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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】今週読まれた書評【2019/7/14-21】

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稼ぐまちが地方を変える 誰も言わなかった10の鉄則 (NHK出版新書)

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【書評】会社潰したくないなー、誰か潰さない方法を教えてくれよ! 『あの会社はこうして潰れた』

本書は事例をもとに、企業が潰れる要因とその予兆についての傾向やポイントについて言及している。単に利益が確保できなくなるという観点だけでなく、いかにして信用が無くなっていくのかという流れも記載されているので読み取ってもらいたい。

企業が潰れる要因は大きく分けて3つある。まずは社員の不正、財テクの失敗、大口取引先への依存、説明責任の不足などいわゆる会社内部の要因。次に円安、消費増税、消費者ニーズの変化、競合激化など情報に敏感になっていれば対応できるかもしれない要因。そしてリーマン・ショック東日本大震災姉歯ショック、BSE問題など予期することが難しいイベントリスクの要因がある。本書にも出てくるが、イベントリスクの対応はそれまでの予測が通じなくなることもあって難しい。それ以外の問題については変化を恐れず柔軟に対応していくことが企業経営の肝となるだろう。

東日本大震災などイベントリスクが起きることで不景気になったという報道が多くなり、どの企業も業績が悪化したと思っていたが、逆にそういった事象を利用して急成長した会社もある。また、アベノミクスによる円安について、輸入企業は打撃を受けている。あらゆる事象は表裏一体であり、普段から情報を双方向的に仕入れて考える必要性を感じた。

帝国データバンクは1900年創業の民間信用調査会社。その中で本書に関わる帝国データバンク情報部は中小企業の倒産が相次いだ1964年に大蔵省銀行局からの倒産情報提供に応じる形で創設されている。帝国データバンクのホームページを見ると、最近の倒産情報も載っているため興味があれば見てもらいたい。

本書に書いてあることを全部頭に入れていても倒産が避けられないケースは多々あるだろう。企業の倒産には複雑な要素が絡み合っているからだ。しかし、それでも本書を読むことで会社内部をチェックする重要性や、市場の変化を感じ取る情報収集の大事さは実感できると思う。私も変化を恐れずに対応していきたい。

【書評】理不尽、不平等というサラリーマンのルールの中で 『課長島耕作』

あなたは“サラリーマン金太郎”と“島耕作”どちらが好きだろうか。私は“島耕作”派である。
なぜ“島耕作”が好きなのかと考えると、その圧倒的リアル感ではないだろうか。

作者の弘兼憲史さんは3年間松下電器産業(現:パナソニック)で働き退職して漫画家になったという背景があり、そのためかサラリーマンの憂いがリアルなのだ。まるで人生の縮図でもあるかのように思える。

人間働いていると理不尽に合う。自分ではコントロールできないことに巻き込まれる。理不尽、不平等、不公平、、、世の中とは思い通りにいかないことで溢れている。その時あなたは一体どういった行動をとるのか。会社を辞める人もいれば残る人もいるだろう。それはどちらでも構わない。

島耕作”という漫画は、理不尽はどこにいってもあるものであり逃げるよりも上手く対応してみてはどうかという提案である。サッカーにはルールがあり「なんで手を使ってはいけないんだ!手を使ってボールをゴールにいれたら良いじゃないか!こんなのおかしい!」というのであれば、そもそもサッカーを辞めればいい。

人間が作る世の中のルールとは理不尽、不公平、不平等ということである。今、社会人になって戸惑っている人間にこの漫画を贈りたい。気付いてほしい。私たちは理不尽、不平等というルールの上でプレイしているのだ。「誰よりも結果を出しているのに評価されないなんて間違っている!」「こんな世の中おかしい!」そう、世の中はおかしいのだ。ルールに文句を言い続けるか、そのルールに則ってプレイするのかは選べばいい。

自己啓発本を読んで夢を見ることよりも、理不尽な現実で戦うあなたにこのマンガをおすすめする。 

【書評】会社潰したくないなー、誰か潰さない方法を教えてくれよ! 『あの会社はこうして潰れた』

本書は事例をもとに、企業が潰れる要因とその予兆についての傾向やポイントについて言及している。単に利益が確保できなくなるという観点だけでなく、いかにして信用が無くなっていくのかという流れも記載されているので読み取ってもらいたい。

企業が潰れる要因は大きく分けて3つある。まずは社員の不正、財テクの失敗、大口取引先への依存、説明責任の不足などいわゆる会社内部の要因。次に円安、消費増税、消費者ニーズの変化、競合激化など情報に敏感になっていれば対応できるかもしれない要因。そしてリーマン・ショック東日本大震災姉歯ショック、BSE問題など予期することが難しいイベントリスクの要因がある。本書にも出てくるが、イベントリスクの対応はそれまでの予測が通じなくなることもあって難しい。それ以外の問題については変化を恐れず柔軟に対応していくことが企業経営の肝となるだろう。

東日本大震災などイベントリスクが起きることで不景気になったという報道が多くなり、どの企業も業績が悪化したと思っていたが、逆にそういった事象を利用して急成長した会社もある。また、アベノミクスによる円安について、輸入企業は打撃を受けている。あらゆる事象は表裏一体であり、普段から情報を双方向的に仕入れて考える必要性を感じた。

帝国データバンクは1900年創業の民間信用調査会社。その中で本書に関わる帝国データバンク情報部は中小企業の倒産が相次いだ1964年に大蔵省銀行局からの倒産情報提供に応じる形で創設されている。帝国データバンクのホームページを見ると、最近の倒産情報も載っているため興味があれば見てもらいたい。

本書に書いてあることを全部頭に入れていても倒産が避けられないケースは多々あるだろう。企業の倒産には複雑な要素が絡み合っているからだ。しかし、それでも本書を読むことで会社内部をチェックする重要性や、市場の変化を感じ取る情報収集の大事さは実感できると思う。私も変化を恐れずに対応していきたい。

【書評】競争から降りなければ何も始めることができない。『嫌われる勇気』

様々な成功法則の本を読んできた。読んだことがある人なら共通項があることに気づくと思うがその根底は「利他」ではないだろうか。どれだけ相手のニーズをつかみそれを満たせるのか。どれだけ相手を喜ばせるか。どれだけgive(与える)できるか。

問題はなぜそのような行動ができないのか?ということである。本を読んでもそういう人になれないことは多くの書物を読んでも少しもまともになれない私が保証する。

この問題を少し解決するのに役立つのが本書である。私たちは少なからず向上心を持っている反面、普通でいることを極端に拒み、誰かと比較して少しでも優位にいたいという願望が少なからずある。

だが、人に認められたい、比較して優位に立ちたいという競争の中にいると利他すべき他人は競争相手となり敵になってしまう。敵と思っている相手のために行動できる人間はいない。敵にできるのは攻撃のみである。

ならどうするか。それは競争から降りて他人を仲間だと思うことである。自分を特別な人間ではなく普通の人間であり、全体の一部と認識することである。他人を仲間と思えるなら手助けもできる。特別を目指さないのであれば自分のことではなく他人の成功のために自分の力を存分に使うことができる。

他人を成功させることが仕事にも関わらず、特別になりたいがために自分の成功を優先させてしまう。

他者に貢献し続けるとは競争から降りなければ始まらない。他者を敵とみなしていれば貢献し続けることはできない。だが、それは自己犠牲を強いることではない。「犠牲なき献身こそ奉仕である。」ナイチンゲールの言葉を読者に贈る。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

【書評】長年自分を磨き続けてきた人の輝きや、挑戦し続ける人生のカッコよさを体現する人に出会えることは、幸運なこと『苦しかったときの話をしようか~ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」~』

本書は、就活を迎える著者の長女に向けて、社会人としてのキャリアをどう成功させていくのか、また人生を輝かせて自分らしく生きるための本質的な原則について書かれたものである。

著者はP&Gに入社後「パンテーン」や「ヴィダルサスーン」のブランドマネージャーとして活躍し、その後USJでは、数年で劇的に経営再建した。そして自由を手にいれるために、マーケティング精鋭集団「株式会社 刀」を起業した。

このような華々しい活躍の裏にも、多くの苦悩があり、劣等感に襲われ、自己評価が極限に低くなった時期も何度もあったという。その当時の話が赤裸々に綴られている。

同期の中で最速でブランドマネージャーとして昇進したものの、いきなり最初の仕事で地獄を見たり、日本人としては稀なアメリカのP&G世界本社へと赴任した際には、誰もが希望するポストを得たために「いじめ」にもあったそうだ。

しかし、自分の環境を変えて自分を追い込むことで、飛躍的に成長することができ、結果として自分の知らない面白い世界がみれるのだ。そして、そのように長年自分を磨き続けてきた人の輝きや、挑戦し続ける人生のカッコよさを体現する人に出会えることは、幸運だと著者は言う。

また挑戦しなければ、成長しなく、結果としてどんどん弱くなり、誰かの奴隷になることが避けられない人生になってしまう。そうならないための方法として、著者の経験から本書では以下について詳しく説明している。

・やりたいことがわからない理由
・強みをみつけるエクササイズ
・自分の弱さと向き合うには
・人が不安になるその正体
・自分をブランド化する方法など

元々本書は、著者が自分の子供がキャリアの判断に困ったときのための虎の巻として、一年以上かけて書きためたものであったため、世に出すことを躊躇したそうだ。しかし、担当編集者が原稿を読み涙した。この内容は、キャリアや人生について悩むすべての人のために役立つものであり、本書をきっかけに未来が明るくなることを願って出版された。 

【書評】人間は他人と合せようとして、自分の3/4を失う『まんが 幸福について 』

「もっと自分自身に意識を傾けなさい、キミにとっての幸福はそこにある」

わたくし続木は、突然「幸せな大人になるための研究家」になりたくなって、この本を読んでみたんです。

マンガですけど。

で、人が「幸福になるための条件」が解ったんです。

それは、「人の幸不幸は、知らない私の影響下にある」

では、「知らない私」について説明しますね。

私達って普段、自分の事や自分のあり方をあまり意識しないですよね。

自分のあり方=人柄 なんだそうです。

多くの人は「どうゆう人柄になるか」を意識してないので、この人柄が「知らない私」。

つまり、

①人間が幸福になるためには「人柄」が重要であること。

②人柄は、他人が奪うことは出来ず、外部の変化にも影響されない。

③人柄を基にした主観的な現実が変われば世界が変わる。

つまり、幸せかどうかは自分がどう思うかだけ、主観の影響下にあります。

詳しくはネタバレするので避けますが、人柄は磨くことが出来ます。

最後に哲学者のショーペンハウアーが若き女性に心理を語ったシーンを見てみましょう。

「我々の人生は戦いで、常に危険と攻撃が襲ってくる。この戦いに勝つには、勇気と気迫、そして常に運命が切ったカードで勝負することだ。」

そういえば私、「メ〇の魔力」の自己分析が終わっていませんでした。

死ぬ前で良かったですねと自分を褒めましょう(笑)  

幸福について (まんが学術文庫)

幸福について (まんが学術文庫)

【書評】生産性のまとめ本、ちょう勉強になる。『最速で課題を解決する 逆算思考 』

『逆算思考』つまり、まずはゴールを定め、ゴールまでを最短距離で進むこと。本書は仕事の生産性を高めるための技術がまとまった非常に勉強になる一冊だ。

ある日仕事が降ってきたとする。
①すぐに着手する。
②ゴールを考える。
③やるかどうか考える。
あなたはどれだろうか。そもそも、着手しないだろうか。
生産性が最も高いのはやるかどうか考えることだ、そして、やるのならゴールを考えることが重要だ。必要のない仕事はやらない方が生産性が上がるという観点。時間をかけてもまずはゴールを見据えて最短距離で、モレなく、ダブりなく仕事をすることが重要というのがこの本でのメインの話である。

さて、本書は評者がタイトルで示した通り、生産性に関するまとめ本である。『逆算思考』に必要な、計画の立て方、仮説の立て方、計画の立て方、アイデアの広げ方、そして最後には事例も多く紹介されている。文献も豊富だ。

本書は開発や研究など仮説を立てて、実行していく仕事をしている人全てに役にたつだろう。色々な手法がわかりやすくまとまっているため、手元に置いて時折参考するように使っても良いかもしれない。めちゃくちゃ勉強になった一冊だ。 

最速で課題を解決する 逆算思考

最速で課題を解決する 逆算思考

【書評】女性を触るとき『触れることの科学』

男性の読者の皆様は女性にどう触れていますか?触れる際に何か気を付けていることはありますか?このことを考えるには“皮膚”という触覚器を考えなければいけません。

触覚が優れている点は、優しく(適切な速度でのみ)撫でられるのを好む傾向を持つこと、そして脳には感情的な身体的接触に特化した中枢があるということです。これは身体的接触によって感情が伝わるということを意味します。

目的とする感情(怒り、恐怖、嫌悪、愛情、感謝など)を5秒間相手に触れるという行為で伝えるという研究では、困惑、嫉妬などは伝わらず、愛情、感謝、同情はそれらよりもはるかに高い確率で相手に解読されたとある。

また触れられたことによって感じる身体的な温かさとそこから惹起される感情も関係がある。ごく短い間、手の皮膚に身体的な温かさを感じた経験は、実際に対人的な温かさの印象を喚起するという研究もある。

私たち男性は女性に触れるとき、それは感情を伝える機会であると知っておかなければならない。クラブで女性に触れることがあればそこからもう勝負は始まっているのだ。本書は他にセクシャルタッチとしてオーガズムの仕組みも説明してある。ぜひ一読を!※セクハラはやめてください。信頼関係の無い方からの身体的接触は身の危険を感じさせます。

さぁ、次のクラブが楽しみだ!!

触れることの科学: なぜ感じるのか どう感じるのか

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