HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】ペストを挫折した方へ『漫画 ペスト』

 

自粛派、ノーガード派。コロナ禍において様々な派閥が議論する。『ペスト』の世界においても様々な思想をもった人物が登場する。ペストと戦う者、脱出を試みる者、混乱に乗じて利益を得る者など。

「事実は小説よりも奇なり」とは言うが、淡々と事実を述べるのではなく登場人物を通してそれぞれの思想を交錯させる。ロックダウンした際、どのような行動が正しいのか?

利益を得る者。密売人・コタールは過去に罪を犯したが、ペストの混乱に乗じて安穏な生活を手にする。脱出の手助けを始めて、さらに利益を増やす。現代に置き換えると、マスクの買い占め・転売といったところだろうか。

原作『ペスト』が出版されたのは戦後間もない、1947年。2020年、世界中でベストセラーとなった。日本では3.11のときも売れた。

本書は「予言書」とも言われる。どの登場人物に共感するか?原作に挫折した人もそのあらすじを確認して欲しい。

 

 

【書評】これからのデジタル時代について興味がある方へ『オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る』

 

世界のメディアがいま、最も注目するテクノロジー界の叡智が、描くデジタルとAI(人工知能)の未来!
台湾は、2020年に全世界を襲った新型コロナウイルス(COVID-19)の封じ込めに唯一成功した。

本書は、その中心的な役割を担った若きデジタル担当政務委員(閣僚)が、コロナ対策成功の秘密、デジタルと民主主義、デジタルと教育、AIと社会・イノベーション、そして日本へのメッセージを、自身の言葉で語りつくす。

【興味や関心がないのに大学に進学しても意味はない】
高校卒業、大学進学するのが一般的だが、無理して、高校卒業のタイミングで大学に進学する必要はない。
自分が解決したい問題があれば、その問題に取り組んだら良いが、自分の方向性や問題が見つからない場合、大学に行っても役に立たない。
例えば、ユーチューバなら、自分のチャンネルを立ち上げて、ヒットすれば有名になる。
ユーチューバとして自立し、学費(奨学金)を返済している人もいる。
自分の興味のあることを探して、それを仕事にすれば良い。逆に自分が興味や関心を寄せるものがなければ、わざわざ大学に行く必要はない。だから、自分の興味や関心のあることがどこにあるか探すのが先決である。

【これからの生き方は楽しんだもん勝ち】
大学進学するかどうかの内容だったが、深堀りしていくと、生き方にも当てはまる。
自分の興味や関心があることをすれば、楽しくなり、毎日が夢中、熱中になる。また、それが仕事になるのだから、人生、先に楽しんだもの勝ちだと考えさせられた。

【デジタルに関するスキルよりも素養を重視】
スキルとは、求められていることを時間内に、そして一定の時間内に条件の下で素早く正確にこなすこと。ある条件の下に時間内に仕事を完成かせる設計図だが、素養(平素の学習で身につけた教養や技術)を重視している。
メディアリテラシーの単なる受動的ではなく、主体的なクリエイターとしてイノベーションのパートナーが求められる。

【素養を重視したい方】
台湾のマスク不足問題をITの力で解決した直後に東京都の新型コロナウイルスの対策サイト修正に参加し、その「神対応」っぷりが話題となった台湾のデジタル担当大臣
その思考が素養を考えさせられる。

【プログラミング思考】
プログラミング思考を持てば、素養も身につくし、物の見方、考え方を違った角度から見ることができる。

 

 

【書評】サイゼリヤに行きたくなる秘密がわかる-『サイゼリヤ おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ』



学生時代にサイゼリヤのミラノ風ドリアにお世話になった人はどれだけいるだろうか?
この本は美味しい料理の本ではない。サイゼリヤ創業者である著者が売れる店を目指し、足で稼ぎ、情報を得て、分析した結果のマーケティングの本である。

興味深いのはサイゼリヤが今の値段にたどり着くまでの試行錯誤の過程だろう。あらゆる経営判断は実験だそう。著者はその実験のためにとにかく情報を集めて統計的に判断をしている。レストランを繁盛させるために客本位であることは当然だが、そのために商圏とマッチしているか、社会に貢献できているか、そういったマクロレベルでの視点で分析していることが面白い。一人の客というミクロからメゾそして地域活性化というマクロレベルへ。この視点は目から鱗だった。

また、サイゼリヤ創業者ならではのリーダーシップ論もおもしろい。リーダーたるべきというよりは、組織があってのリーダーであるという着眼からむしろ組織運営について話されている。失敗体験からの成功の学び、そこからの効率化である。上司は部下を守るために存在するとはよく言うがまさにその通りである。いかに従業員が楽に楽しく働けるか、そういう労働環境を作ることによって、従業員個々が会社へ貢献したいと思うようになり結果的には会社自体への成長につながっていくという仕組みである。言うは易しだが、これを実践してきた筆者の言葉は重い。

あらゆる物事の成功は統計学に基づいていると言っても過言ではないかもしれない。そんな風に思わせた本だった。社員一人ずつが自主的に会社へ貢献できるようになるのも調査結果なのかもしれない。おいしくて安いから人が集まるのだということではなくて、このバランスなのだと思う。サイゼリヤの価格設定や立地、雰囲気は莫大な情報量の上で計算された結果であると思うと、間違えなく私は著者の手の中で動いており、そんな私を見て著者はほくそ笑んでいるんだろう。

 

 

【書評】変化する世界で求められている「意味の価値」『すべてのビジネスに、日本らしさを。』

 

ジャパン・アズ・ナンバーワン
そう言われた時代は遠い過去となった。それは何故なのだろう。
かつての日本は、先進諸国の技術に倣い、それを凌ぐ様な「低価格」、「品質」、「安定性」を以て、世界市場を席巻したのであった。だがその地位は、やがて下請けとして扱っていた近隣アジア諸国の台頭により奪われてしまったのである。
では、世界のマーケットに於いて、日本はこれからどうすれば良いのだろうか。それは、過去に於いて日本の躍進によって消費財のマーケットで苦しめられた欧米諸国が取った戦略をなぞることなのかもしれない。
即ち、「安さ」や、「通俗的」な面に頼ることなく、他者には真似の出来ない自分らしさを前面に打ち出し、それを価値化することだ。
それでは、日本らしさとは具体的に何だろうか。著者は、それを次の四つであると言う。
天命を知り追求する「求道心」
歴史に培われた「伝統的資産」
他者を受け入れる「調和の精神」
豊かな感受性による「美意識」
これらの日本らしさをビジネスに備えることが、これからの社会、世界、時代に於いて、多くの人の心を動かし、応援される価値の創造に繋がると考えていると言うのであった。

「安全」で「便利」なものが溢れている世の中で、人々が天秤にかける基準とは何か?
それは「意味」。
人々はそれを買う理由に求めている。
であれは、我々日本企業は、日本らしさを商品に備えさせることこそが「意味」を具有させ得る方途であろうと言うのである。
そして、海外向けのビジネスをしていない企業だからといって、決して無関係なことではないとも言う。なぜなら、「日本らしさ」は日本固有の魅力でありながら、現代社会で忘れられつつあるものだからだ。
均一化されたブランドが並ぶ現代のマーケットに於いて、失われた「日本らしさ」を再現できれば、多くの日本人の心に響くはず。「新しい」「美しい」「懐かしい」と反応があると言うのである。
本書では、「ミッション」、「ストラテジー」、「アイデア」、「エグゼキューション」という手立てを提示し、著者が手掛けたプロジェクトの数々を実例として挙げ、その手法を紐解いていく。

ただ、それらのほとんどが京都を舞台にしたものであるが故なのか、「歴史あるもの」=「日本らしさ」という観点に寄っており、はてさて、これを古都以外に存する中小企業が自分ごととして捉えられるのかは疑問だ。
マインドを以て「日本らしさ」を語り、現代を生きる中小企業へソリューションをもたらす内容を想像していた私にとっては、やや肩透かしであり、且つ、この本を読ませたいターゲット層はどこなのだろう? と頭を捻ってしまったのもまた事実である。

しかし、日本人のDNAに訴えかけ、かつての日本の良さを蘇らせ現代社会にアップデートすることで、新たな価値を持った「意味」のある商品づくりが可能となるのであれば、まさに日本人として本懐ではある。
方法論としてはともかく、概念を理解しておくことは損にはならないだろう。
少なくとも私にとっては、「本質的な価値を見つけ、それを必要とする人に出会わせること」という意見には腹落ちしたのである。


すべてのビジネスに、日本らしさを。
作者:各務 亮
発売日:2021年4月11日
メディア:単行本

 

すべてのビジネスに、日本らしさを。

すべてのビジネスに、日本らしさを。

  • 作者:各務 亮
  • 発売日: 2021/04/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

【書評】足りないもの、欲しいものを数えてはいけない『サステイナブル・ライフ アフリカで学んだ自分も社会もすり減らない生き方』


常にもっと上へ。常にもっと先へ。
そんなにすり減らさず、社会も自分自身もサスティナブル(持続可能)に生きることを提案しているのが本書だ。

著者は自身が舌癌を患った事、そしてその治療後にガーナ発の天然由来製品の販売に踏み切るまでの過程をまず語っている。
購入者も自分も良いと思える製品を現地生産者と協業しながら、日本の規格に合うよう試行錯誤していく姿に感銘を受けた。

またガーナでの生活と舌癌の経験によってどのように現在の考え方へ変化したのか、自らの生い立ちと経歴を踏まえて紹介されている。
実績や成果を求めるのではなく、自分や社会にとって無理のない形とは何かを考えさせられた。

個人的に著者のベストフレンド、カールが語った一言が印象に残っている。
「恵まれていることに目を向けるんだよ」

今あるものに感謝しながら、楽に生きていこう。

 

サステイナブル・ライフ アフリカで学んだ自分も社会もすり減らない生き方

サステイナブル・ライフ アフリカで学んだ自分も社会もすり減らない生き方

  • 作者:大山 知春
  • 発売日: 2021/04/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

【書評】いつ結果が出るかわからないものに取り組む力とは『ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力』

 

久々に良い本に出会った。ネガティブ・ケイパビリティとは、解決できない問題に立ち向かう力である。現代の教育では問題解決力ばかり鍛えるが、解決できない問題にはどうやって立ち向かえば良いか?。それを書いたのが本書である。

冒頭に教育と書いたが例えば教育について。文書力を上げる方法に、文学作品を写すと良いというのは聞いたことがあるだろうか。文学作品を写すことで、言葉の響きなどが段々と身につき、何かを教えられたわけでもないが、力がつく。これは答えのある問題を解いていてはつかない力だろう。

また、評者は研究開発職であるが、本書では研究に重要なのは『運・鈍・根』だと紹介されていた。確かにそう考えるとネガティブ・ケイパビリティが大事だと思う。いつ結果が出るか、本当に成功できるかは全くわからない。そんな中でそれを待ちながらひたすら病むことなく、研究を続けることが大切だ。

さて、本書は解決できなくてもやり続けることが大切だという本だ。そして、だから私も本を読み続けるのだろう。

 

 

【書評】アドラー心理学をわかりやすく伝えてくれる『働くオトナ女子のためのゆるっと習慣 毎日のモヤモヤ プチチストレスがすーっと消える』

 

ストレスフリーな生活をしたい!と思わない人は果たしているのだろうか?女性起業ビジネスプロデューサーが、働くオトナ女子のためにストレスフリー生き方をとことん教えてくれるそんな本である。

ストレスフリーな生き方をするためにはゆるっと生きることが大切であるというメッセージが最初から最後まで詰まっている。さて、ゆるっと生きるってどう言うことなんだ?

まずは仕事の向き合い方から語られる。モチベーションはどう保つか?どうやって仕事時間を過ごすか?働く女子が気になるところである。ちなみにモチベーションの保ち方は小さな目標を立てること。目標は大きくなんていう教育を受けてきた私たちには目から鱗かもしれない。目標が大きければ大きいほど成長するかもしれないが、ゆるっと生きるためには小さな目標を作ってそれを一個ずつこなしていけばいいのだ。

仕事時間の使い方もそう。最初にゴール時間を決めて少しずつ行っていくのだ。その結果、気がつくと大きな階段を登っている。なんという、気付き!結果は大きな目標を成し遂げているのだが、目の前のことを少しずつ行うという達成感も同時に味わうことができるわけである。

もちろんオトナ女子に大事なのは自分磨きも忘れられていない。自分磨きもゆるっと。いくらやりたいことでも自分に課してしまったら、義務になってしまう。楽な気持ちで楽しく好きなことを行う。真面目に自分磨きをするのも素敵だけれども、ゆるっと自分磨きをする方が今時のオトナ女子っぽくて良いのかもしれない。ゆるっと続けたら最後はモノになるわけだ。

この本は精神科医ルフレッド・アドラーが提唱した劣等感について書かれているのかもしれない。この本はとかく他者と比較しがちなオトナ女子に対しての金言が詰まっているのだ。比較するのは過去の自分であって他者ではない。他者と比較する必要なく小さな目標を成し遂げていくことが自分の成長に繋がる、というメッセージのように思えた。その目標をどう決めることも自分に委ねられているのだ。そう、つまり目標をクリアしていくこと自体もゆるっとでいいわけだ。

 

 

【書評】Happyな毎日を過ごすための『働くオトナ女子のためのゆるっと習慣 毎日のモヤモヤ プチストレスが すーっと消える』

 

働くオトナ女子が仕事場で抱えるモヤモヤ感や我慢、そしてその先にある「現実とはこんなもの」と夢や希望を持ていな諦めの境地。。。そんなダークサイドの感情に蓋をせずに働く上で生じる問題を”賢くゆるっと”かわしながら、ありのままの自分で、力を抜いてストレスフリーな毎日を手に入れるための”ゆるっと習慣”をまとめている本です。

メモ魔は今すぐ卒業!昔からなぜ人はメモを取ることで仕事をしている、仕事ができる、聞いている、理解できてると思うのか不思議でならなかった、無駄な作業なのにと心の中でつぶやいていた。。。メモを書いているうちに相手の話しを聞き逃してしまったり、話し手の本当に言いたいことを理解する機会を失ってしまったり、本質を見極めることができないのにと。忘れてしまうなら録音すればOK!ホワイトボードなどは写真を撮ればOK!本書ではそれをズバリ書いてある点が非常に面白かった。

100人に1人のスキルを目指さなくてもOK!
自分の好きなこと仕事にしてみたいのですが、好きだけど仕事としてやって行くには不十分かなと思っていたのですが、最初からプロ並みのスキルが必要ではなく、教えられる方も「有名なプロ」より「身近にいる、ちょっと得意な人」くらいの方が気軽で教わりやすかったり、現代では教え方も多様になりブログ、SNS、動画、オンラインサロンなど発信方法はいくらでもある、だから好きで稼ぐはそんなに難しくないと気づかせてくれた点が面白かったです。

毎日、なんだか楽しくないな〜と思っている働くオトナ女子におすすめ本書、著者は毎日2時間働くだけで十分な収入を得ているが、そんな著者もかつては普通に働くオトナ女子の会社員、だからこそ”働くオトナ女子”に響く言葉が満載です。装丁も”働くオトナ女子”の心掴む可愛いです。

私も会社員をすっぱり辞め、好きな時に、好きな人と、好きな場所で働いて、大好きな旅に自由に出れる。
著者のような生き方をしようと改めて決意しました!!

 

 

【書評】みんなの違いを活かすというアプローチを。『人間関係でストレスを感じたら読む本-自分と相手の「行動特性」を科学的に知れば、人付き合いはぐっとラクになる』

 

人はみんな一人ひとり違っている。
そんなの当たり前と分かっていても、いざ人間関係やコミュニケーションに直面すると、つい忘れてしまう。そして問題が生じる。ストレスを生む。
お互いがコミュニケーションを見直すことはせずに、「なんであの人は分からないんだ」と悩み、怒る。
その根本原因は、人間には、自分が見たいように自分の周りの世界を見てしまう。自分が良いと思う価値観で相手を評価してしまうという特性があるためだと言う。
どうすればコミュニケーションが問題なく出来るようになるのか。それは、冒頭にも述べた、人は一人ひとり違っているということを再認識すること。つまり、同じ言葉、同じ事象であっても人によって受け取り方は全く異なる。どんなことに喜ぶか、怒るか、ストレスを感じるか、モチベーションが上がるか下がるか、それらは誰一人として同じではないと知ることであると著者は言う。
そのためのポイントは「人間関係の客観視」。それこそが人間関係やコミュニケーションの正解をなんでも教えてくれる「魔法の鏡」なのだそうだ。
本書では、人間関係の客観視が出来るようになる秘密道具を紹介する。
その秘密道具である『ビノレポ』とは?
どうやら単なるタイプ別診断や、評価ツールではないらしいが、無論、一言で言い表せるものでもない。
後は、是非本書を手にしてお確かめください。

私にも、こいつはなんでこんな考えをするのだろう? そこをそんな反応? と、まったくソリの合わない対人関係を味わったことはある。
理解は出来なくとも、否定はすることはない。まぁ、そういう捉え方もありますわねぇと思うしかない。
翻って、違いを感じることで己の人間性も浮き彫りとなってくる。
コミュニケーションのいろはのいは、自分自身を知ることから始まる。
どんな人間関係も無駄とはならないのだ。

 

 

 

【書評】相手の未来の姿を思い浮かべて高額商品を売るのは50年以上前から存在していた『禁断の説得術応酬話法ノーと言わせないテクニック』

 

著者でありAV監督でもあり1セット100万円もしていた英語の百科事典を売っていた村西とおる
彼が、どんな話し方で名女優からAV撮影に臨ませたり高級英語百科事典セットを売っていたかが、赤裸々と綴っております。
また、相手が質問に答えた時に相手を気持ちよくさせる簡単な魔法の言葉《さしすせそ》も記載されております。

▼応酬話法とは?
1セット100万円もする高級英語百科事典それも保証人付きの。
そんな高額商品を買えと言われたらほとんどの方々(当然僕自身も含まれます)は、以下のように答えて買わない反応を見せます。
・『高い』から買わない
・『必要ない』から買わない
・『今すぐ決められない』から買わない
・『同じ物を持っている』から買わない
・『お金がない』から買わない
と、大体この5項目に分けられます。
いずれの反応も、決して最初から否定はせず
『その通りです』
『おっしゃる通りです』
『間違いありません』
と、相手の言い分を真正面から受け止めるように肯定します。
それからやんわりと否定しながら、1セット100万円もする高級英語百科事典を手にした相手の未来の姿を話します。

『世界と張り合える程の英語力を身に付けれると考えたら、どれほどあなたがこれから先素晴らしい人生を歩まれるだろうかと想像するだけで興奮します。
一年後、英語を自由に話す力を身につけたあなたは、まだその時も、私に向かって《必要ない》などと言うのでしょうか?』

と一部抜粋しただけですが、真っ先に反論してしまうと、やはり相手の方は不機嫌になりがちになります。
別にこういうセールスマンを相手じゃなくても、日常会話においても相手の言い分を真っ先の否定してしまうと、お互い良い気分話すしません。
この書評を書いてる日も、僕は早速近所にいるコロナでビビってるおばちゃん相手に練習してきました。

▼相手を気持ちよくさせる魔法の言葉《さしすせそ》
・さすがですね
・しんじられない程素晴らしい
・すごいですね
・世界一ですね
・そんな事があるんですか
これらの枕詞を連ねる事で、相手は自分の事をわかってくれている肯定してくれたと感じ、自分に好意を持ってくれます。
まぁ、誰だって褒められて嫌な気起こす人は、なかなか居ないでしょう。
特に事業起こしている方なら尚更。