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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】『ストーリーとしての競争戦略 』思考の深さで、この本の価値は変わる。

楠木建さんといえば、経営学を学び人にとって必ず耳にする名前でしょう。
私が、この本を手に取ったのは、2回目。
スタートアップの営業企画として、壁にぶつかっている最中、昔読んだ本書を、ふと思い出した。
この戦略論、何がいいかといえば、ひとえにその「痛快さ」にある。
フレームワーク統計学に左右されない、楠木教授の慧眼があますことなく表現されている。この本自体が、ひとつの偉大なストーリーになっている。

また、インタビュー等でも、その言葉に引き込まれていく。

『ストーリーとしての競争戦略:優れた戦略の条件』(2010、東洋経済新報社)という書籍を出しているのですが、世の中、厳しいなと思うのは、お送りいただく感想の80%が「カネ返せ!」なんです。連日連夜、ご感想をいただきまくるのですが、なんで皆さん、そんなに怒っているのかなと思っています。僕はこのお怒りメールをきちんとフォルダに保存しているんですが、時々開くとあまりにもいっぱい入っているので、もはやビッグデータ状態になっています。
(引用 https://www.rakuten.ne.jp/gold/_event/business-insight/060/)

自分自身が、経営に携わり、頭をひねりながら、事業の利益を本気で考える人にのみ届く内容である。
自分がやらなければならない。強い責任感と実現したい未来がある方へオススメの一冊です。