HIU公式書評Blog

HIU公式書評ブログ

堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

MENU

HIUメンバーがおすすめする働き方に関する本8選

 堀江貴文イノベーション大学校のメンバーがおすすめする働き方に関する本を集めました。

 

 ・ゆっくり、いそげ ~カフェからはじめる人を手段化しない経済~

ゆっくり、いそげ ~カフェからはじめる人を手段化しない経済~

ゆっくり、いそげ ~カフェからはじめる人を手段化しない経済~

 

bookrev.horiemon.com

 

 ・鬼速PDCA

鬼速PDCA

鬼速PDCA

 

bookrev.horiemon.com

 

 ・生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの

生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの

生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの

 

bookrev.horiemon.com

 

 ・仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則・完全版

bookrev.horiemon.com

 

 ・『徹夜しないで人の2倍仕事をする技術三田流マンガ論 ─三田紀房流マンガ論─ 』 (コルク)

bookrev.horiemon.com

 

 ・サーチ・インサイド・ユアセルフ――仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法

サーチ・インサイド・ユアセルフ――仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法

サーチ・インサイド・ユアセルフ――仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法

 

bookrev.horiemon.com

 

 ・最強の働き方;世界中の上司に怒られ、凄すぎる部下・同僚に学んだ77の教訓

bookrev.horiemon.com

 

 ・なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

 

bookrev.horiemon.com

bookrev.horiemon.com

 

遼寧省は美人が多い?『中国各省気質』

関西人はせっかち、関東人はプライドが高いなどなど日本においても地域ごとの性格についてはよく話される。正しいかどうかは置いておき盛り上がる話題だ。本書は中国の各省の性格をまとめた本である。

本書の構成は各省ごとに暮らし、性格、いわゆる“あるある”、著名人、名物が順に紹介される。それが、なんとも全く遠慮なく表現されているのが面白い。目次からいくつか引用してみよう。目次ですら各省をこれだけディスる

山西省:炭鉱地帯の高地に暮らす。ケチで純朴、人見知りで野暮ったい人々。
浙江省:儲かるものならなんにでも手を出す。えげつなさと開拓精神を備えた最強商人。
甘粛省:新しいものに無反応、革新性ゼロ。悠久の歴史の地に暮らす保守の民。

本文ではこんなレベルでなく、各省をいじり倒す。めちゃくちゃ面白い。ところが、そんな著者はダイキン工業(株)にてグローバル戦略本部中国部長、華北地区総代表、北京代表処所長、首席代表。(略)。その後も色々と中国関係で活躍し北九州市立大学大学院特任教授を務めるといった経歴の持ち主であり、中国に関連する書籍を数多く出している。どうやら適当にいじってるだけではなさそうだ。

評者も本書を読み、友人の中国人を何人か思い浮かべて見た。確かに上海人は株について詳しいし、北京人の前で政治の話はしたくないし、東北人は美人だ。確かに当たっている。

我々を含め、多くの人は自分の出身地には特別な思いを持っているだろう。中国出身の方と会うことが日常になって来た今、各省の話題のためにも手元に置いておきたい本だと言える。世界中どこでも地域ごとのあるあるネタは盛り上がる話題の1つだろう。中国人とビジネスをする可能性がある人には必読の一冊である。

 

こんなにちがう中国各省気質―31地域・性格診断

こんなにちがう中国各省気質―31地域・性格診断

 

 

度胸で勝ちぬく中国ビジネス

度胸で勝ちぬく中国ビジネス

 
中国人にエアコンを売れ!

中国人にエアコンを売れ!

 
「新しい中国」で成功する!―体当たり中国ビジネス必勝法

「新しい中国」で成功する!―体当たり中国ビジネス必勝法

 

 

勇者を倒せないのは秘書がいなかったから『魔王の秘書』

この物語はある国の王の秘書が魔物に攫われ、魔王の秘書になるところから始まる。本書は“ファンタジー×会社経営”だ。そしてその舞台として設定されているのが魔王城になる。社長に位置するのは当然魔王であり、その魔王のサポート役を秘書が担う。

魔王軍とは単なる魔物の集合体ではない、大組織である。そこには役職や役割があり、個人の価値観や主張、上司や部下との関係性も内包している。ゲームでは一度に戦う魔物の数はせいぜい5匹程度であるが故に、この魔王軍のスケールや比例して難易度を増すガバナンス強化の問題には気がつきにくい。

長い間見直されてこなかった組織、そこにメスを入れるのが本書のタイトルにもなっている秘書だ。各魔物の生態に合わせた福利厚生の充実。営業部や総務部、人事部など適材適所の再配置。野良の魔物に向けた求人と採用面接。大きい組織だからこそ、生産性を上げることでの組織力の伸び代は大きい。

この漫画は組織に属する全ての人に読んで欲しい。目の前のことに一生懸命打ち込むよりも、客観的に見つめ直すことで解決することも多い。例えばそれが漫画というアプローチでも良いのではないだろうか。

 

 

 

僕はダメ男だが...『その恋はビジネス的にアウト』

本書は60の恋愛質問に、35歳独身、イケメン、東大院卒、しかも億万長者の著者が答えていく。

どうだっていい質問にはどうだっていい回答をしていく点が面白い。まず、一例を挙げてみよう。Q:「彼氏の性癖が変なのです」A:「知らねー!マジ知らねー!!」けど、優しい著者は真面目に答えてくれる。

自分の価値は自分自身の”持ち物”をいかに上手に活用するかにかかっている。自分の持ち物の少なさに目がいったり他人の持ち物をうらやんでばかりいないだろうか。大切なのは自分の持っていないものに目を向けるよりも、自分の持ち物にきちんと目を向けて、その上手な使い方を考えることである。

また、恋愛でも会社を起こすのでもそうだが、自分の目指す道の先のステージに行っている人の意見はだいたい正しい。アドバイスには「成功するためのアドバイス」と「失敗を避けるためのアドバイス」の2種類があって、前者は状況によって変わりやすく、場合によっては正しくないこともあるが、後者は合っていることが多い。

それから、恋愛していて冷めちゃった場合、完全に分かれるべきである。原則論からすると、違和感が生まれた時点で、だいたい引き返した方がいい。ものすごくエネルギーが要るが放っておくと大抵もっと悪い事態になるので、先に排除しておくことがベストである。

”恋愛をビジネス視点で”と言ったものの、人はそれほど客観的に自分の気持ちを割り切れない、不合理で不完全な生き物である。そのような2人が出会い、恋愛していくのだから10組あれば10種、100組あれば100種の恋愛があって当然である。

自分はダメ男なので、そんな自分を受け入れて、もっとすごい男になってやろうと、あがき続けてやろうと思った。

 

 

その恋はビジネス的にアウト

その恋はビジネス的にアウト

 

 

リアクション芸が当たり前かと思っていた『グルメ漫画50年史』

グルメ漫画といえば何を思い浮かべるだろう、今では週刊少年ジャンプに連載している『食戟のソーマ』や、少し前に遡れば『中華一番!』などが挙がるだろうか。特にこれらの作品では、実食時のリアクションが目を引く。紙に書かれた料理の美味しさを伝えるべく、食欲と同じ三大欲求である性欲に訴える描写から読者を刺激することもあれば、よりファンタジーの世界を描くこともある。

上記のような近年の手法が目立つため“グルメ漫画はオーバーリアクションを取るもの”と誤解されやすいが、実はグルメ漫画は様々なアプローチが試みられている。本書はそれを10年単位に区切り、黎明期、興隆期、黄金期、多様化の時代、成熟期と、5つの時代に分類している。

本書の面白さは、グルメ漫画の姿を当時の時代背景を元に分析している点にある。高度経済成長や男女雇用機会均等法による女性の社会進出など、現実社会に大きな変化をもたらしていた出来事は、グルメ漫画業界の方向性も都度決定づけてきた。

本書を読めばグルメ漫画の文脈をおさえることができるだろう。あなたが今 好きなグルメ漫画のルーツはどこにあるのか、またあなたが好きだったグルメ漫画のDNAは、現在はどのグルメ漫画が受け継いでいるのか。これらの文脈を理解することで、食のマーケティングさえ可能にするかもしれない。次にどのようなグルメ漫画が登場するのか、もしくはどのような潜在ニーズが社会にあるのか、ぜひ本書を手にとって分析していただきたい。

 

 

グルメ漫画50年史 (星海社新書)

グルメ漫画50年史 (星海社新書)

 

 

 

 

ずっと心に引っかかっている。『人生で大切なたったひとつのこと』

“80年後のある日、あなたが100歳、私が134歳になり、私たちがみなうんざりするほどやさしく、愛情たっぷりになったら、私に短い手紙を書いて、あなたの人生がどうだったかを教えてください。とてもすばらしかったよ。とあなたが書いてくることを願っています。”

著者のジョージ・ソーンダース氏が大学の卒業式で行ったスピーチの一部です。
読者の皆さんなら、これから社会に出る卒業生に対し、どのような「はなむけの言葉」を贈りますか。

著者は自身の人生を振り返って、自分が経験してきたことを卒業生にユーモアたっぷりに説明します。
貧乏をしたこと、好きな子の前で恥をかいたこと、特殊な仕事に就いたことなど、様々なことがあり、その中で「自分が本当に後悔していることは何だったのか。」を振り返るのです。


それは、著者が小学7年生のとき、転校してきた少女がイジメにあい、再び転校していったという経験です。

著者は少女がイジメにあい、侮辱を受け、深く傷ついていること、自分の居場所が無いと感じていること、できることなら消えてしまいたいと思っていることを理解していました。

著者はその子に対して、からかうこともせず、時にはかばったりしたこともあったそうです。
他の同級生よりも、その子に親切に接したそうです。

そして、少女の一家は引っ越していきました。


著者は、その時のことが気になって、未だに心から離れないそうです。
42年経った今でも、その時のことが頭から離れないと言うのです。


「わたしが人生でもっとも後悔しているのは『やさしさがたりなかった』ということです。」


他の同級生よりも親切に接しましたが、それでも後悔しているというのです。

54年間生きてきて、沢山の悲しいことや苦しいことを経験してきたのにも関わらず、人生で最も後悔していることは、その時のことであるというのです。


「目の前で苦しんでいる人がいる。そのときにわたしはどんなふうに応えたのか・・・」

 

大学を卒業し、社会に出ると多くの競争にさらされます。
若い人々は自身が抱えている不安や恐れ、自信の無さに苦しむこともあるかもしれません。
そして、それらは十分に成功し、お金、名声を手にすることで解消されるという間違った思い込みを持ち、生きていく人もいるかもしれません。

著者は自分が大学を卒業してからずっと、成功に固執し、「やさしいひと」になることを後回しにする生き方をしてきたと伝えています。

そして、人生を振り返ると、「やさしいひと」になること以外のことはあまり意味がないと言うのです。

野心を満たすことと同時に、なるべく「やさしさ」から遠ざからないように生きるべきであり、人生は成功よりも「やさしいひと」になることの方に意味があると伝えています。


成功することと同じくらいの思いで、「やさしいひと」を目指してみてはいかがでしょうか。

「人生は、とてもすばらしかったよ。」と言うために。

 

この本は、自分の過去を振り返りながら、2回、3回と繰り返し読むことをおすすめします。

 

人生で大切なたったひとつのこと

人生で大切なたったひとつのこと

 

 

人生はいつもベターの選択。三十路女の生々しい浮気模様『恋のツキ』

主人公の平ワコは彼氏のふうくんと4年付き合い3年同棲中。もうお互いに何も期待はしていないが、一緒にいるのは楽だし、なんとなくそろそろ結婚かなと思っていた。そんな時に出会ったのが趣味があうし、一緒にいて楽しい超タイプの高校1年生のイコくんだった。

高校生のイコくんと結婚に焦る31歳のワコは浮気をしてしまう。イコくんといるのは楽しいが、結婚を考えるとどうしたらいいのか分からない。今を楽しむのか、年齢を考えマンネリ彼氏と結婚するか、、、。

本作品は「このマンガがすごい!2015年」にランクインした『あそびあい』の作者新田章の新作である。『あそびあい』は一言で言うとビッチを描いた作品であるが、色々と考えられる作品でまた生々しく非常に面白い。以前当ブログでも書評が書かれているので合わせて楽しんでいただきたい。

 

bookrev.horiemon.com

 

ガチャガチャも、就活も、恋人も、結婚相手もベストな選択はできない、できることはベターな選択をすることだけだ。そこで生まれた足りない部分とどう折り合いをつけるかが幸せへの道かもしれない。まだまだ続きが気になる作品である。

 

 

脳汁出まくる超名作SFファンタジー『イムリ』

内容がめちゃくちゃ練りこまれていて、めちゃくちゃ面白い超名作SFファンタジー漫画。それが本作品『イムリ』である。「イムリ」「カーマ」「イコル」という3つの民族と「マージ」「ルーン」という2つの惑星での争いを描いたお話だ。

とにかく設定が複雑すぎて説明が難しい。そして説明するとネタバレになる。こういう時はwikipediaに頼るとする。

惑星マージの支配種族「カーマ」は、精神を操作する「侵犯術」を操る呪師を頂点に、奴隷種族「イコル」を最下層とする階層社会を形成している。カーマは長い氷期から脱した隣星ルーンへの再入植を始める。カーマの呪師候補生デュルクは政争に巻き込まれ、反逆者として原住民族「イムリ」の間に逃れる。古代戦争の秘密を知ったデュルクはイムリのカーマに対する抵抗運動に巻き込まれていく。(wikipedia)

全然意味が分からないと思うが、惑星マージには高度な文明を持つカーマと奴隷のイコルが住んでいる。カーマが使う「侵犯術」というのは他人を洗脳することができる能力だ。一方惑星ルーンでイムリは自然と共に生きていた。イムリは特殊な能力や古代兵器を操る。

これらの種族はもともと皆惑星ルーンに住んでいた。ある日成績優秀なカーマ主人公が惑星マージからルーンに留学するとこから話は始まり、政治、民族間争いが起こる。なぜカーマは移り住んだのか、なぜイコルは奴隷となったのか。3つの民族はなぜ別々な生活を営んでいるのか、、、。

本作品は本当に大量の伏線が張り込まれており、2回目、3回目と読むと毎回感じ方が違う。これぞ傑作といったところだ。本当に読んでいて脳汁が止まらない。

最高の作品であることは保証するが、この説明だけではストーリーが理解できないだろう。是非数巻購入いただき読み進めて欲しい。その時にはもう読み止めることはできなくなるのだが。そろそろ本作品の戦争も終焉に向かっている。早く最新巻読みたいなぁ。 

 

HIUメンバーがおすすめするお酒に関する本 6選

 過去に紹介した書評からHIUメンバーがおすすめするお酒に関する本を集めました。

 

日本酒のペアリングがよくわかる本

日本酒のペアリングがよくわかる本

 

bookrev.horiemon.com

 

 

 

酒場図鑑 -酒と肴をとことん楽しむために-

酒場図鑑 -酒と肴をとことん楽しむために-

 


bookrev.horiemon.com

 

 

 

オータ教授の居酒屋ゼミナール―そうだったのか、居酒屋

オータ教授の居酒屋ゼミナール―そうだったのか、居酒屋

 

bookrev.horiemon.com

 

 

 

図解 ワイン一年生 (SANCTUARY BOOKS)

図解 ワイン一年生 (SANCTUARY BOOKS)

 

bookrev.horiemon.com

 

 

 

新バーテンダーズマニュアル

新バーテンダーズマニュアル

 

bookrev.horiemon.com

 

 

 

日本酒ナビゲーター認定講座 講習会テキスト電子書籍版

日本酒ナビゲーター認定講座 講習会テキスト電子書籍版

 

bookrev.horiemon.com

 

あたまがとまってうごけない。 『検索は、するな。』

成功したい。
最もらしい答えが、正解が知りたい。多数決をとって多い方に行きたい。影響力のある著名人と自分の意見が同じであってほしい。今の自分の考えを肯定してほしい。

でも、多数決の答えも著名人の意見も、正解でないことは分かっている。答えなど、どこにもないことなど分かっている。こんなこと、様々なメディアで100回以上、目に、耳にしている。そんなこと分かっている。

それでも、何かにすがりつくように、本を読み、ネットで検索する。何かに追われるように答えを探し続けてしまっている。

本書のタイトル「検索は、するな。」のデザインはまるでGoogleを意識させるかのようである。

著者の安田佳生氏は元・株式会社ワイキューブ代表取締役であり、著書に『千円札は拾うな。』『採用の超プロが教える○○』がある。人材コンサルタントならび、中小企業向けの企業ブランディング支援も行っていたが、2011年に倒産。そして2012年、会社の創業から倒産までを記した『私、社長ではなくなりました。-ワイキューブとの7435日』を出版する。2002年には就職人気企業ランキングで、名だたる大手企業と並んで40位に入ったことのある会社の創業者である。


10/03日の書評にて驚安の殿堂 ドン・キホーテ創業者の安田隆夫氏に触れた。安田隆夫氏は著書にて“「勝利や成功の法則」などはなく、徹底的にお客様の心理を読み取っていき、変化するニーズに対応し続けることが重要である”と主張している。

成功の法則など無い。と。

 bookrev.horiemon.com

 本書で安田佳生氏は“検索は、するな。”と伝えている。

ビジネスというフィールドにおいて「こうすれば必ず上手くいく」という、受験のような普遍的なものなど存在せず、成功の「型」というものも、時代とともに、人ともに変化してしまっている。そして、自分で考えず、他人の意見を鵜呑みにして上手くいったとしても、続きはしない。なぜなら、ビジネスは「再現の連続」であり、「なぜ自分が成功したのか」がわからないのなら、再び成功することはないのだと主張する。

ここに“検索を、するな。”のタイトルの所以がある。

私たちは「検索」はするが考えておらず、ただ「情報」を処理している。考えなければいけない場面で本を読んで考えたつもり。考えてるつもりでネットの記事を読んでいるだけ。考えていない。私たちは「考えること」と、本やネット記事の「情報処理」を一緒くたにしてしまっている。今の自分の問題解決につながっていそうな記事や文章を読んで、考えたつもり。「自分で考えることが重要」という内容の本を読みながら考えたと錯覚する。得た知識や情報をもとに自分で考えることできず、思考が止まり、行動も止まる。それを繰り返し、今の自分の問題の回答を延々と探しまわる。私たちは一つの問題に対し、じっくり腰を据えて考えることができず、本を読み、ネットで検索することを通した「思考停止」してしまっている。

良かれと思って、本を読んで、ネットで検索して、思考が止まる。

安田佳生氏は“答えはすべて自分の頭の中にある。”と説き、“「考える」ということは、答えを導きだすプロセスの中に、その人のオリジナルな感情、哲学、言葉といったものが含まれ、常識を疑い、自分なりの言葉を見つけ出すこと”と定義している。「深く、より深く物事を考え抜く」ことが大事だと。そして、私たちに必要なのは、本を閉じ、スマホを置いて、時間と情報を止めることであり「検索」をやめて、「頭が動き出す時間」を作ること。「情報処理」から「思考」に切り替えること。「検索」をやめることで「思考」を始め、何かを生み出す。それがビジネスや人生において重要なのだと。

本書は、ビジネスや人生を通じて自分で考えることの重要性を説き、「思考の本質」を考えるきっかけをくれる一冊となっている。

 

私もスマホを置いて、パソコンを閉じなければと思うが、10秒も持たないと思う。
落ち着かないのだ。
むむむ
なかなか、思考するのは難しいみたいだ。
なんとかしなければ、、、

私がオヤジになる前に

 

 

検索は、するな。

検索は、するな。

 
千円札は拾うな。

千円札は拾うな。