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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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ロジカルペアリングができるようになる!『日本酒のペアリングがよくわかる本』

 

『日本酒のペアリングがよくわかる本』監修:葉石かおり(シンコーミュージック、2017/6/23)

 

こんなに読者に寄り添ってくれた日本酒の本はこれまでなかった。本書は写真、図、具体例を詰め込みまくり、論理的にペアリングが出来るように落とし込んだ日本酒のペアリング入門書である。

 

本書の内容を紹介する前に日本酒の味4タイプを紹介しておく。まず、日本酒の味を味わいの重さと香りの高さの2指標で分類する。それをフルーティ、熟成、軽快、旨口の4タイプと表現している。これは難しく言うと酒、熟酒、爽酒、醇酒というが、本書の書き方の方が入門には味わいの重さ、香りの高さがイメージしやすく分かりやすい。例えばフルーティタイプなら香りは高く、味わいは軽い。例えば「獺祭」などだ。本書ではこのように、日本酒の具体的な名前を出しイメージしやすくなっている。

 

そして本書の流れは、4タイプの特徴→テイスティング方法→製法→温度帯→にごり酒とテクスチャーとなっている。

 

ペアリングについてだけ少し紹介しよう。酒と料理のペアリングには主に3つの効果がある。A調和、Bマスキング、C相乗効果。
4つのタイプと、3つの効果を理解したならばあとは、以下の手順で論理に基づきペアリングをしていくだけだ。詳細は本書にて。

①味の濃淡を合わせる
②香りの要素を合わせる
③製法を合わせる
④温度帯を合わせる
⑤テクスチャーを合わせる
⑥魚や肉の臭みを包み込む
テイスティングする

 

これまでも色々とお酒に関する本を読んできたが、日本酒では本書が圧倒的に分かりやすく、便利だ。細かな表現を無視し、4つの味の表現しか使わない。例をあげると製法の項目で、濾過をすると味は?→「しっかりする」。6号酵母を使うと香りは?→「控えめ」。本書はこのように本当に管轄に日本酒について学ぶことができる最高の入門書である。