HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】ここまで視覚表現を描きぬいた音楽マンガは無いと思っています『SOUL CATCHER(S) (全11 冊)』

本書は吹奏楽部を全国大会に導く指揮者の物語だ。主人公である指揮者の神峰翔太は音楽の素人だがある能力を持っている、それは“人の心が見える”能力だ。すごいカウンセラーという意味ではなく、彼には本人の意思とは関係なしに視覚的に人の心が見えてしまう。

神峰翔太が指揮をする鳴苑高校吹奏楽部は、決して実力が無いわけではない。毎年上位入賞に食い込むが、全国大会出場だけは叶わない。ここには吹奏楽部メンバーひとりひとりの心のあり方が影響している。物語は神峰翔太がメンバーの心に向き合っていくことで大きく進展していく。

この作品の魅力は音楽の視覚表現にある。“人の心が見える”という主人公の能力をそのまま読者は漫画の表現として楽しめる。特に後半からはその表現のスケールやスピード感は圧倒的に気持ちがいい。少年誌で読みたい音楽漫画ってこうだよね!と、読者の期待を真っ直ぐに受け止めてくれた作品だ。

SOUL CATCHER(S) 1 (ジャンプコミックス)

SOUL CATCHER(S) 1 (ジャンプコミックス)

【書評】ホリエモン的生き方がこれからのスタンダードだ!『GOETHE 堀江貴文解体新書 ~自意識(プライド)を捨て去った、ホリエモン!という生き方~』

堀江貴文氏の“たどってきた人生の歴史”を皮切りに、“24時間に密着”、“和牛やロケット”、“著名人との対談”など、ホリエモンを知らない人でも、ホリエモンとはどういう人物なのか?簡単に理解できる内容になっている。

私が特に面白かったのが、“堀江貴文の24時間”である。「シャワーと歯磨きの時以外はずっとスマホを見るようにしている」という言葉が印象に残った。情報収集はいつでもどこでもスマホでできる。人間誰しも、ついぼーっとしている時間がないだろうか?隙間時間に情報収集し、Twitterなどでアウトプットしてみる。今日からあなたでもできるはずだ。

馬場康夫と語るおやじたちのモテ道”も面白かった。“堀江貴文氏は女の子の前でウ○コ漏らした話を普通にする”という記述があった。女の子の前でプライドを捨ててバカになれることがモテる秘訣らしい。今度口説き文句に、ウ○コ漏らした話をしてみようか(笑)

この本は、自分を変えたいがなかなか行動できない人に読んでほしい。堀江さんの生き方から自分を変えるヒントが見つかるはずだ。そしてHIUに試しに入ってみるのもアリだ。HIUでは様々なバックグラウンドがある人が所属していて、様々な活動をしている。あなたが面白いと思えることがあるなら飛びついてみよう。やってみないと何が自分に向いているか?なんてわからない。

“面白いことを見つけ行動する” シンプルだが中々難しい。“楽しいことを多動しまくるホリエモン的生き方”がこれからの時代を満足して生きるスタンダードかもしれない。


【書評】旅が変えてくれるのはきっと本人だけじゃない『お客さまはぬいぐるみ』

本書はウナギトラベルという旅行会社のビジネスを紹介している。この会社はただの旅行会社ではなく、ぬいぐるみをツアー客とする、ぬいぐるみ専門の旅行会社だ。多くのビジネス書では“差別化が大切”と説かれているが、ここまで圧倒的な差別化ができている旅行会社は決して多くないだろう。

本書は4つのエピソードから顧客にどのような価値を生み出しているのかが語られている。“ぬいぐるみ専門の旅行会社”というキャッチーすぎるワードや時折差し込まれているクマやカエルの愛らしい写真から、単に盲点をついた面白いビジネスと思われがちだ。しかしそれだけではない。ぬいぐるみは自発的に旅行には行かない、このビジネスが成立する背景にはぬいぐるみを預ける“人の想い”があるのだ。

どんなことでもニーズがあればビジネスに発展するとはよく言われることだが、上澄みだけではないそのニーズを汲みあげることがいかに大切か本書は教えてくれる。

お客さまはぬいぐるみ

お客さまはぬいぐるみ

【書評】ラーメン屋の経営出来そうな気がしてきたんですけど?『ラーメン才遊記』

「なぜ、長年何もしないでいた?能無しの怠け者だからだよ」
最初に話すと、ラーメン屋のコンサルティングマンガなんですよ。
有名ラーメン店の創業者がコンサルティング会社を作って、そこに有名料理家の娘が入社するってゆう話なんです。
ありきたりだと思った方、このマンガの凄いところは、ありきたりなグルメ本じゃ無いところなんです。
ラーメンの味や具材、原価、価格決めの仕方、立地、果てはM&Aまでもを傾いたラーメン屋を立て直す観点から教えてくれます。
個人的には、居酒屋の店舗を昼間の時間帯シェアしてラーメン屋を開業する話とカリスマラーメン屋が時代に合わずに没落する話が面白いですね🤣
シェアするときにありがちなトラブル、カリスマトップが陥りやすい心理状態などがホント勉強になります。
やっぱり飲食に修行は要らないのかも?
そんな気がする事請け合いです。

らーめん才遊記 1 (ビッグコミックス)

らーめん才遊記 1 (ビッグコミックス)

【書評】多動力の実践編であり副読本「多動力(令和編)」!!『GOETHE 堀江貴文解体新書 ~自意識(プライド)を捨て去った、ホリエモン!という生き方~』

世界的に知られる文豪ゲーテは、政治家、自然科学者、劇場監督などの仕事に情熱を捧げ、旅や女性を愛し、82年の生涯を走り抜けたそうである。雑誌『GHETE』の名称の由来とのことである。そのコンセプトは「常熱体質な男たちへ」。それを最も体現するのは現代の日本において誰であろうか。そう、ホリエモンこと堀江貴文氏の名前が浮かんだ人は結構な割合でいるであろう。

本特集は稀代の事業家・インフルエンサーであるホリエモンこと堀江貴文氏の生きざま、考え方を宇宙から恋愛までにわたって特集する解体新書といえる内容である。表紙のレスリー・キー氏撮影の表紙写真にはじまり、オールビジュアルで40ページにも及ぶまさに圧巻だ。どのパートもエッジが効きまくったオピニオンが満載であり、どこから読み初めても、気になるところだけ拾い読みしても、ただパラパラとページをめくるだけでも、楽しめる構成・内容となっている。

恋愛論について語った「無理めな女を落とす方法」には意表を突かれた。変化球が来るかと思いきや、なんと泥臭くてど直球なのである。恋愛に近道はない。多動、行動あるのみだ。なお、男性向けの内容になっているので、女性向けのアドバイスは、2019年2月ホリエモン万博でのはあちゅう氏との対談記事を是非(※)。

(※)「ホリエモン×はあちゅう恋愛トーク。もったいぶる人がモテるのは昭和で終わり?(女子SPA!)」https://joshi-spa.jp/908790

また、2019年1月のNetflixでの配信でブレークした『人生がときめく片付けの魔法』で有名な近藤麻理恵さんとそのブレーンとの鼎談記事も食指が早いこともさることながら内容自体もとても興味深い。世界的ブレイクの成否のかぎは、翻訳と通訳ではないかとの仮説が導き出される。その説に至る議論、ドはまりした「ときめき」の英訳はいったい何なのか。注目のポイントである。

余談であるが、実はこの特集のうち6ページについては堀江貴文氏主催のオンラインサロンであるHIUの会員が企画、編集、執筆、デザインまで基本的にすべてを担当しているのが驚きだ。プロのサポートはありつつも編集者ではない会員が、である。どこのページかわかるであろうか?

『多動力』を読んで行動する気持ちにはなったものの日常の忙しさを言い訳にして結局一歩踏み出せていないな、という私も含めた(おそらくは)激動の令和時代に生きるすべての人におすすめだ。

【書評】中国人には金を払ってでも学べ『国が崩壊しても平気な中国人 会社がヤバいだけで真っ青な日本人』

 

「船に乗るな、潮に乗れ」

著者は、不安定な世をいかに生き抜くかに関して、中国人には金を払ってでも学ぶべきだと述べる。

例えば、中国からの移住者の世話をしてた人。階段の踊り場に2段ベッド置いて雑魚寝していた人が、いつの間にか自分の会社を買ってオーナーになってたりするんだから。
この世話人、中国の元富裕層で日本に逃げてきたが、世界中の地下銀行に大量に金を隠しているらしい。で、気が向いたらウォシュレットと会社を買うと。

拝金主義と言われようが、エゲつないと言われようが、生き抜くことがすべてに優先するのだ。

10年前に100万円だった土地が32億になろうと自分の国は信用しない。
 2年前娘の小学校には中国語しか話せない中国っ子が沢山入学してきていつの間にかいなくなっていた。聞けばカナダに移住するのだとゆう。
そう、中国人のカナダ移住は制限がかかったが、日本での居住歴があれば移住できた。

国内外の4000年の戦争の歴史、イギリスには香港を取られ、挙句の果てにはアヘン漬けにされてもよみがえる。

同著者の「中国てなもんや商社」もおススメする。

この本を読めば、人の目なんか気にしないで潮に乗れること請け合いだ。

 

国が崩壊しても平気な中国人・会社がヤバいだけで真っ青な日本人

国が崩壊しても平気な中国人・会社がヤバいだけで真っ青な日本人

 

 

 

【書評】一生に一度の買い物系はついつい財布の紐が緩んで条件をよくしてしまいがち・・・。『マンションを買うなら60㎡にしなさい』

本書はマンションの購入を検討している方におすすめの一冊だ。将来売却をするならおさえておきたいポイントがわかりやすくまとめられている。

 

家族のライフスタイルに転勤は無く売却なんて考えていない方もぜひ読んでほしい。いざというときに売却ができるという選択を持てているか、どんなことがあってもそこから移り住むことはできないのか、どちらかで心の余裕は随分違うはずだ。

 

広さはどれくらいが良いのか、築年数はどれくらい新しいものが理想か、駅から徒歩何分以内が良いのか、そもそもどのようなエリアの物件を買うべきか、全て“売却をしたいなら”という観点で示されている。

 

本書の主張は数字で明確に示されている。なぜここまで数字が必要になるのか、それはネットの普及によるところが大きい。大きい買い物だけに“なんとなく住みやすそう”や“家族も気に入っている”など柔らかい理由だけではなく、本書を読んで数字を基にした購入判断をしよう。

 

マンションを買うなら60?にしなさい

マンションを買うなら60?にしなさい

 

 

【書評】これからの時代を生き抜くために『GOETHE 堀江貴文解体新書 ~自意識(プライド)を捨て去った、ホリエモン!という生き方~』

月刊誌『GOETHE』。恥ずかしながら評者は、まずこのタイトルが以前から読めなかった。汗…。『ゲーテ』と読む(表紙には小さくカタカナでも書いてある)。政治家、自然科学者、劇場監督などの仕事に情熱を捧げ、旅や女性を愛し、82年の生涯を走り抜けたという世界的な文豪として知られるドイツの文豪ゲーテの名を冠した雑誌。「仕事が楽しければ人生も愉しい」がコンセプト。

この雑誌をこれまで書店で見かけるも田舎に住む評者は、高級スーツや高級腕時計の写真に怯み、どこか別世界の話題の様に感じていた。しかし、本誌の総力特集は「堀江貴文解体新書」である。HIUに所属する評者としては、この特集40ページを今こそ読む価値がある。

評者がオススメするのは、後半部分のページ。ここでは、堀江氏が過去に行った著名人との対談や著名人から寄せられた質問やコメントをもとに構成されている。社会学者・古市憲寿氏、お笑い芸人・中田敦彦氏、ファッションバイヤー・MB氏、SHOWROOM・前田裕二氏、片付けコンサルタント近藤麻理恵氏、他多数の方々とのやり取りから「ホリエモン」という生き方が浮き彫りになってくる。

また興味深く読めたのは、最後の8ページ。「教えて堀江大先生」、「無理めな女をオトす方法」、「馬場康夫と語るおやじ達のモテ道」。ここを読んで響いてくる言葉、それは『ツマラナイ変なプライドなんて捨ててしまえ!』というメッセージ。「教えて堀江大先生」のコーナーのQ&Aの一つでは、『Q.今までで一番 ”なかったことにされたくない” 仕事はどれですか?』の問いに、堀江氏は「A.過去の仕事をなかったことにされても基本的にあまり気にしないかも。」と回答。評者はここにホリエモンの真髄を感じた。

少し話がそれるが、RPGゲーム「ドラゴンクエスト」ではプレイヤーのキャラクター設定の職業から「遊び人」を選択することができた。「賢者」に転職するには、通常は『悟りの書』を手に入れる必要があるのだが、「遊び人」はこのアイテムが不要である。なぜなら遊びを極めに極めた時、そこには既に悟りの境地があるからであろう。冒険には試練はつきもの。しかし、そんな時に遊び人のユーモアがパーティーの気持ちを柔らげ、時に鼓舞をし、生きる力を与えてくれるのかもしれない。ホリエモン、彼こそは究極の遊び人であり、かつ現代の賢者の一人であることは間違いないであろう。

最後に。本誌は、今、自分の生き方を変えたいと少しでも考えている人におススメしたい。「プライド(自意識)を捨てて、子どもの様なピュアな気持ちを思い出し、やりたい事を全力で遊んでみろよ!」。そんなメッセージに勇気付けられて、あなたも必ずや次の一歩に踏み出せるに違いない。

【書評】とりあえずやる『GOETHE(ゲーテ)2019年6月号 堀江貴文解体新書〜自意識(プライド)を捨て去った、ホリエモン!という生き方〜』

堀江貴文氏について40ページにわたって特集されている。全160ページ中40ページ、すなわち¼が堀江貴文氏特集ということだ。雑誌ならではのダイナミックな構成で他の堀江貴文氏の書籍とは違った感覚を覚えるはずだ。


堀江貴文氏の生い立ちから現在までがまとまっている。誇張せずとも事実だけで想像力を掻き立てるプレイバックは唯一無二なもの。誰しも自分を貫き行動し続けていて、ふと振り返ると面白い軌跡が残っているのかもしれないと感じた。

 

HIU特集は面白かった。何がといえば、HIUの中にいると当たり前のことが、外ではそうではないのかもしれないということが。入会して3ヶ月しか経過していない評者も、考えだけでなく仕事や住むところまでもが根底から変わり、しかも心地よく感じるまでになるHIUは、やはり唯一無二である。表題にもした「とりあえずやる」には「とりあえず入会」の意味もあると後付けで思った。


やりたいことはあるけど、なかなかできないと悩んでいる人におすすめです。ボールを転がす時に、平坦な道より山あり谷ありの道の方が速くゴールにたどり着くように。悩んでる時間より、やってみて成功なり失敗なりの結果が出る時間の方が良いと思います。


とにかくやる。本書でさらにこの思いが強くなった。英語ではJust Do itなのかな。そして、宇宙を目指す堀江貴文氏の解体新書は読まなきゃ損であるし、小さな小さな問題でくすんだ大志を磨き直させてくれる。きっと本書があなたの地図のワンピースになる。 GOETHE(ゲーテ) 2019年 06 月号【表紙:堀江貴文】 [雑誌]

【書評】これからの時代を生き抜くために『GOETHE 堀江貴文解体新書 ~自意識(プライド)を捨て去った、ホリエモン!という生き方~』

本誌は、堀江貴文氏の魅力について40ページにわたり特集している。幼少期から現在までの活躍や、24時間のタイムマネジメント術、宇宙事業、投資、教育、オンラインサロン等、複数のコンテンツからなる。

本企画はもともとゲーテ創刊時の13年前のものであったそうだが、それは同時に13年たった今でも堀江貴文氏が変わらず、またはそれ以上に注目され続けている証しでもあるということだ。そして、他とは比べものにならない、人にはない独自の魅力を持ち合わせていることでもあると思う。

本特集は、どのコンテンツもとても惹きつけられる内容ではあるが、本書評では国内最大級のオンラインサロンHIU(堀江貴文イノベーション大学校)と宇宙事業について取りあげる。またHIUを紹介する計4ページは、HIUメンバーにより編集したものである。

評者はHIUに所属し1年半が過ぎた。入会したきっかけは、オープンした書店で突然目に飛び込んできた堀江貴文氏の著書『好きなことだけで生きていく。』であった。ページをめくった瞬間に「これだ!」と思い、一瞬で入会を決意した。

人生の様々な場面では、時々このような何も考えない直観の判断や何か気になるというような引っ掛かりがある。またそれは、たいてい自分にとって重要なものとなる。

HIUでのイベントは、体験型からオフィシャルの定期イベントなど面白いことが満載だ。その中でも評者が頻繁に参加しているのが、本誌にも掲載されている「対談」だ。堀江貴文氏と各業界で活躍するゲストがビジネスに関する興味深い話をしてくれる。

入会してから約30名のゲストとの対談を聞いたが、毎回とても楽しくワクワクする。驚くべきことにつまらないと思ったことは一度もない。それは、毎回対談をする堀江貴文氏の話しが面白いということでもあるのだろう。

対談を聞き、ゲストの著書や関連する内容を本ブログへ書評として投稿し、また仕事でもアウトプットできるため、とてもいい循環となっている。そのためHIUでの対談は、評者にとっては自分の知らない世界を教えてもらえる、とても貴重な時間であり、重要な場なのだ。

また、堀江貴文氏が情熱を捧げる宇宙事業において、先週ついに民間単独では国内初のロケットの打ち上げに成功した。その14年間の宇宙事業の歩みについてまとめられている。

評者は、今回の打ち上げで初めて宇宙ビジネスへ支援してみた。そのリターンの一つとしてとてもユニークなのが「宇宙への名前」だ。それは、ロケットに搭載された銘板に支援者の名前が記され、宇宙へ打ち上げられるというものだ。

ロケットの打ち上げは、天候不良などにより、度重なる延期もあったが、自分の名前がロケットに搭載されているのだから「成功するに決まっている」と、なぜか強い自信を持ち見守った。

そしてそれは現実となった。技術的な提供はできなくても、支援したことにより、まるでチームの一員として関われたような気分となり、とても感慨深いものがあった。

このようなビジネスは、研究や開発に莫大な資金がかかる。しかし誰もやっていないことは、やってみないと、また失敗してみないとわからないことが多い。またそれを繰り返し、その積み重ねにより成功へと導かれていく。

一人一人の小さなサポートと継続していく力が結果として私たちの生活にも大いに役立つ世の中へと変化していく。そう思わせてくれた一冊である。