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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】本物のリーダーとは、権威を振りかざさず部下から学べる人のことだ。『ハーバード・MIT・海外トップMBA出身者が実践する 日本人が知らないプロリーダー論』

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日本人は本物のリーダーを知らない。日本人のリーダーは、利益の追求と従業員をいかにサボらずに働かせるか、ということに重きを置いている。


これではいつまで経っても、業績は伸びないばかりか、企業は成長していかない。


それに比べて、海外のリーダーは短期的に利益をあげ、企業の規模も拡大している。


果たして、何が違うのだろうか?

大きな違いとは、KPIによる従業員への指示と管理である。KPIとは、一度は聞いた事があるだろう。数ある指標の中から、最も重要と思われる数字を取り上げ、それの変動をもとに改善をしていくキーとなる数字のことだ。


できるプロリーダーとアマチュアリーダーの違いは、KPIの活用だと著者は言う。

多くのアマチュアリーダーは、KPIを上手く活用出来てない。KPIによって、目標を決めるだけでは甘く、KPIによって報酬も決めるのができるリーダーだ。


例えば、KPIを客単価を上げることであれば、2000円代だと5ポイント、それ以下だと2ポイント、3000円以上だと10ポイントのように、ポイント制にして数値化し、後から総合的に判断すれば、効率良く贔屓することなく評価できる。


また、KPIの指標も、従業員の得意な部分に合わせて設定することで、その人の特徴を最大限活かすことが出来る。


KPIを設定し、ビジョンを確立することで、従業員もモチベーションが上がるし、一歩一歩前に進んでいける。改善点も、従業員と一緒に考えることで、これからどうするべきかも分かっていくのだ。


詳しくは、本文を読んで頂きたいが、この本は、リーダーがどうしていくべきかが、具体的な内容で画かれている。


できるリーダーとは、従業員を支配下に置くのではなく、全ての従業員の人生を尊重し、仲間として共に切磋琢磨していく人だ。あなたも是非そんなリーダーになってほしい。