この本は島田紳助氏がNSC大阪で一度だけ開催された特別講義の内容を記録したものになります。
才能のない若手芸人が売れるための「努力の方法」を教えてくれます。まず自分だけの教科書を作り自分の「おもろい」とは何かを分析していくこと。次に自分たちは誰を笑わせたいのか、どの世代のどの人物なのか、どんなネタを創るのか考えること。昔に流行した漫才も観てその時代で売れた人、ウケた漫才、笑いの移り変わり、その逆の一切変わらない普遍的なものまで徹底的に調べます。
それをⅩ=自分の能力、Y=時代の流れとして「Ⅹ+Y」として公式を創る。売れ続けるためには常に流動的なYに対して自分のⅩをぶつけ続けなければなりません。自分の能力を正確に認識し、世の中の流れを正確に把握すること。それができないと売れ続けることは不可能です。
ある先輩芸人から「どうしたらええねん」と訊かれたとき、紳助氏は「分かりません。僕はあなたじゃないから、あなたのⅩが分からないから」と答えます。
自分の能力とは一体何でしょうか。自分の「Ⅹ+Y」を本書で考えてみましょう。
- 作者: 島田紳助
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2009/09/01
- メディア: 単行本
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