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異質なモノをかけ合わせ、新たなビジネスを生み出す 編集思考 (NewsPicksパブリッシング)
- 作者:佐々木紀彦
- 出版社/メーカー: NewsPicksパブリッシング
- 発売日: 2019/10/04
- メディア: 単行本
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異質なモノをかけ合わせ、新たなビジネスを生み出す 編集思考 (NewsPicksパブリッシング)
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皆さんお金は好きですか?大体な人は好きというはずです。お金があれば大抵のものは買えますから、できるだけ多く欲しいと思われるかもしれません。逆にお金は人を変えしてまう怖いものだと思っておられる方もいるかもしれません。そんな疑問に関して心理学的なアプローチをおこない調べてくれたのがこの本です。
お金があれば自分のために全て使うことが多いはずです。ですが、お金の正しい使い方とは他人のためにお金を使うことなんです。は?と思われた方は多いでしょう。ですが、浪費することによって1番幸福感を得られるのは他人のために何かしてあげることなんです。世界一の投資家ウォーレン・バフェットやマイクロソフトの創業者ビル・ゲイツが巨額の寄付をするというのは理にかなっているわけなんです。
お金を使うならば服やデバイスを買うよりも、何か体験できるもの、もしくは体験するのを助けてくれるモノにお金を使う方が満足度は高いんです。これをみたアパレル好きの方から文句を言われそうですが、心理学的には体験にお金を使った方が満足度は高いんですね。つまりは、旅行だったり何かのアクティビティだったり、アクティビティで使用する道具にお金をかけた方が幸せになれるよってわけなんです。
お金に関する本は沢山あります。何せお金はみんなが欲しがるものですから、出版社も著者もお金の本を沢山出しています。そんな中でもエビデンス・ペーストの本の代表がこの本であると思います。メンタリストDaiGoさんも絶賛する心理学者クラウディア・モハメドさんの著書です。お金の考え方がガラッと変わります。
お金というのは現代益々必要になってきて、お金がなくては生活できない時代になってきました。そんな時代、正しいお金の使い方を知ることであなたもお金に支配されない生活をおくりませんか?興味を持った方はぜひどうぞ。
MIND OVER MONEY 193の心理研究でわかったお金に支配されない13の真実
世界最高のベンチャー企業が集まるシリコンバレー。そこで生み出される数々の優良企業の人材とはこういう人達だった!21世紀を乗りこなす人材はこうやって作られるというのが書かれていた。
STEAM人材。それは、科学、技術、エンジニアリング、アート、数学の頭文字をとったものである。この5つの能力を持ち合わせたもの、または各5つの分野の専門家を同じ箱にいれることで、面白いアイデア、この先を変えていくビジネスができる。
人間の望むものを知り、相手の立場になって考える。そんな共感能力がビジネスに必要になってくる。
著者はスタンフォード大学で博士号を取得したヤング吉原麻里子さん。同じくスタンフォード大学で博士号をとった木島里江さん。これからの教育はこれです。仕事をやる上でも、教育をする上でも、教育をされる上でも、知っていて欲しい全ての人にすすめたい本です。
シリコンバレーから名企業がうまれています。シリコンバレーから学び、日常に落とし込んでほしい。全員が世界を変えれる「イノベーター」です。それを分からせてくれるこの本をぜひどうぞ!
「異なる分野と分野を繋げる人が、いま圧倒的に足りていない」
先日書店をウロウロしていたら、元NHKアナウンサーの堀潤さんがこんなコメントをしているビジネス雑誌の表紙を見かけた。中を読みはしなかったけど、この本を読み終えた際、突然そのことを思い出した。
異なる分野と分野を繋げることが出来ないと、何が起こるのか。
・・・そうか、分断か。
異なる分野と分野とは、何もビジネス界隈に限った話しではない。
貧富の差、民族・出身国の違い、性別・ジェンダーに対する自己認知や他者理解など、人ひとりのアイデンティティや暮らす環境だって、自分と目の前の相手とでは違うのだという意味合いにおいては、異なる分野と分野と言えそうだ。
著者ブレイディみかこさんはイギリス在住の日本人女性、ご主人はアイルランド出身の方。愛息子くんが名門小学校を卒業後に進学する中学校選びの話題から本書はスタートする。
良家の子供たちが通うカトリック中学校に進学するのが自然のように感じる彼が選んだのは、通称「元底辺中学校」と呼ぶ地元の公立中学校。
いざ入学してみると、小学校ではあまり接する機会がなかった様々な背景をもつ学生たち、またそんな多様な子供たちを誇りに思う先生がいる環境の中、数々のエピソードが展開していく。
それらのエピソードが私たちに教えてくれるものを思うと、本書を単に母と息子の葛藤・成長記と紹介するには惜しい。
中学生という多感な時期に、多様さ故に立ちはだかる仲間との壁も、豊かな感受性と自分なりの納得解をもって切り抜ける息子くん。またそんな息子くんの様子を見守りながら、お母さん自身でも、見て・聞いて・感じたことは、イギリス社会のみに限らない、アイデンティティや暮らしの違いからくる「分断」を考えさせられるものばかり。
最近店頭に並ぶ本には、とうとう「一生ものの課題図書」という帯が付き始めたことは、読んで納得である。
本書で度々登場するキーワードに『ポリティカル・コレクトネス』という言葉がある。移民の方が増えてきているとはいえ、単一民族で、海に囲まれた単一国家の日本で暮らす多くの純日本人にとっては、触れる機会が少ないテーマではないかと思う。
後に「人のアイデンティティは一つでなくていい」とお話しされている著者のインタビューに目を通したが、いくつかの要素が重なり成すものが人のアイデンティティであり、自分と違う主義主張をする人たちもその多様さからくるものなのだと教えてくれる人が、社会の変化のスピードに対し圧倒的に足りていないのかもしれない。
ブレイディみかこさんはそんな現代社会でずばり、異なる分野と分野を繋げる人だと感じる。だからこそ、本書は今年よく話題にあがった一冊になったのでは?
ちなみに分断を分断のままにしておくと何が起きるのかに話が及ぶと長くなりそうなので、もしお会いする機会があれば、是非一緒に熱い議論を交わしましょう。
「ビットコインって何なの?」「よくニュースで出てくるキャッシュレスで何が変わったの?」そんな疑問もったことありませんか?そんなお金の疑問をわかりやすく池上彰先生が解説してくれてます!
ビットコイン、キャッシュレスを理解する上で重要になってくる「信用」というキーワード。お金は全て「信用」によって成り立っている。「信用」を語る上での歴史がこの本には書かれています。
はるか昔物々交換が主流だった頃、誰もが欲しがるものを作ろうってことで作られたのが「お金」。それが形を変えながら今に至る。つまり、「お金」は何かを手に入れるための手段に過ぎない。「お金」とは信用なのである。なぜそう言いきれるのか、それはこの本に詳しく書かれています。
元NHK記者であり、現在も様々な執筆活動、テレビ番組での解説をされている池上彰さんが現代で必要な教養であるお金について、信用について、ギャンブル、株式、ブレグジット、様々な面から掘り下げてくれています。これをよればニュースが間違いなく分かり、楽しくなります!
キャッシュレス、ビットコイン、日経平均株価。現代のお金に乗り遅れないように、皆さんもこの本でお金について教養を身につけてください!
開成、麻布、武蔵といえば、東京の御三家と言われる男子私立中高一貫校である。開成高校から東大に進学し、コンサルティング会社に勤務した筆者が、仕事に活きる自らの勉強メソッドをまとめた一冊。
私自身、少し前まで息子の中学受験を考えていたため、(今は色々あって小休止)子供の勉強法として参考になることがあればと思って読んでみた。最短ルートで効率よく勉強できる方法が知りたい、ちょっと安易な動機だったかもしれない。
淡い期待も虚しく、書かれていたのは、『論理の構造化』に関することだった。つまり、文脈を正しく捉え、関係性を理解すること。ロジカルシンキングの基礎、である。
仕事において、初見の情報に出くわした際、講演やセミナーを聞いている時など、国語の論説文を読む時に似た読み方をしているかも、と思い当たる節はある。学生当時、ポイントに線を引きながら読んでいくのは、なんだかテクニックみたいだなと感じたものだが、今となっては、理にかなっていたと思う。
インプットである、『読む』『聞く』。アウトプットである『書く』『話す』。特に【話す】というのは最高の学習訓練であると、当方も共感する。誰に、何を、どのように話すか、ロジカルシンキングの結晶だ。先日とある講演でも、【リーダーには人前で話す場をどんどん与えると良い。話すということは一つひとつが意思決定だ】という話を聞いた。
開成高校弁論部だった筆者は、ディベート訓練を重ねる中で、論理的に読み、聞き、書いて、話すということを徹底的に身に着けていったようだ。
おそらく、小学生にとっても、挙手をして発表するのが、大切な場なのだろうと思った。(学校公開に行くと、張り切って子どもたちが、自分の意見を話す姿が頼もしい)
うちの息子は、ゲーム時間を延長してほしいがゆえに、私が読んだ本を勝手に読んでいることがある。本当に読んでいるかあやしいので、あらすじを確認すると、必死で表紙やはじめにの内容から(多分全部は読めてない)言葉を組み合わせて説明してくれる。動機はともかく、要点を探して人に伝える訓練になっていていいかもなと思う母であった。
勉強は、やっぱり愚直な努力の繰り返しだ。東大に行くのに最短ルートなんてない。勉強法についても親の力量が試されると最近は思う。
近年あまりにも損得勘定ばかり考えるクズが増えている。両親はお金のために結婚し、子供に無駄なことをせずに成績を上げること、お金を稼げと教育する。損得ばかり考えさせられるが人間に大切なのは正しいことをすることである。
例えば、恋愛工学をはじめとしてナンパが流行っているが、損得しか考えていなくてクソである。女性を代替可能なモノ扱いし、セックスをすることで男は小さな承認欲求を満たす。俺は凄いんだと。そんな男はコトがすむとこういう「僕はどうだった?」自分のことしか考えていない。
そもそも人類は社会の中で生きることは難しい生き物である。社会の中、法内で生きることができないため普段はなりすましていきる。法内は合理的であるため動機付けがない。
法外では動機付けがある。つまり、法を超えた世界で仲間意識を高める。そのために古来祭があり無礼講があり仲間意識を高めた。夫婦ではセックスで、合理的でなく相手に贈与し、相手の幸せが自分の幸せであるという、トランス状態になり、相手に委ねることで感情の安全地帯を形成し、法内で生きることを可能にしてきた。
現代ではあまりにもビジネスマインド(笑)で生きる人が増えている。そのためこの損得の外の感覚を知らない人が多い。Twitter1つ見ても損得を考えてツイートしている人は超イケてない。
シラフでなくトランスへ。合理的な交換でなく、贈与へ。自発的でなく、内発的へ。自己中でなく、相手に覚悟して委ねることで幸せな性愛がある。
AIに仕事を奪われるだとか、ディープラーニングとか、ビックデータだとかがバズワードとしてよく使われる。それを知るならまずは統計学について知ろう。本書は統計学について全く知識がない人のための本だ。
本書では統計学がよく使われる、該当調査アンケート結果の整理や、医学の領域での統計学での解析結果など、統計学の凄いところを学べる。そして、テキストマイニングなど最新の解析まで原理をふわっと理解することができる。
なぜ今ビックデータの統計的解析がバズワードとなっているのだろうか。それはITの発展がベースにある。それまで手計算でする必要があった計算が、簡単なソフトで一瞬で計算できるようになった。そのため統計的解析が流行っている。
統計学はどこで役に立っているのか。例えばコレラ菌の原因の調査など病気の原因の調査に使われている。科学的なエビデンスは分からなくても統計的に正しいのであれば対策する必要が出てくる。
例えば、テキストマイニングではAmazonのこれを買っている人はこれを買っています。というおすすめの解析にも使われている。
また、回帰分析は色々な種類があるがどんな分析にはどの解析が適するかや、それぞれの原理もすぐに理解できる。
本書はAIなどに興味がある人の第一歩として非常にオススメである。
意識高いNewsPicksおじさんを誕生させるまでに、影響力を持つようになった経済メディアNewsPicks。
the UPDATEの司会でもおなじみ佐々木紀彦氏による、NewsPicksの経営思想が書かれた本。
親会社であるユーザーベース社の提供するSPEEDAは、企業分析(M&A初期段階における、比較リスト作成等)をあっという間にやれてしまう、化け物みたいなサービスだと感じていた。
その関連会社であるNewsPicksは、コンテンツファーストの非常に面白い企業だ。まず、読者側から課金するサブスクリプションモデルであるため、広告主に依存した体制が生じにくい。次に、テクノロジーがそのコンテンツを支えているということ。自社でしっかりとエンジニアを抱えており、スマホをプラットホームとした経済ソーシャルメディアとして大きく躍進しているようだ。中でも、素人ながら実名でニュースにコメントができる機能はやはり面白く、気づくと意外に見られている嬉しさもある。そして、ベンチマークの一つは、ネットフリックス社とあり、諸々合点がいく。
『セレクト』『コネクト』『プロモート』『エンゲージ』これらは、既存事業を分析する時や、新サービスを考案する時のフレームワークとして使ってみても面白そうだ。特にエンゲージ(=深める)というのは、手間は掛かるけれど、定量ビジネスをやるなら必ず必要な視点だろう。雇用とは企業から見れば、労働力提供サブスクだ。だから、組織でエンゲージメントという概念が広がっているのかもしれない。
異質なモノの組合せ、横串での視点(=編集思考)で思い出すのは、なんといってもソフトバンクの孫正義氏。日々、●●×▲▲×■■の思考訓練を習慣化していると聞く。そして、立てた仮説について、重回帰分析で検証していく技法も、まさに編集思考だと思った。
また、不惑というのは、人生の節目として何か自分を見つめ直すタイミングでもある。本を通して筆者の内省する心や覚悟のようなものも垣間見た気がした。
同世代の人はもちろん、少し上のシニア世代の方たちも、興味を持って読める一冊だと思う。
異質なモノをかけ合わせ、新たなビジネスを生み出す 編集思考 (NewsPicksパブリッシング)
本作は『眠れる森の美女』に登場する悪役『マレフィセント』を主人公としたストーリーである。 前作『マレフィセント』の続編ではあるが、完全なオリジナルストーリーになっている。
美しき最強ヴィランと呼ばれている『マレフィセント』は、真っ黒な衣装に身を包み、一瞬の笑みも見せない。その姿から、邪悪な存在として恐れられていた。
そのため、自分と同じ妖精が暮らすムーア国が、あるものの手により罠にかけられ、滅ぼされそうになったときにまず疑われたのは『マレフィセント』であった。
しかし、本当の『マレフィセント』は、強欲なものから、共に暮らす妖精たちや国を必死に守ろうとする心優しい存在であり、それを上手く表現できない不器用なところを持ち合わせていただけの温かい真心の持ち主であった。
本作では、単なる妖精やファンタジーの世界を表現したかったわけではなく、『マレフィセント』という存在を通して、二つの世界の対立、自分の居場所を巡る葛藤、人の思想や感情によって起きる分断等、現在の社会が反映されたメッセージが込められていたそうだ。
また、メッセージを大衆に伝えたい場合、社会派作品で直球に伝えるよりも、本作のような娯楽作品で伝えるほうが、より多くの人々へ訴えかけることができると言う。
『マレフィセント』は特別な存在ではなく、誰の心の中にも存在する。人生で傷つき、人との違いを感じたり、また何を言われようと自由を求め、前進していく。多様な生き方への尊重を表現しているのだ。