AIに仕事を奪われるだとか、ディープラーニングとか、ビックデータだとかがバズワードとしてよく使われる。それを知るならまずは統計学について知ろう。本書は統計学について全く知識がない人のための本だ。
本書では統計学がよく使われる、該当調査アンケート結果の整理や、医学の領域での統計学での解析結果など、統計学の凄いところを学べる。そして、テキストマイニングなど最新の解析まで原理をふわっと理解することができる。
なぜ今ビックデータの統計的解析がバズワードとなっているのだろうか。それはITの発展がベースにある。それまで手計算でする必要があった計算が、簡単なソフトで一瞬で計算できるようになった。そのため統計的解析が流行っている。
統計学はどこで役に立っているのか。例えばコレラ菌の原因の調査など病気の原因の調査に使われている。科学的なエビデンスは分からなくても統計的に正しいのであれば対策する必要が出てくる。
例えば、テキストマイニングではAmazonのこれを買っている人はこれを買っています。というおすすめの解析にも使われている。
また、回帰分析は色々な種類があるがどんな分析にはどの解析が適するかや、それぞれの原理もすぐに理解できる。
本書はAIなどに興味がある人の第一歩として非常にオススメである。