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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】これぞ会社の博物館!『会社四季報 2020年1集 新春号』

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表紙には、配当に積極的な企業を探せ!と書いてあり、株式投資向けの本であることが前面に出ている。とはいえ、よく見ていくと株式投資としての見方だけでなく会社の博物館という見方もできる。

まずは株式投資についてだ。予想配当利回り、業績予測、チャートなど株式投資の際に役立つデータが目白押しだ。もちろん、スマホでもそれぞれの個別銘柄やランキングのデータを見られるが、パラパラっと全上場3762社を一望できるのは壮観である。

次に、会社の博物館という醍醐味もある。上場企業といえば、ほとんどが大企業で有名な会社ばかりというイメージ。しかし、パラパラっとページをめくって気づく。「知らない会社ばかりだな」と。こんなに知らない大企業が日本にあるなんてと思わず感動する。また、業界ごとにまとめられており、その業界に関する事象や日本経済全体に関わる事象が起きた時には同じように株価が上下していることも感じ取れる。この一冊を読めば、日本経済の動きが分かるといっても過言ではないだろう。

四季報はその名の通り、年に4回(3,6,9,12月)発行されている。発行は東洋経済新報社で、週刊東洋経済という経済の専門雑誌を1895年より刊行している。他に、東洋経済オンラインなどのニュースサイトも運営している。

本書は株式投資向けにも充実しているし、業界や日本経済の調査にも適していると思う。私は今回初めて手に取った。毎回は必要ないと思うが、3年に1回ぐらいは手元に置いておくのも悪くないのではないかと博物館的な要素に魅了されている。

 

会社四季報 2020年1集新春号 [雑誌]

会社四季報 2020年1集新春号 [雑誌]