックグラウンドを持っているそうだ。例えばスティーブ・ジョブズ氏はカリグラフィーを学び、YouTubeの共同創業者のチャド・ハレイ氏は美術を学び、Airbnbの創業者二人はデザインスクールの同級生だと言う。

起業家とアーティストを深く知ることにより、両者の共通点が見えてきたと著者は言う。例えばアーティストも起業家も、好奇心により突き動かされ、大半の人は、誰も足を踏み入れたことのない領域で働いている。さらに、困難なことがあっても失敗とみなさずに前向きにとらえ、新しい方向に進む。それは、自分の直感と判断を頼りに正しい道を選択する。自らが道を切り拓いていくということだ。

そして8年の研究の結果、アーティストが普段から使い、アマゾン、アップル、グーグルのような革新的な企業の起業家や創設者が身につけている5つのスキルがあったのだ。実は本書は、その結果に基づき書かれたものだそうだ。本書では、スキルの詳細とその身に付け方が学べる。

世界のビジネスリーダーがいまアートから学んでいること

世界のビジネスリーダーがいまアートから学んでいること

 

 

【書評】ブロッコリーは、もう木にしか見えない『MINIATURE LIFE~見立ての世界~』

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著者は2011年より毎日、日常によくある身の回りのものを使って作った作品を「MINIATURE CALENDAR」に投稿し続けている。本書は、その作品を紹介した作品集である。

何年か前に、個展の片隅に飾られていたものを目にしたことが、作品との初めての出会いであったが、現在ではNHK連続テレビ小説ひよっこ』のタイトルバックとして使われたこともあり、日本全国さらには海外など様々な場所で作品展も行われ、益々の人気となっている。

著者の作品は気取らないユーモア溢れる雰囲気でありながら、斬新で面白い発想があり、さらに、それぞれの作品につけられたタイトルの一言がとてもユニークなところが、なんとも言えない味わいだ。

評者が今回の作品展で実際に鑑賞し最も印象的だったのは、やはり「ブロッコリー」を使った作品だ。本書の表紙に掲載もされているが、実際に作品がプリントされた携帯ケースまで購入してしまったほどインパクトのあるものであった。

その作品は、ブロッコリーを木に見立て、たくさんのブロッコリーが集まり森となり、小さな人々がブロッコリーの小陰でひと休み。また、ツリーハウスのようなブロッコリーのてっぺんに登る人も何とも愛らしい。こうなるとブロッコリーは、もう木にしか見えない。

また作品の面白さもさることながら、なんといっても素晴らしいのは作品を観る人々の笑顔が耐えないことだ。老若男女が、小さな作品を間近に観て夢中で写真を撮る姿は、何とも微笑ましく感じられた。

作品の面白さを文章で伝えるのはなかなか難しい。そのため、本書で作品を観ることにより、実物を観るような面白さがリアルに伝わることだろう。また写真でしか味わえない実物とは異なるマジックも作品の面白さに一役買っているようだ。 

 

MINIATURE LIFE ミニチュアライフ

MINIATURE LIFE ミニチュアライフ

  • 作者:田中 達也
  • 出版社/メーカー: 水曜社
  • 発売日: 2013/10/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

【書評】全人類が滅亡!?リセットされた世界で1から文明を作り直す、、科学で! 『Dr.STONE 1 (ジャンプコミックス)』

 

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大半の人には想像がつかないだろう。。全てが終わった地球。人が全て石化した世界。人類がいなくなった世界は自然豊かに戻った奇しくも誰かの陰謀によって、、人類滅亡3700年後ある一人の天才科学オタクによって再び文明は作りあげていく!

 

この漫画には数多くの科学技術がでてくる。例えば、携帯電話を何もないところから作ってみたり、万能薬である「サルファ剤」を1から作ってみたりと、身近にあるものの本質にせまることができる。

 

毒薬である「ホルマリン」だったり、「クロロ硫酸」など、普段生きていたら絶対耳にしないような化合物が紹介されていたりする。研究者の考え方が学べるだけでなく、現代がどこまで便利であるかが再認識できる。

 

文系である私が、めちゃくちゃハマったこの漫画を、皆さんにもぜひ読んでもらいたい。きっと、色んなことに好奇心を抱くようになるだろう。そして、自分の頭で考え、試すということが身につくはずだ。

 

Dr.STONE 1 (ジャンプコミックス)

Dr.STONE 1 (ジャンプコミックス)

  • 作者:Boichi
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2017/07/04
  • メディア: コミック
 

 

【ランキング】今週読まれた書評【2019/12/30-2020/1/5】

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1位

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クリティカル進化(シンカー)論―「OL進化論」で学ぶ思考の技法

クリティカル進化(シンカー)論―「OL進化論」で学ぶ思考の技法

 

 

2位

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3位

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リーダーとして論語のように生きるには

リーダーとして論語のように生きるには

 

 

4位 

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5位

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6位

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9位

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10位

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【書評】パウル・クレーの世界観『もっと知りたい パウル・クレー 生涯と作品』

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本書は、画家パウル・クレー(以下クレーという)の生涯を記している。多くの作品も掲載されており、クレーのファンだけでなく初めてクレーを知る人にも見応えのある内容だ。

クレーの作品は言葉で説明するのが難しい。独特というべきか、不思議というべきか。一説には、1911年にフランスの画家ロベール・ドローネーに影響を受け、キュビズムの色彩豊かな空間表現に衝撃を覚えたとのことだ。

また、クレーが生きたのは世界戦争の時代だった。第一次世界大戦ではクレーも出征している。大戦終了後ならびに1930年代のヒトラー政権の際にはドイツからの亡命を余儀なくされた。これらの出来事が作品に与えた影響を推察するのも興味深い。

パウル・クレー(1879~1940)は20世紀のスイスの画家で美術理論家。作風は独特で表現主義や超現実主義のいずれにも属さない。カバー表紙の作品名「セネキオ」は植物の擬人化の説や、クレーの自画像の説もあるが、はたして。

私は高校生の時に初めてクレーの作品を見て感動した。いかようにも解釈できそうだし、そもそもこれは絵画なのかと。特に1920年以降の作品は常人の理解を超えてくる。本書には一応の解釈が載っているが、私はクレーの作品を見た人がそれぞれの解釈をして楽しめば良いと思う。

クレーのワールドを体感して!!

 

 

【書評】事業の拡大方法は3つだけ『事業のコピペ術 フランチャイズ本部の作り方』

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フランチャイズとはビジネスの仕組みを売るビジネス」

あなたの事業はコピペできるであろうか?

コピペが出来れば、この本を読んですぐにでもフランチャイズ本部を作ることができる。

フランチャイズの本質は、「売れる商品」と「売りたい人」をマッチングさせるシステムだ。このシステムを使えば、「売れるものの売り方」がもれなくついてくる。

本部が販売するのは「システム」で、加盟店が販売するのは「商品」。当然ながら、「顧客、加盟店、本部が三方良し」でなければこのビジネスは成り立たない。

多数の顧客が継続的に欲しくなる商品でなければ、フランチャイズ自体が成り立たないからだ。

もし、フランチャイズに向いていない事業を行っていても問題はない。書いてある内容は商売の基本であり、考え方を自分の商売に応用すれば良いだけだからだ。

元で10万円で売り上げ100億?

これは流行りのフワフワ起業の話ではない。

どの業種の方でも楽しめること請け合いだ。

 

元手10万円で100億円の売上をつくった事業のコピペ術――フランチャイズ本部のつくり方

元手10万円で100億円の売上をつくった事業のコピペ術――フランチャイズ本部のつくり方

 

 

【書評】これぞ会社の博物館!『会社四季報 2020年1集 新春号』

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表紙には、配当に積極的な企業を探せ!と書いてあり、株式投資向けの本であることが前面に出ている。とはいえ、よく見ていくと株式投資としての見方だけでなく会社の博物館という見方もできる。

まずは株式投資についてだ。予想配当利回り、業績予測、チャートなど株式投資の際に役立つデータが目白押しだ。もちろん、スマホでもそれぞれの個別銘柄やランキングのデータを見られるが、パラパラっと全上場3762社を一望できるのは壮観である。

次に、会社の博物館という醍醐味もある。上場企業といえば、ほとんどが大企業で有名な会社ばかりというイメージ。しかし、パラパラっとページをめくって気づく。「知らない会社ばかりだな」と。こんなに知らない大企業が日本にあるなんてと思わず感動する。また、業界ごとにまとめられており、その業界に関する事象や日本経済全体に関わる事象が起きた時には同じように株価が上下していることも感じ取れる。この一冊を読めば、日本経済の動きが分かるといっても過言ではないだろう。

四季報はその名の通り、年に4回(3,6,9,12月)発行されている。発行は東洋経済新報社で、週刊東洋経済という経済の専門雑誌を1895年より刊行している。他に、東洋経済オンラインなどのニュースサイトも運営している。

本書は株式投資向けにも充実しているし、業界や日本経済の調査にも適していると思う。私は今回初めて手に取った。毎回は必要ないと思うが、3年に1回ぐらいは手元に置いておくのも悪くないのではないかと博物館的な要素に魅了されている。

 

会社四季報 2020年1集新春号 [雑誌]

会社四季報 2020年1集新春号 [雑誌]

 

 

【書評】あなたの会社、どうしたら潰れます?『経営のやってはいけない!』

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事業を起こすということは分からないことだらけ。知らなかったら損をすることだらけ。そこで焦っていろいろな本を読んだり、セミナーを受けに行ったり、コンサルタントの話を聞きに行ったりする。成功する社長もダメだった社長も皆、間違いなく努力している。しかし、ダメだった社長ほど真面目でムダが多い。本書は経営のムダを省くということに重きを置いた一冊。

自分の会社を潰す方法を考えよう。どうすれば自分の会社を潰せるだろうか。一見、頭がおかしくなるような問いかけだが、確かに会社を潰す方法を1つずつ潰していけば、結果として会社を続けていくことにつながっていく。入金が無かった場合、代金が支払えなかった場合、従業員が突然抜けた場合など。そういった想定をして、常に備えをする。だから、どうすれば自分の会社を潰せるか前向きに考えていこうよ。

経営側の気持ちは従業員には理解できない。これが前提にある。なぜ分かってもらえないのかと悩むよりも、最初から理解する方が無理なのだと思った方が気楽だ。嘘だと思うなら、例えば給料に関しての考え方を見てみよう。従業員は、給料が毎月決まった日にもらえると思っている。対して経営側は、毎月決まった日にキチンと払わなければいけないと思っている。また、従業員は手取りの金額しか気にならないが、経営側は税金や社会保険料のことも考えなくてはいけない。だから、理解されなくて当たり前だと考えた方がいい。そんなことで病んではいけない。

著者の岩松正記氏は政府系起業支援団体の第1期アドバイザーとしての指名数が東北北海道No.1(全国3位・起業相談部門)となった税理士。2000人以上の経営者を見てきた経験から、経営のやってはいけないことをまとめている。とはいえ本人も、決して自分の意見が絶対ではないと書いている。事業をやるのはあくまでもあなた自身で、それは当然に自己責任であるということ。自ら多くを学び、そして自らで判断して行動に移すべき。

会社を潰す方法を考えろ。繰り返しになるが、本書の中で私の心に一番響いた言葉だ。

どうすれば潰れるかな?

 

経営のやってはいけない!  増補最新版

経営のやってはいけない! 増補最新版

 

 

【書評】神話を知ることは、日本を知ることだ。 『まんがで読破 古事記』

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あなたは日本の神話をご存知だろうか?名前だけなら知ってるとか、そもそも知らないわ!っていう人は多いだろう。なぜなら、日本はGHQによって、日本の神話を伝えるのを禁止されていたからだ!!今こそ日本の文化や、人柄をストーリーで知ろう!!

古事記には、上・中・下がある。その中でも、日本の文化や、日本人特有の思想があらわされているのが、上だ。上には、神の物語であり、様々な神がでてくる。

その中で、私が特に好意をもったのが、アマテラスだ。アマテラスは、スサノオに土地や、文化をめちゃくちゃにされてしまう。そして、岩の中に引きこもってしまう。

これはまるで、現代の「いじめ」と「鬱」を、あらわしているように、考察できる。
そして、アマテラスを引き出すために、人々は楽しく宴会を行った。ここでは、「笑い」がキーワードになっている。「笑い」は、嫌でも幸せになれるという性質や、「笑い」を使えば、マインドフルネス瞑想をした時と同じぐらいの恩恵が、得られると最近では言われている。

その宴会は、現代でいう「祭り」をあらわしている。そして、この「笑い」によって、アマテラスは外にでてくるのだが、ここでも挫折を乗り越えた「成長」という面があるのだ。

このように、「古事記」からは、日本の文化だったり、現代でも問題なっていることの解決法などもかかれているように感じた。更に、日本人特有の「察する」文化だったり、人助けが成功につながるということ、なども紹介されていて、大変興味深かった。

我々は、「古事記」についてあまり知らないが、「古事記」は、意外と身近にある。例えば、ゲームのキャラで、「アマテラス」や、「イザナミ」「イザナギ」などが、よく使われているのを見たことないだろうか?これは全て「古事記」からきているのだ。「古事記」を知るだけで、日本の性質が分かり、他人に自慢もできてしまう!笑

ぜひ、「古事記」をよんでほしい!マンガならすごくわかりやすいので、オススメだ!

 

古事記 ─まんがで読破─